
こんにちは、ありぞにあんです。
先日学生生活最後のプレゼンテーションを終え、残るはテスト2つのみとなりました!
僕の専攻がビジネスマネジメントということで、プレゼンはほとんど、チームでチーム(会社やスポーツチーム)やその業界についてのプレゼンテーションをすることがほとんどです。
今学期、ほとんどのクラスでプレゼンがありましたが、その全てで、
テスラについてのプレゼンをするチームがいました。
テスラは2003年にできたまだ新しいブランドですが(アメリカの会社です)。
社長さんは
Paypalなどの会社の設立に携わったElon Muskさん。
いやー、すごい人だ。
テスラは
EVのみを製造し、現在まだ
2種類の車しか製造していません。
Tesla ロードスターとModel Sのみです。
(ロードスターはもう生産終了しています。)
テスラのミッションは、簡単に言えば、
これからのEVの時代を切り開いていき、ゆくゆくは誰もが買うことのできる、実用性のあるEVを製造していくこと。
最近僕自身も、モデルSをよく見かけるようになりました。
しかしなんといっても
高いんですよこの車。
モデルSのベースモデルが600万~700万。
しかし富裕層には物凄くウケているようで、
カスタマーレビューは
99点。
モータートレンドという雑誌の
カーオブザイヤー2013にも選ばれています。
魅力は
安全性能、そしてEVであること、300マイルは一回の充電で走れる。
そして速い。
なんたってトルクが半端ないようです。
中には
17インチのタッチパネル液晶画面付き。
トランクスペースには
補助席まで。
エンジンがありませんからボンネットの中にも荷物を入れられます。
しかし、高い。
さっきテスラのミッションは”誰もが買えるEVを製造していくこと”だって言ったジャーン!
実際にテスラは2003年に設立以来、ロードスター販売時は
赤字続き。
政府のローンによって経営をしてきて、モデルSの好調により、ローンは完済、
最近になって利益を出し始めてきた、という段階のようです。
ですので、これから先、さらに利益を出し、徐々に徐々に価格を下げていく、
そういった考えの様です。
目標としては、300万円、BMW3シリーズや、Audi A4といった価格帯を狙っているそうです。
そして、先日、次のモデル、
Tesla Model Xが発表されました。
今度は
SUVです。
これまたユニーク。
まずはこの、
ファルコンウイングドア。
こちらが動画です。
いやー、Innovationですね~。
デザインはモデルSと同じ系統ですが、なんだかイマイチな気もしなくもないですが。。。
しかしこれまたかなりの注目を集めているようです。
と、ここまではテスラすげー!!!(; ・`д・´)
ということしか書いていませんが、
色々と問題もあります。
(なんだかクラスの論文やプレゼンテーションのようになってきてしまいましたが、どうかお付き合いを・・・(;'∀'))
まずは、最近起きた3件の
発火事故。
火が出るんですよ!!こわいですよねー。
ちょっと乗り上げちゃってバッテリーの損傷?で簡単に火がぼわっと!!( ゚Д゚)
これによりテスラの
株価は急落。
しかし実際に事故にあった本人は、
”もう一台買うよ\(^o^)/”
といった態度で、評価が落ちているようには見えません。
そしてもう一つ。
テスラはディーラーというものが存在しないんです。
ショールームがあり、まぁディーラーみたいなものなのですが、そこに展示してある車を見ることは可能ですが、試乗は定期的に地域ごとに行っているイベントでのみ。
実際、僕が住んでいる近くの高級モールの中にもテスラのショールームがあって、行ったことがあります。
イメージとしては、アップルストアの車版のような感じでしょうか。
そして注文はオンラインでし、車は自宅までお届け。
少し日本に似たシステムですかね?
が、しかーーーし!!!!
これがアメリカでは大問題!!!
アメリカのディーラーといったら
こんな感じですねー。
広大な有り余った土地を使い、たくさんの在庫を抱え、買ってその場で乗って帰ることもできちゃう、そういったところなんです。
アメリカでのカーディーラーは、基本的には
メーカーからライセンシングされたディーラー会社がお客さんに車を売る、といった形です。
メーカーとお客さんの直接の関わりを推進しないような、形態なんです。
つまり、カーディーラー会社Aがホンダ、トヨタ、ヒュンダイの三社からライセンシングしてもらえた場合には、会社Aが、ホンダ、トヨタ、ヒュンダイ、それぞれのディーラーを経営することができるのです。
つまり、同じホンダディーラーでも、全く違う会社によって、経営されているのです。
なのでメーカーは許可を出したディーラーの管理を物凄く厳しくし、
例えば、
トイレの位置から便器の数までを徹底的に指示しているそうです。
車社会であるアメリカならではシステムですよね。
つまり今テスラがしていることは、車業界としてはタブーなことなんです。
ということで、他のメーカーはこぞって
大金を払い、そういった、バイヤーにメーカーが車を直接売ってはいけない、というような法律を州ごとに制定するよう、働きかけているそうです。
今のところは、テスラもそのような周りからの圧力を上手く回避しながらなんとかやっているようですが、
これから先何か大きな変化がある可能性も高いでしょう。
これからが見ものですね!!!
きっと日本にも近い将来テスラが進出することもあるでしょうから、
そのときには、あーそういえば、テスラってこんなんだったんだなぁと思って少しでも思っていただければ、と思います!
長々と失礼致しました<(_ _)>
Posted at 2013/12/06 17:49:00 | |
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