ごきげんよう。エーミール5でございます。
間が空きましたが、SUVの30年の続きです。
所謂SUVブームの思惑を勘ぐってるわけですが、前回述べたタイヤのほかに思いついたことです。
「各国市場の最大公約数としてSUVに白羽の矢が立った」(のだと思い込んでみました)
グローバルといいつつ、日米欧ですら趣向が異なる車文化。各国・各地域ごとに車種を作っていては商売は成り立ちません。
日本は5ナンバー、幕の内弁当(総花的)、ハイブリッド
北米は大排気量、安楽
EUは走行性能、ディーゼル(最近は黄色信号)
とりわけセダンとMPV(ミニバン)は各国ごとに趣向が違います。
クラウンは、日本でしかウケません。カローラアクシオに至っては日本以外では理解されない車。
5ナンバー枠は日本にしかありません。
カムリ(現行型はともかく)やティアナ(アルティマ)は、北米ではウケても、日欧では・・・。というより大味なセンスがウケない。
ミニバンは、日米欧で売っていたのはプレマシーくらい。走行性能や安全性がどうしても劣るので、EUでは広がらない。
ハイブリッドのプリウスは、北米ではオワコン。EUではPHEVに取られてあまり盛り上がらず。
そんな中、SUVだけ
日本では3ナンバーアレルギーが薄い。ハイブリッド、ディーゼル、大排気量のどれでも受け入れられる。セダンのディスコンとミニバンのマンネリ化に伴う新ネタ。
北米では飽きられつつあるセダン・MPVの代替。
EUでもセダン・クーペに対するオルタナティブとして。高級車の新ネタ。
どんな市場でも稼げる見込みがあるのです。
レクサスのDセグセダンは、IS(欧州向け)、ES(北米向け)、HS(日本向け)になっていた時期もありましたが、RXはどこでも満遍なく稼げる。
SUVは、ある意味車の完成形なんでしょう。
カッコはいいし、走行性能も悪くない。荷物も積める。積雪にも強い。最終的には(道路状況が悪い)発展途上国でも売れる見込みあり。
※かつて我が家のファミリーカーだった先代エクストレイル。ライトエースノアの代わりとして活躍した。
以上です。
次回、「30年」の意味で締めようと思います。
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世迷言 | 日記
Posted at
2018/05/20 12:47:08