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2013年10月06日

プリウス30が極端にうるさくなる!!その驚愕の条件と実測値

プリウス30が極端にうるさくなる!!その驚愕の条件と実測値 ブログの初稿から何だかプリウス嫌い?みたいに厳しい書き方になっちゃいました。

でも、そうではなくて私はプリウス愛好家ですし、『ニッサンが勝負を賭けた20世紀最後のV6!として誉れ高かった名エンジンのVQ30DE搭載セフィーロ』と同じ良い素質があるのに・・・活かせてないのがもったいないからなんです(^^;

ウィンダム/クラウン・スーパーチャージャ/MKⅡ3兄弟・・・と試乗と対比してイマイチだったので、発売後すぐ試乗してVQ30に決めたんですが、あのデビュー直後と同じほどの良い素質を2代目・3代目プリウスには感じるだけに。。ハイブリッドにかかるコストの犠牲になってホントーの性能を出させてもらえないプリウスって可哀想な車だなぁって感じです(笑)

プリウスの車内騒音ってどのくらい変化してると思います?

周辺環境と走行バッテリーが空に近いか?で大きく影響されますが・・・なんと

信号待ち停車:アイドリング停止との比較でピーク35db(デシベル=3000倍:うるさーいって工場の騒音に近いとき)~23db(200倍:割と静かなとき)

こんなに激しいバラツキをロガー測定器で実測したのです。

でも不安を煽るためじゃないので、正確な情報を書きますね。

これは全ての現行プリウスでは無く、カー雑誌で有名な方々の大半からインプレッションで酷評された『ZVW30前期の値』ですので、いまさらですが 『後期モデルは酷評されまくった反省?で、まるで別の車!』 だそうです

ボディ剛性もスポット溶接増し強化部品を追加して、サスペンションの構造改良でガタガタ道でもブルブル震えなくなり(ボディ共振と振動スパン範囲がロードノイズに積み重なって大きかったのが改良されたって意味です)、乗り心地も全然ちがう車となり、静粛性は 『トヨタいわく 遮音材・吸音材を増やして対策しました!』で、まったく違う!とのこと(前期プリウス乗りは涙)

評論家が口をそろえて静かで乗り心地もブルブル振動も減った!と 誰の耳にもわかる静粛性ってことは、おそらく前期プリウスよりも後期モデルは-9db(1/8)~-12db(1/16)の静粛性改善されてるんじゃないか!?と推察できます。 
 
ここで耳慣れない用語(db:デシベル)って何? って方も多いと思いますので、こちらでわかりやすく説明されてますので、ザッとご覧ください。
 デシベルの話・・・・・・まぁ人間の耳はあいまいなので、10倍音量が違って、やっと2倍に感じるのを上手くあらわす対数単位だ! くらいで良いです。

 もっとも多用するため暗記すべき単位は 『3dbごとに2倍のエネルギー比である』 と言う点と、『10dbは10倍、20dbが100倍、30dbで1000倍』と覚えておくと、対策指標や 材料コスト(予算から生じる妥協と性能のコスパ検討)しやすくなります。

もう少し詳しく知りたいかたは
 
騒音とはなにか・・・をご覧ください。。この中で【定常騒音:車外の周囲騒音対策=ドアや室内フロアへの静音化で割と効果が出やすい】タイプの騒音と、【変動騒音:これは車の移動にともなって変化するロードノイズ・エンジンノイズ = 制振・遮音・吸音とは変動騒音のピークの山を小さく滑らかにすること】 になり、この2つが重要です。

なおこのメーカー資料は 『出てしまった騒音を測定することに絞った説明ですので、先人の方々が肌で御存知の 『振動源対策、共振・共鳴』 や、さらに先の 『輻輳、伝送経路反射による倍音ノイズ発生(一部がビビリ音)』までは解説されてませんが、測定器メーカーなので 『出てしまった騒音を定量測定する』 体系説明と見てください。

横道にそれましたが、前期・後期の車体構造の違いが静粛性も乗り心地も変えてる報告をご覧くださいませ。

1)自動車評論家: 日下部保雄さん 後期プリウスのインプレッション
↑↑↑
ページの1/3くらいから、オジチャマの頭がみえる写真の下から
 『従来のプリウスでは走行中にロードノイズが大きく・・・』 から構造の違いを述べられてますので、前期を改良するポイントとして参考になります。

2)自動車評論家:青山尚暉さん 後期プリウスのインプレッション
↑↑↑
ページの4段落目から 『まずはスポット増しなどによるボディ剛性の強化・・・』も読んでみてください。

後期モデルの方は、私が今後測定して公開するデータよりも-10db小さい(騒音レベルが1/10・・・聴感にして半分)静かさだーー! と見てやってください(笑)

この測定が契機となって、私もみんカラ見るだけじゃなくて、情報発信する側にまわって、この実態と有効対策を公開すれば、プリウス前期を長く乗ってたら必ず感じる不満解消につながるんじゃないかなぁ! と思い参入しました。 ww

最大の騒音が発生しやすいのは、以下の条件が整ったときに起こりやすいようです。
  ほかにも 【登坂でアクセル開度が大きいとき】は確認してますが、街乗り・平地走行が多いので、こちらはエンジン音の静穏化対策に分類できるので除いてます。

①車速が速い上に交通量の多い2~3車線道路の信号待ちからの発進。

②このときスポーツバイクや迷惑レベルの大騒音マフラー車が近くに停車していて前後左右の車両が多い時(周りの音まで車内にこもって積み重なる)

③走行バッテリーが空に近くて、走行を始めるとエンジンが走行と走行バッテリー充電表示されてるとき(エンジンには最大負荷がかかり、モーターによるパワー・アシストがゼロのとき)

①②は車外からの周囲雑音の影響を激しく受けていることを示し、サイドドアやエンジンルーム空隙、下回りからのまわり込み騒音が約10db(静止時比:10倍の音圧エネルギー比) + 前期プリウスは時速60km近辺までで約+23~25dbのロードノイズ) が重畳ノイズ状態となってると思われます。
※重畳ノイズ : ノイズが積み重なった状態を言います。

従来のデッドニングとは、いわば受動的な経験則が断片的な対策の連続というか・・・ドアパネルはコレが有効だった! 下回りはコレだった!的で、結果オーライのツギハギ的な感じがしましたし、昔は私もそうでした(笑)

ノイズ対策するには、発生源対策とノイズダンプ、共振・ビビリ音対策、空隙遮断が必要ですし、面状・線状・点状の使い分けに加えて、構造設計上の梁方向と縦横の梁強化(メッシュ対策)が強烈に効果を発揮します。

デッドニング材料そのものも既に買っちゃって、イザやろうかな~ でも敵がノイズである以上は全体像の分析してからやらないと・・・施工を場当たり的に対策していくと次から次へと金食い虫になるから予算いくらあったら良いかわからないなぁー

こんな感じで、チョー静穏化プリウスに変身させようとしてるのですが、対策前分析キッチリやって、できるかぎり発生部位を前もって特定し、ベストで手戻りの無い作業の段取り作戦を考えています。

遠大なテーマだぁーと想像より遥かに手間かかるのにあらためて絶句し・・・敵状視察ならぬ使用前分析をやってから使用後の比較データを公開すれば、今後やる人には絶対役立つので、測定・ヒネッた工夫・評価法づくりに試行錯誤してます(笑)

画像は信号停車待ちでの前期Gグレードの車内騒音値ですが、GでさえコレですのでS、Lの方は更に悪い可能性大です。

どんな測定してたか? 以下に参考写真を掲げますが、単なる騒音計測定と違って

『ある一点の測定値だけでは、定点観測値 であり、対策後の効果と比べるときに必要になるのは、同じ天候、同じ路面、同じアクセル開度での加速や一定速まで統一するだけでも大変ですが、周囲雑音レベル(前出の定常騒音)に伴なって測定db値も増減するため、定点観測値どうしのdb比較は、移動する車の車内変動騒音=定常騒音を含むでは意味をなさない!』 からです。
※dbは相対値であるため、絶対値dbを現わすdbm(デシベル・ミリワット)やdbV(デシベル・ボルト)に対する相対dbは単純な足し算・引き算(絶対値 ± 相対値=絶対値)なので電子回路の設計シーンでは多用しますが、単なるdbどうしの場合では(相対値 ± 相対値=??いったい騒音がどれくらいかわからず・・・イミが無い)ので、定常騒音を加味した10*log10(倍率)で対数計算しなおさねばなりませんが・・・めんどくさいです(笑) 

変動騒音での静穏化が使用前・使用後の比較で意味があるのは・・・定常騒音を含んだ停車中から実走行時に1秒2回以上のサンプリング測定結果を記録した『線上グラフ』を自動作成し、静穏対策後にほぼ同じ条件で測定しなおした『線上グラフ』
どうしで比較すると。。誤差は含まれるが改善傾向値としての『定性観測と比較』が有効です。。

難しいウンチク語ってしまってスイマセン。。でも静音化にはコスト投資が結構まとまった出費するのに・・・正確な評価法すら普及してないので本気で考えたい人・対策したい前期30プリウスユーザーのために書きます。

なお冒頭のVQ30エンジンと超静音化プリウスへの道は暗に関係があり、ニッサンVQエンジンデビュー時のトヨタは1G/1J系の『直6エンジンじゃなきゃ高級車の静粛性が確保できない!』が当時の車の業界セオリーでしたし、『エンジン振動や騒音面で高級車にV6は不利!』と言われてたのに、VQエンジンがトヨタ直6カーを上回る静粛性と快適性+トヨタの上級車より2割以上の低燃費を達成していました。

 この時のエンジン騒音と振動を決定的に抑えるのは『エンジンマウントが重要』とトヨタも見習い、今やトヨタ車もすべてV6!!
 クラウンHYBRIDに至ってはなんと6気筒じゃなく4気筒なのに静か!

 プリウスと同排気量のレクサス4気筒のハイブリッド1.8リッターはレクサスらしい静粛性・・・その重要なキーとはエンジンマウントであり、『ある廉価な素材をDIYか? カーショップへの持ち込み取付けしてもらえれば・・・激変する可能性が大』 だから! です。

なぜニッサンVQ例(振動と静粛性に不利と言われてたV6)とプリウスが似てるのか?=トヨタもニッサンに見習った手法ってのは、我々も過去のメーカー同士の技術革新に見習えば、超静音化プリウスという野望に有効だから! なんですねぇ
ブログ一覧 | プリウス30 静穏化 | 日記
Posted at 2013/10/06 08:58:28

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