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ナノチューブにスイッチング機能、ドイツの大学が発見（2008/12/03）

ドイツKarlsruhe Institute of Technology（KIT：カールスルーエ工科大学）の科学者らは、新たな電子部品の開発に応用できる可能性がある物理現象を偶然発見した。この現象を利用すれば、ナノチューブの導電性を制御できるという。

　KITのInstitute for Nanotechnology（INT）の科学者らがナノチューブに電子を照射したところ、非常に小さく、輪郭（周囲との境界）がはっきりした領域において、導電性が1/1000に減少した。その後、高電圧を印加するとこの現象は反転し、ナノチューブの導電性が再び元に戻った。

今は基礎研究の段階なので，実用化するまでに越えるべきハードルは高く多いと思いますが，それでも凄いなぁ．まさかカーボンナノチューブにこんな可能性があるとは．もし実用化できれば半導体関連の既存技術や性能が大きく塗り替えられるよなぁ．

でもその前に当面は光半導体に注目です．こちらの技術開発競争は現在日本が一歩リードしているみたいですが，次世代技術として凄く楽しみです．10年待てば私達でも内部が全部光半導体に置き換えられたPCを買えるようになるかな．今，各企業で開発に従事している技術者の方々には是非とも頑張ってもらいたいです．