今年度のCOTYの結果が発表されましたね。
ま、出来レースなのは毎度周知(笑)のことではありますが、今回はちょっと面白い結果だったので、取り上げてみることに…。
選考委員の投票結果は以下の通りのようですね。
1位 トヨタiQ (トヨタ自動車) 526点
2位 シトロエンC5 (プジョー・シトロエン・ジャポン) 223点
3位 日産GT-R (日産自動車) 201点
4位 アウディA4/A4アバント (アウディジャパン) 180点
5位 ジャガーXF (ジャガー・ランドローバー・ジャパン) 115点
6位 ダイハツ タント (ダイハツ工業) 100点
7位 フィアット500 (フィアット グループ オートモービルズ ジャパン) 90点
8位 ホンダ フリード (本田技研工業) 62点
9位 マツダ アテンザ (マツダ) 60点
10位 スズキ ワゴンR/ワゴンRスティングレー (スズキ) 37点
11位 スバル エクシーガ (富士重工業) 31点
iQが2位以下に大差をつけての圧勝なんですね。
GT-Rはもっと票を集めるかと思いましたが、予想外の結果。
メンテナンスやチューニングなどいろんな縛りの多さがマイナスイメージなんですかね?
ただ、GT-Rはそれでも「MOST ADVANCED TECHNOLOGY賞」を受賞してますが…
「新構造ハイブリッドボディ、2ペダルツインクラッチ、独立型トランスアクスル4WDなど、独自開発の装備に加え、クリーン化とパワーの両立も実現させたスーパーカーであることが評価された。」
↑と受賞理由に語られておりますが、ちょっと苦しい言い訳みたいだなぁ。(笑)
ツインクラッチは三菱のSSTの方が評価が高いし、クレーム修理がかなり多いと聞いてたような。
シトロエンが2位に食い込んだのも予想外。
古いシトロエンは昔から興味があって、「魔法のじゅうたん」と呼ばれるハイドロの乗り味をいつかは試してみたいですね。
DSやSMは無理でも、BXの程度ソコソコで値段がこなれている個体があったらマジで欲しいなぁ…
で、1位のiQ。
受賞理由
「全長3m弱というミニマムなボディに、4人乗りを可能としたパッケージング&デザイン。さらに9エアバッグを装備し、高い安全性と環境への配慮もバランスよく実現した“革新的”なFF車であることが評価された。」
まだ市場にあまり出回ってない車が1位というのに多少強引さと抵抗感は感じるものの、車自体、雑誌を見る限りでは面白そうではありますよね。
ただ受賞理由の「“革新的”なFF車」っていうコメントはどうだろう?
「“革新的”なFF車」っていうのは古くは旧MINIやチンクに与えられた賛辞でありますが、これらとiQが同列に並ぶかっていうと、私的には「うーん…」って感じ。
海外ではスマートとガチンコになりますが、「ホラ、向こうに比べて2人多く乗れるでしょ。」っていう発想でつくられたんじゃぁないかと勘繰ってしまう私。(笑)
「アイデアを借りてきて付加価値つけて売る」のは、昔からトヨタの得意技。
WISHしかり、最近はセグウェイのパクリもんも開発してるみたいだし。
「売れる車」づくりに関してトヨタはすごいと正直思うものの、大きいメーカーならではのある種の傲慢さをそこに感じてしまうんですよね。
先日の奥田元会長の発言にも、その端緒な一例なのでは?
まぁ「COTYの法則」でiQは日本では売れる車にはならないでしょうね。(笑)
コンパクトを志向するなら人は軽自動車に流れるでしょうから。
「VEST VALUE賞」がホンダのフリードというのは、唯一素直に納得。
先代のモビリオなんか出さずに最初からこのデザインで勝負していれば、ホンダもウハウハだったと思うのは、私だけではないでしょう?(笑)
「不夜城」から始まった「車じゃない醜悪なデザイン」からやっとこ脱け出せたんですかね。
みなさまは今回の結果、どんな感じで受け止めましたか?
え、いまさらCOTYは興味ない?
…そんなもんですよね(笑)
Posted at 2008/11/22 23:07:48 | |
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