
さて、昨日の予告通り、ノルマンディーに行った時のことを書こう。ここで、戦争が正しいとかダメとかそんなことを書くつもりはない。結局、そんなことは、戦場で実際に戦った者しか分からないだろうから・・・(こんなネタを書くと誤解されそうなので、私が戦争絶対否定論者でないことだけは付け加えておきたい。)
日本人でここを訪れるのは少ないだろうが、お薦めの場所だ。どんな戦争記念館や博物館よりも記憶に残ると思う。ああいった類の記念館では、過度に戦争の悲惨さばかりを強調していたり、あるいは、逆に戦争というものをオブラートに包んでよく分からなくしてしまっているのが大半ではなかろうか?
ノルマンディーでは自然な姿だけを見ることが出き、人為的なものがあまり加わらないので、一度は訪れる価値があると思う。
パリで、外国人向けのフランス内のツアーを行っている旅行会社がいくつかあるのでそこで申し込むといいだろう。日帰りから数泊するものまで多彩だ。日本人向けのツアーもかなりあるが、ノルマンディーなんて行く日本人は少ないから、ガイドは英語を話す人になる。ノルマンディーのツアーは朝早くにパリを出て、夕方に帰る日帰りツアーだ。
当日、集合場所に行ったら、カナダ人の若い女性、アメリカ人の熟年夫婦、イギリス人の老夫婦。まぁ、日本人は当然私だけ・・・なんと、ノルマンディー上陸作戦に参加した連合国がそろってしまったではないか(驚)さらに驚いたことにイギリス人老夫婦の夫は実際にノルマンディー上陸作戦に参加したというのだ。このおじいさん大変おしゃべりがお好きな方で、「なんだ、今日のツアーにはドイツ人はいないのか?」な~んて、ジョークを言う始末。
いくつか訪れたのだが、今回はその中でも特に印象深かった二つの場所を紹介しよう。今回はそのうちの一つ。「オマハビーチ」
「オマハビーチ」は、まさにプライベートライアンの冒頭の上陸シーンの地だ。上陸したアメリカ軍兵士の約50%が死傷したノルマンディーの激戦地だ。
当日は、とても天気がよく、気持ちのいい風が吹いていた。
今は、当時の戦場は草が生えているが、トーチカがいくつか残っている。当たり前だが、トーチカは馬鹿みたいに分厚い。数十センチの壁だ。ここに機関銃やら大砲でもあったのだろう。
そして、何よりも注目すべきは何十年も経っているにも関わらず、艦砲射撃の跡だろうか、クレーターのように深い穴が無数にあるのだ。深さは、数メートルは最低でもあったと思う。これでは、守る側のドイツ兵も怖くて仕方がなかったのではなかろうか?
目をつぶると、まさにノルマンディ上陸作戦の日に引き戻されて、周りで、兵士たちの怒号、銃声、艦砲射撃の音が聞こえてきそうだ。
崖のようになっているため、海から上陸するのも困難を極めたのも分かるような気がした。
私は文才がないものだから、言葉でうまく表現できないし、写真でもうまく伝わらないだろうから、残念で仕方がないのだが、とにかく、実際に行っていただければ、当時の戦闘の激しさは容易に推測できるのではなかろうか?
政治的に右の立場だろうと、左の立場だろうと何かしら感じると思う。
ですから、是非、一度、オマハビーチへ。(続)
Posted at 2006/06/07 22:08:09 | |
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