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モリワキのショートカットマフラーを装着しているマイXJRですが、マフラーをノーマルに戻すことにしました。近いうちにノーマルマフラーのXJRに乗る若い衆とマフラースワップします。

早朝、夜中に家から出入りすることが多いので、周囲の環境に配慮してのことです。JMCAマーク付きの車検対応なんですけどね。

それともう一つ、アメリカのごり押しでなされた規制緩和でマフラーを交換しやすくなって以来、排気騒音の苦情が国土交通省に殺到しています。そのため国土交通省の自動車排気騒音対策検討会ではこんな報告がなされて、中間とりまとめでは、

・マフラー改造車に対して新たに加速走行騒音等の走行騒音基準を適用し、車検時に同基準への適合性を示す公的試験機関の試験成績書の提示を求めることが必要。併せて、規制の公平性を確保するため、非認証車に対しても新たに加速走行騒音等の走行騒音基準を適用することが必要。

ってのが出てます。試験成績書はほとんどのアフターパーツメーカーでは作成不可能なので、これの提示義務化は、実質マフラー交換不可と言っていることになります。マフラー交換車は全く車検に通らなくかもしれません。これにも対応しておこうってことです。

過去に販売されたものに遡って、車検に通らなくするのは都心のディーゼル規制並の大きな事態なんで、最終決定でどうなるか判りません。でもこの規制は純正マフラーなら形式認定の時に承認しているからOKで、交換車が実質不可って言ってるから国会にも通ってしまいそうな気がします。

このおかげで爆音ビクスクが壊滅してくれたら、それは嬉しいのですがね。

ただ、気になるのは、どうやらこの加速走行騒音規制の新型車に対する規制値が厳しくて、空冷のXJRはマフラーからの音を小さくしてもエンジンからのメカノイズが大きくて技術的に対応が難しく、廃止になるかもしれないってことです。空冷バイクが好きな人は今のうちに乗っておかないと、もしかしたら２ストみたいな運命になるかもしれません。

既にカワサキのゼファー750とゼファー1100は今年で生産中止が発表されてます。たとえ水冷化されて新型ゼファーが戻って来ても、それはゼファーじゃ無いよなぁって思ってしまいます。