2014年11月03日
「車の楽しさの伝道師」とかいう自惚れ
こんにちは。いけきゅうです。
11月になりました。今月の22日で僕は34歳になります。
昭和55年11月22日生まれのHZ33フェアレディZロードスター乗り、55112233のメモリアルイヤーも
残すところあとわずか。頑張っていきましょう。
まずは残念なお話。先週末、祖母が亡くなりました。享年96歳でした。
僕が生まれた時点で父方の祖父母、母方の祖父は既に他界しており、
「親の親」という立場の人はこの祖母だけ、しかも両親が共働きをしていたのもあって
自宅の鍵を持たせてもいい年齢になる10歳くらいまでは親の仕事が終わるまでいつも
祖母と一緒にいました。5歳年上の従兄弟ともよく遊んだっけ。
母方の親戚もほとんど同じ市内でいたので休みの日とかに色々遊びにも行ったりもしたなぁ。
でもやっぱりお年頃になると親戚付き合いが減少。
高校に入学したときの制服姿とか、社会人になったときのスーツ姿とかは見せた記憶があるけど
最後にゆっくり話をしたのは祖母が米寿(88歳)のとき。それからは自分の病気とかなんやら
あってまたまた疎遠。
…う~ん、近くにいすぎるといつでも会えると思って逆に行かなくってしまうのかも。
幸か不幸か亡くなる前日は会社がお休みで祖母の顔を見ることができたけど、
肌色もいいし、気持ちよさそうに寝てるなぁとしか思わなかったんだけど。
そしてそのまま気持ちよさそうに息を引き取ったのこと。それだけが幸い。
あらためて、ありがとうおばあちゃん。これからも頑張って生き続けたいと思います。
さて、それではタイトルのお話にいきましょう。
友達や実際にお会いしたことのある方はもちろん、昔運営していたホームページも
ご覧いただいてくださっていた方もなんとなくお気づきかと思いますが、
僕は車にまったく興味のない人でも誰彼かまわず車ネタや車の面白さをぶっこんでいく
スタイルで生きてきました。
シビックを買う前、ミラに乗っていたときも友達にとある私有地の坂道でMT車の坂道発進の
練習に喜んで車を貸していました。
シビックに乗り換えてからは言わずと知れたタイプRのVTECエンジンをフル活用して
凄くね?速くね?車って刺激がたくさん詰まった最高の物じゃね?とアピールしたり、
ドライビングレッスン、ジムカーナ、サーキット走行などでも積極的に助手席に乗せて
車ってこんなに楽しいものなんだよ?一緒に楽しもう!!とこつこつ啓蒙活動をしてまいりました。
最終的に「車のワックスって窓ガラスにも塗るの?」ってレベルの女の子も数年かかったけど
ATのコンパクトカーから某トヨタのクーペ(AT)を購入~AT限定解除~最終的にMT車の購入まで
決意してもらえるくらい洗脳力(?)を高めることができました。
…ま、AT限定解除~MT車購入は彼氏に影響されたみたいだったけど、車に興味をもってくれる
きっかけを作ることができたので大満足です。
元から車好きの人ももちろんいたし、そんなこんなで割と早く浸透したかな?と思っていたし、
友達の口から「サーキット行こう」と誘われたときは「いいよ~」と軽く返事をしつつも
心の中で軽くガッツポーズをしました(笑)
若かったので色々やんちゃもしたなぁと反省すべき点もあったけど、本当に楽しかった。
で、現在。
30代半ばもあと少しという年齢になったのもあり、友人のライフスタイルも多様化。
結婚~子供が生まれたのでファーストカーを軽自動車に変更したり、車好きなら満場一致で
名車認定するであろうマツダの某車から同社のコンパクトカーに乗りかえってしまった人も。
でも前者は登録抹消しただけで車そのものは手放してなかったり、後者はこのご時勢の
コンパクトーにもかかわらずMTを選択したりと完全に火が消えてしまったわけではないようなので
一安心。多分こういう人が定年後とかに高めのスポーツカーを新車で購入、数年後に売却、
値段が落ちて手が届くようになった中古車を若者が買うって連鎖が起きるのかな?
話題がそれちゃったけど、そんな中でもS15→BRZ、RX-8→ポルシェボクスター、レビン→86と
スポーティーな車に乗り続ける友達もいます。うれしい限りです。そしてもちろんみんなMT(笑)
ただね、当たり前といえば当たり前なんだけどみんながみんな
「この車はノーマルで乗るわー」
と言っております。
わかる。超わかる。僕だってもうガチガチなスポーツカーよりもGTとかスペシャリティ系の車が
いいなと思い、フェアレディZロードスターを選んだわけだしね。
しかしなぜか僕は弄り始めた。多分友達の中で一番お金がないのに弄る弄る(笑)
おかげさまで現在車関係のローンを三つ抱えております。
・アルファ156の車体ローン(月々4,000円くらい)
・Zの車体ローン(月々35,000円くらい)
・Zのパーツローン(月々10,000くらい、余裕があるときは繰り上げ返済もしてます)
でも不思議なことに「いや~つらいっすわ~車貧乏っすわ~」と思ったこともそんなにないし、
今の会社は障害者枠、しかも精神障害者。そして外見はどうみてもオタクなこの僕に
話しかけてくる人に対しての世間話は
「最近疲れてて趣味のドライブとかできないんすよ~」
「へぇ、車好きなんだ。なに乗ってるの」
「フェアレディZのオープンカーですよ(ドヤ顔でスマホ内の写真を見せる)」
「なん…だと…?」
という反応を見て楽しんだりしてます(笑)
あと、なんだかんだで車好きの人ってどの会社にも必ず一定数いるので
趣味を通じて親しくなった人もいるかな。
そんなこんなで趣味的にはそれなりに充実してきて、上記の三重苦の返済パターンも
落ち着いてきたのでいよいよ布教活動開始。
今回はオープンカーの魅力と大排気量NA車の魅力をお伝えしていこうと考えております。
オープンカーは寒いとか髪が乱れるとか色々マイナスなイメージを持っている人も
一度乗せるとそうでもなかった、というかいいね!って言ってくれているのでいい感じ。
そして大排気量NA車もおおむね好評といったところ。
僕の車歴の大半がガンガン回して馬力を搾り出すエンジン、しかも世界最高峰(?)の
ホンダ四気筒エンジン、B16B@EK9とF22C@AP2だったのでおそらくよっぽどのエンジンじゃないと
同乗者に凄さを感じてもらえないと思い、(上記のエンジンと比較して)まぁまぁ回るという話の
VQ35HRで社外エキマニ&マフラー、さらにV6サウンドがよく聞こえるようにオープン状態にしたりと
色々補正をかけて元280馬力のターボ車、だけど過給が始まるまで低速トルクが細い特性だった
車に乗っていた人や、2リッターターボで250馬力、低速も結構いけるしなにしろ車体重量が
Zロードスターよりも350kg(!!)も軽い車に現役で乗っている人にもご満足いただけた模様。
低速から谷間をほとんど感じさせない大排気量NA特有のフラットな出力特性って
本当に素直で乗りやすいっす。3.5リッターともなるとMTの必要性がさらに減るって風潮だけど
どんなに排気量があっても、馬力があっても自分の好きな回転域を維持しやすいMT車最高!!
よし、もうちょっと足を踏み込んでみよう。
愛車紹介のところにも少し書いたけど、最初の愛車が初代シビックタイプRという車だったので
社外パーツも割と効率重視、走行性能の上昇重視だったので今回はハッタリ重視という
車趣味の友達の中でも誰も踏み込んでない部分へ。
手始めにホイールのインチアップ(18インチ→19インチ)、そして正直ずんぐりむっくりな感じを
否定できない外見を一気に変えたエアロ装着!!
リアバンパーとサイドステップはケチってニ○モのコピー品を買ったけどこれだけでも迫力十分。
そしてフロントバンパー。これ、最強。オーバーハングが長すぎて構造変更しなくちゃだけど
そんなこと本当にまったくもってどうでもいいくらい素晴らしい。
自意識過剰かもしれないけど、オープン状態で走ってるとめちゃくちゃ視線を感じますわ(笑)
一回友達が高速道路で試乗したけどなんか凄く視線を感じたと言っていたので
多分気のせいじゃないかなと。
そんなわけでハッタリ重視もなかなかいいもんですぜと思っていたところに数年、もしかしたら
二桁年振りに車好きの友達と再会。昔は同じテンロクFF車同士色々と高回転高出力のロマンを
語り合ったっけ…。
そして彼は現在86乗り。おお、車好きを続けてくれている…。そして話題は自然とお互いの車に。
いや~本当86は21世紀の車だね。内装が凄くいい。正直Zの内装はよく言えばシンプル、
悪く言えばチープな印象が拭えないからね。多分Z33クーペとしてはまったく問題ないんだろうけど
内装が見られるロードスターだと気になってしまう。オープンカー専用車だと限られた予算でも
魅力的な内装に見えるように努力している感じが見受けられるし…。
そしてそのまま当然の流れで試乗会。僕はBRZを試乗したことがあるので86の試乗よりも
Zに乗って欲しいという気持ちが強かったかな?
某ゲーセンからとあるコンビニに駄弁り場所を移動し、車トークに花を咲かせた後に友達も
Zに乗りたいと申し出てきたので快諾。うむ!!是非乗ってください!!
Zに乗り換え、いざスタート!!コンビニから出るぜ!!
…その瞬間
「ガリガリッ!!」
というあまり聞きたくない音が。
友達が凄く申し訳なさそうに謝ってたけど、エアロなんて擦って当たり前だし気にしなくていいよと
言ってバックで離脱~安全な場所から再出発。
86は軽いとはいえ2リッターNA、やはり3.5リッターのトルク感に驚いていた様子。
そしてそのまま試乗会は終了。ああ、そういえばエアロ擦ったっけ。まぁどうせ見えない部分だし
いいやと思っていたらもう一人の友達が結構真剣にバンパーを見ている。
ん?少し外見にも傷がついちゃったかな?と思ったんだけど、よく見たら結構なダメージ。
正直修理に出さないといけないレベル。とりあえず詳細は割愛させていただきますね。
安かろう悪かろうのカ○コ○ビ○倶○部やボッタクリ上等というか安くしたくてもできない
ディーラーには出せないのでエアロを購入したショップへ修理に出す。
修復も塗装もその店でできるから結果的に一番安くて確実に直してくれるしね。
でもって見積もりを取ってみた。
…。
…。
修理でもこんなにかかるの?ちょっと高すぎるよ…。支払い義務は友達にあるけどこの見積もりを
渡すのがためらわれるよ…。
今まで気軽に友達に自分の車を運転させる、友達の車を気軽に運転してきたけど、
こういったリスクが含まれていることをすっかり失念していた。
しかも僕自身がオーバーハングを長くしたバンパーを装着していても思ったよりいける、
本能的に危ない場所が認識できるようになっていたのでさらに油断してた。
そしてもちろん友達はそんな車の運転経験がないわけで。
ああ~やっちゃったなぁ…本当に反省。僕も友達も嫌な思いだけするだけの結果になってしまった。
これからは気軽に自分の車を運転させない、興味本位で他人の車を運転しない。
そう心に決めました。
「1tを超える金属の塊、しかも100kmは簡単に出る物を動かしてることに危機感を持て」
と常日頃思っていましたが、そんな自分が一番駄目だった。
車の楽しさの伝道師なんてほざいて自惚れていた自分が本当に恥ずかしい。
今回は自爆、部品の損傷ですんだけど、いつ何が起こるかわからない。
みなさんもこれだけは本当に忘れないで…
それでは、本当にお気をつけて。
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徒然日記 | 日記
Posted at
2014/11/03 18:56:31
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