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2015年09月09日 イイね!

ゴルフ GTE 試乗記

ゴルフ GTE 試乗記8speedさんより

以下、コピペ

フォルクスワーゲン初のPHEV(プラグインハイブリッド)「ゴルフGTE」が日本上陸! ゴルフGTIの血を受け継ぐPHEVがどんな走りを見せるのか? いち早く国内での試乗を行い、その実力を確かめた。

日本でゴルフGTEのステアリングを握る日がついに訪れた。ちょうど1年前、スイスの国際試乗会でドライブしてからというもの、この日が来るのが待ち遠しかった。


ゴルフGTEは、ゴルフGTI、ゴルフGTD(日本未導入)に次ぐ第3のスポーツモデル。GTIがガソリンエンジン、GTDがディーゼルエンジンを搭載するのに対し、GTEが積むのは1.4 TSIエンジンと電気モーター、そして、大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムである。そう、「E」は電動化を意味しているのだ。


クルマの特徴についてはこちらのニュースをご覧いただくとして、PHEVとしてのゴルフGTEには3つの走行モードがあり、それぞれ次のような特徴がある。

(1) 「Eモード」なら、電気だけで最大53.1kmの走行が可能
(2) 「ハイリッドモード」では、エンジン、モーター、または、エンジン+モーターで走行
(3) ハイブリッドモードをさらにスポーティにした「GTEモード」を用意

モードの切り替えはシフトレバー左側にあるボタンを使う。「E-MODE」を押すたびにEモードとハイブリッドモードが切り替わる。一方、GTEモードのオン・オフには「GTE」のボタンを押せばいい。


さっそくスタートをボタンを押すと、システムの始動を知らせるチャイムとともに"パワーメーター"の針が0の位置に移動し、マルチファンクションディスプレイの左下に「READY」の文字が表示された。システム始動直後は、バッテリー残量が足りない場合などを除いて、Eモードにセットされる。

セレクターをDに入れてブレーキペダルから足を離すと、ゴルフGTEはゆっくりと動き出した。パワーメーターの下の方にある小さい回転計は0を示したままだ。アクセルペダルを軽く踏むと、期待以上に余裕あるトルクを発揮するモーター。EV(PHEV)を味わう瞬間だ。

動き出したあとの加速も力強く、かつ、スムーズで、ゴルフTSIハイラインに比べて200kg以上重いことが信じられないくらい。Eモードでの最高速は130km/hだけに、一般道はもちろん、高速や高速道路でも流れをリードできる実力を備えているから、ガマンの走りを強いられることはない。


ちなみに、Dレンジで走行中にアクセルペダルから足を離すと、エンジンブレーキならぬ"回生ブレーキ"による減速はほとんどなく、そのまま惰力走行を続ける。一方、Bレンジを選んだり、マニュアルシフトをした場合は、やや強めの回生ブレーキがかかり減速。アクセルペダルの踏み具合で回生ブレーキの強さがコントロールできるので、多くの場面でブレーキを使わずにスピードがコントロールできるのがガソリン車とは異なるところだ。

一般道と高速を30kmほど走行したところでバッテリーでの航続可能距離が2kmになり、Eモードが解除され、自動的にハイブリッドモードに切り替わる。EVと異なり、この状態でも走行が続けられるのがPHEVのいいところで、充電場所を探し回る必要はない。

ハイブリッドモードでも、発進はモーターが担当し、スピードが上がるとエンジンが始動する。ここからはエンジンが主導権を握るのだが、回転計が小さいことと、ゴルフの高い静粛性のおかげで、注意していないとエンジンが始動したことに気づかないほどだ。アクセルペダルを踏み増すと、即座にパワーメーターが瞬時に右に振れる。モーターがエンジンをアシストするおかげで、いつもの1.4 TSIより力強い加速が手に入るのもハイブリッドカーの醍醐味である。


アクセルペダルを緩めたときの反応はEモードと基本的に同じ。ただ、ハイブリッドモードではエンジンが自動的にストップし、そこから軽く加速するくらいならモーターだけで十分用が足りることも。

気になる燃費だが、高速道路を制限速度で走ったときが16km/L台、少しペースを上げたときでも15km/Lを上回った。一方、ストップ&ゴーの多い都内でも15km/L台をキープ。JC08モード燃費の23.8km/Lを超えることはなかったが、エアコンを使用した状態で、ストレスのない加速を見せながら、これだけの低燃費というのはなかなかのもの。信号の少ない一般道なら、さらなる好燃費が期待できるだろう。


ところで、試乗車では「DCCパッケージ」が選ばれていて、DCCとともに225/40R18タイヤ+7.5J×18インチホイールが装着されていた。路面によってはタイヤ&ホイールがゴトゴトと軽いショックを伝えてくることもあったが、やや硬めとはいえ乗り心地は快適なレベルに保たれるし、高速でのフラット感も上々。日本のPHEVには変に硬さだけが目立つクルマもあるが、ゴルフGTEには無縁の話だ。

ワインディングロードに辿りついたところで、GTEモードを起動する。すると、アクセルペダルの動きに対して、パワーメーターの振れは明らかに大きくなり、軽くアクセルペダルを煽っただけで、瞬時に強大なトルクが発揮され、ゴルフGTEのボディをグイグイと加速させるのだ。その鋭い反応は本家GTIも敵わないほどだ。


一方、ハンドリングはGTIの俊敏さには及ばないものの、素直な動きを見せ、アンダーステアも上手く抑え込まれている。約120kgのバッテリーをリヤアクスル手前に配置したことで低重心化が図られ、また、後軸重が増えたことが、気持ちのいいハンドリングを生み出しているのだろう。

驚いたのはこのときの燃費。ワインディングロードを含めて約100kmを走ったが、14.1km/Lという数字をマークしたのだ。その前後でバッテリーの"収支"はほぼ0だったから、充電した電力で稼いだ数字でないのがすごいところだ。


というわけで、もちろん近距離移動が多い人にとってはバッテリー切れの心配がないEVとして便利に使えるゴルフGTEだが、ハイブリッドモードとGTEモードで乗る機会がほとんどという人にとっても、環境への負担を抑えながら、スポーティなドライビングを堪能できるという点では、とても魅力的なクルマに仕上がっている。

価格の高いPHEVだけに、浮いた燃料代で元を取るのはなかなか難しいが、新しい時代のファン・トゥ・ドライブを先取りできることを考えると、ゴルフGTEを選ぶ意味は大きいと思う。
Posted at 2015/09/09 11:10:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年09月09日 イイね!

ゴルフ GTE 発売

ゴルフ GTE 発売8speedさんより

以下、コピペ

2015年9月8日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ゴルフをベースとしたプラグインハイブリッドカー「ゴルフGTE」を発表・発売した。



自動車の電動化に向けたフォルクスワーゲンの取り組み「e-mobility」のひとつとして、EV(電気自動車)とともに普及を進めているのがPHEV(プラグインハイブリッド)だ。その第一弾として日本市場に投入されたのが、ゴルフをベースとしたPHEVの「ゴルフGTE」である。


ゴルフGTEは、その名前やデザインに表れているように、フォルクスワーゲンのスポーツモデル「ゴルフGTI」を強く意識したモデルで、スポーティな走りと環境への配慮を両立したユニークなPHEVなのだ。

ゴルフGTEのエクステリアは、ゴルフGTI同様、ヘッドライトとラジエターグリルを貫く水平バーを備えているが、バーの色がレッドではなく、e-mobilityのイメージカラーであるブルーとしたことや、C字型のフロントLEDランプを搭載することでゴルフGTIとの違いを明確に示している。ヘッドライトやウインカー、テールライト、ライセンスプレートライトなどにもLEDを採用する。


インテリアは、ゴルフGTIを彷彿とさせるタータンチェック柄のスポーツシートを採用。こちらも、アクセントにブルーを採り入れ、さらにドアトリムやドアシルプレートのイルミネーションなどもブルーとすることでGTEらしさを表現した。ゴルフGTE専用のメーターパネルには、回転計に代えてパワーメーターを装着することで、PHEVであることがひと目でわかるようになっている。



パワートレインは、最高出力150ps、最大トルク25.5kgmの1.4 TSIエンジンと、定格出力55kW(75ps)、最大出力80kW(109ps)、最大トルク33.6kgmの電気モーターを組み合わせたパラレル式のハイブリッドシステムを採用。6速DSGを介して前輪を駆動する。

バッテリーは容量8.7kWhのリチウムイオン電池をリヤアクスル手前に搭載。このため燃料タンク(40L)がラゲッジスペースの床下に移され、通常時の容量が272L(GTIは380L)となる。
EVとして電気モーターだけで走る「Eモード」を選べば最大53.1km(JC08モード)の走行が可能。最高速は130km/hにおよぶ。一方、エンジンとモーターを組み合わせて走る「ハイブリッドモード」では、23.8km/L(JC08モード)の低燃費を実現する。

そして、「GTEモード」はエンジンとモーターのパワーを最大限に生かすことが可能なモードで、さらに、アクセルペダルやDSG、ステアリングの特性がスポーティに変わるとともに、オプションのDCC装着車ではその設定がスポーツに変更されて、ダイナミックな走りが楽しめる。0-100km/h加速は7.6秒をマークする。

バッテリーの充電は、フロントグリルのVWエンブレムの背後にある充電ソケットを用いる。200Vの普通充電に対応し、200Vの家庭用電源を使用した場合、フル充電に要する時間は約3時間だ。EVと異なり、バッテリーがほぼ空の状態でもハイブリッド走行が可能であり、必ずしも外部からの充電を必要としないのはPHEVならではの特長である。

ゴルフGTEには専用機能を備えた純正インフォテインメントシステム「ディスカバープロ」が標準装着される。通常のインフォテインメント機能に加えて、EV走行可能な範囲を表示する「レンジモニター」、走行中のエネルギーの流れを表示する「エネルギーフローインジケーター」、充電時間などを管理する「eマネージャー」などの専用機能が追加される。

また、2015年11月からはゴルフGTEユーザー向けに「Car-Net e-Remote」サービスが始まる予定。これは、PCやスマートフォンからクルマの状況を確認したり、事前に空調を作動させたりできるものだ。


ボディカラーは5色(オリックスホワイト マザーオブパールエフェクトは6万4800円の有償オプション)を設定。オプションとしては、DCCパッケージ(21万6000円)、セーフティパッケージ(10万8000円)、レザーシートパッケージ(27万円)、電動パノラマスライディングルーフ(12万9600円)が用意される。

ゴルフGTEの価格は499万円。エコカー免税対象であるとともに、車両の購入に際しては、最大38万円のクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費が適用される。
Posted at 2015/09/09 11:04:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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