こんばんは、ご無沙汰しておりますエーミール5でございます。
2016年の鉄道界の一大ニュースになる北海道新幹線について、さらに掘り下げてみます。
(JR○○は○○と略します)
運賃制度の変更?
①B特急料金が北海道から消滅?
→B特急料金(以下B料金)は北海道と四国にはありません。しかし、北海道の江差線・海峡線は、東日本の津軽線と引き続いて、B料金です。特急白鳥(2002年以前は、はつかり)の直通運転のためです。
新幹線開業後は、特急白鳥が廃止され、江差線も(北海道からすれば)廃止なので、確実に消滅します。
それに伴い、料金表の表記が変わるのではないかと思われます。
②急行料金・寝台料金設定の見直し?
→急行はまなすの廃止に伴う措置として、急行料金の存廃の可否、空文化しつつある寝台料金設定にメスが入るかもしれません。
もうA開放寝台や電車三段式は存在しないので、(事務としては)削除すべきでしょう。
料金表の複雑化が止まらない今、空文の削除は急務です。
ただし、2017年の消費増税に伴い、再度改定があるのでそこで一気に片を付けるのも一考です。
③10往復「だけ」?
→どうやら、経済紙界隈で10往復だけという本数が指摘されているそうです。私は妥当だと考えているので、「しっかり勉強しろ!」と言い返したくなるところですが、指摘する側の気持ちも理解しましょう。
在来線との共有や、貨物列車・・・意外と青函トンネルの「特殊事情」は、なかなか好き者か当事者じゃないとパッとは理解しづらいのもまた現実。(説明するのは面倒くさい)
抜本的に解決したいなら、第二青函か、青函航路の復活などお金がかかります。
でも、誰も金を出すとは言わないのは・・・大変失礼しました!
④485系終焉
→国鉄時代の特急の王様、485系は、これにてお開きです。北海道はもう走りませんし、最後は特急つがるの予備車や、ジョイフルトレインとして余生を過ごすのでしょうが、そう長くはないでしょう。
九州のDo32もラストランを迎えるそうで、「牙城」だった新潟でも「リニューアル編成」の解体が進んでいます。
⑤789系の細かいところ
→お役御免の789系0番台は、道央圏に移り、785系をリプレイスすることは既定路線。でも、スーパーカムイ・すずらん用の1000番台は5両編成・片側2ドア・グリーン車なしに対し、0番台は6両編成・片側1ドア・グリーン車ありと結構な差があります。
2ドア化は準備工事がされているので、確実に実施できますが、問題は「グリーン車」と+1両。サービスアップのため、敢えて変えないのか、仕様統一を優先するかが楽しみです。
⑥東日本+北海道?
→今すぐには論議にはならないでしょうが、JRグループは、再編してもいいのではないかという意見も出てきます。建前として、地域密着サービスの実施を目指し、「分割」民営化が28年前実施されました。
しかし、直通運転には事務等やり取りの煩雑さが絡み、運賃体系も国鉄時代に比べ、「わけがわからない」レベルまで複雑化しています。
また、285系やN700系のように、建前上社籍が異なる車両が出てくるなど、「一緒にやった方が効率よくね?」とも思う節もあります。
全国一社に回帰しろとは言いませんが、少なくとも東日本と北海道は、新幹線札幌延伸後は、合併した方が良いと思います。できれば、西日本と四国も一緒の方がいいでしょう。
北海道が単独で新幹線車両を開発する見込みはありません(ここがポイント)し、ローカル用気動車も一緒に開発した方が、良いでしょう。
⑦厳しい背景
いきなりですが、事実として北海道・東北は人口減少が加速しています。
これだけを見ても深刻な実態がわかると思います。また、少子高齢化で若年層の数は減っているので、高齢化率は上昇し、学生は目減りしています。実態、県庁所在地はまだまだ底堅いので、縁辺部の衰退が・・・すべてを書くと「論文」になるので、割愛します(笑)
今、北海道では留萌線及び利用者の少ない駅の廃止が予定されています。かつて、田中角栄さんが主張していた「ローカル線の赤字は、国鉄全体の赤字のごく一部」という論もあるように、閑散路線の安易な切り捨てに反対する意見はよくわかります。
しかし、今の日本は、人口減少と車社会の定着、少子化など「昭和」とは前提が異なります。北海道「単独」で鉄路を維持するのにはもはや「無理に近い」領域に入っているのではないでしょうか?
実は⑥のJR合併論は、この背景から考えました。国鉄回帰とはまた別の形で、郵政のようにユニバーサルサービスの担保を目指すのも一考だと思います。
でも、具体的にどの法律をいじくって、どう財源を確保するか?そう問われると、難しいです。外野だからいろいろ考えるのかもしれません(笑)
この続きは、またいつか。
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