2015年09月12日
こんばんは、ご無沙汰しておりますエーミール5でございます。
昨日は若干飛躍(笑)していましたが、タイトルにある「その未来」について検討してみます。
①札幌延伸後は?
→まさに「未来」の話ですが、2030年に札幌延伸を果たすと、鉄道地図も一変します。函館本線は、函館~小樽まで一気に分離され、いさりび鉄道以上に経営が困難な三セクが生まれます。また、来年電化する函館~新函館北斗の扱いも気になるところですが、15年も先なので予想できません。
車両は、E5系の次世代になると予想され、その時点ではE2系(1995~2010製造)はJ70以降を除いて、全廃が確実です。より長距離になるので、最高速度を360㎞/hに引き上げることが求められますが、ミニ新幹線との「併結」が物理的にもダイヤ的にもネックになります。秋田新幹線との併結をやめれば、楽になりそうですが、線路容量の問題が生じるのでそこを変えるわけにはいかないのが歯がゆいところです。
札幌~函館間の所要時間は、現在の3時間半から1時間(予想)程度まで短くなるのに加え、「長大トンネル」と「踏切なし」による安全性という大きな武器を持ちます。
東京~札幌間では、飛行機からシェアを奪うのは難しいとは思われますが、仙台~札幌間では、そこそこのシェアは見込めそうですし、盛岡・新青森~札幌間は優位性を得られます。
②特急北斗の将来は?
基本的に新幹線に移るとはいえ、函館~室蘭・千歳付近とのアクセスとして、札幌~長万部間は特急を維持するとは思われます。しかし、区間がほぼ被る「すずらん」と統一するのか、あくまで北斗として単独で存続させるかは不明です。すずらんとの車種統一として、東室蘭~長万部の電化も考えられますが、費用面からは難しいでしょう。
③更に北へ
北陸新幹線が一段落した今、次の整備計画も話題になっていますが、私は札幌~旭川間が妥当だと考えます。理由は、「輸送量」、「雪対策」の2点です。スーパーカムイの本数や沿線人口からみれば、奥羽新幹線や、山陰新幹線よりは新幹線を通すに適した地域だと思います。雪が「かなり」多い地域なので、冬季の運休を減少できれば、鉄道への信頼を高めれます。
また、在来線の高速化が見込めない中、高速バス等への競争力を確保するには、新幹線が有効手段です。札幌~旭川のみならず、旭川~小樽に乗り換えなしで行けるなど、道内交通の活発化が見込めます。
在来線は、札幌~岩見沢間で、スーパーカムイが移行した分を普通・快速で穴埋めすれば、利便性が向上できるでしょう。
続きですが、これからも不定期で「ダイヤ改正発表日」まで続けたいと思います。
Posted at 2015/09/13 00:15:36 | |
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鉄道 | 日記