2006年11月08日
さて、旧オーナーになってしまったZ4だが、コメントを見て頂いている方もいるみたいなので、続けていきたいと思う。
本日3回目はエクステリアについて。
【オープンカーだからこそ・・】
さて、これまで走りの魅力についてのインプレッションしてきたが、やはり全てが専用に作ったS2000の走りに対するこだわり(魅力)は相当高いし、人馬一体とはよくマツダのロードスターに使われる言葉だが、S2000の場合、その「馬」がサラブレッドなのである。その馬を乗りこなすのは難しいが、それがスポーツの面白さなのである。そして、S2000にはその「スポーツ」してる感が充分に伝わる車である。
しかしである。私は競馬ファンではないが、サラブレッドはその筋肉や毛並み、風貌も超一流。見るだけでも競馬ファンならずとも、「すごさ」が伝わる「オーラ」がある。
さて、車に話を戻そう。S2000とZ4を見た時に、サラブレッドであるのはZ4なのである。
S2000はどこか筋肉がないと言うべきか、キャラクターラインなるものが無いのである。これはS2000に限らず、日本車全体的に言えることであるが、目を釘付けにするようなデザインがこれとてない。マイナーチェンジで少しその辺が改善されたようで、魅力的なカラーが増えたりして、なかなか良いなっと思った。
Z4はライン一つ一つが巧みにデザインされており、その彫刻で削りだしたようなボディーデザインは、好き嫌い別にして、誰もが「おっ!」と思うに違いない。低く構えたキドニーグリルから伸びる長いロングノーズにAピラーからボディー下部に落ちる面の造形など見事である。そして間接証明を用いたサイドターンインジケータ。そしてなによりボディーカラー・シートカラー・インテリアカラー・ソフトトップカラーから色を組み合わすことができ、その組み合わせで個人を演出し、主張することができる。それには長い納期を待つことになるが・・。
これがBMWのブランドイメージに一役も二役も買っているのであろう。よく外車は「高い」と聞く。確かに同じようなスペックでも国産車より100万以上高い。しかし私はこれはデザインにかけるお金だと思って納得し、購入する。これがブランドなのだから。
それでなくてもオープンカーと言う乗り物は、まだこの日本では浮いた存在。ご近所から冷たい目で見られることも確かだ。車は走れば良いという人はオープンカーに乗ろうとは思わないだろう。そういった意味ではS2000は外見に派手さがないので、街では人目を気にせず、乗りやすいと思う。
だが、一度ボタンを押せば両車12秒足らずで、無限の開放感を手に入れる乗り物である。当然オープンカーとは外からも丸見え。また目に付きやすい乗り物である。格好付けないワケにはいかない。
ドライブ日和にはちょっと服装もカッコつけて、クールに乗るのも悪くない。そして、こいつで常識ある運転をすると、実にカッコ良いのである。時にはワインディングに持ち込んでも、ついて行ける足もある。ストレートシックスのサウンドを響かせながら、ワインディングを疾走する姿は、絵になる。オープンこその楽しみ方ではないかと思う。
今日も車を降り、一人で振り返り、なぜか笑みを浮かべ、うなずく自分がいる・・
Posted at 2006/11/08 23:27:18 | |
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