Dayton wirewheels / VOGUE TYRES 17インチ100spワイヤーホイール / カスタムビルドラジアルⅧ235/55R17  

デイトンワイヤーホイール製の17インチ9j、
スタンダードリムの100spワイヤーホイールとヴォーグタイヤのカスタムビルドラジアルⅧ235/55R17です。

デイトンワイヤーと聞くと日本では、ローライダーが履く小径ワイヤーホイールをイメージしがちですが、同社はオハイオ州デイトン(地名が社名の由来)で1916年に創業し、自動車黎明期からワイヤーホイールを世界中に供給し続けている老舗メーカーで、ステンレス製スポークや四層のクロームメッキ等、同業他社に比べても高品質なワイヤーホイールを供給している事で有名です。

ヴォーグタイヤも1914年に創業し、やはり自動車黎明期からカスタムタイヤを供給し続けており、特にホワイトリボンの外側にゴールド(イエロー)のラインが入るタイヤは同社のアイコンの様になっています。


個人的な感想をまとめると･･･

【外観】
元々ノーハイドロでセンターロックのラジアルレースのワイヤーホイールを履かせるなら小径ではなく、17か18インチと決めていたので満足！

外観に関して、強いて不満を言えば、スタンダードリムながら9jで表リム幅がそれなりにあるタイプで、それが良いなぁと思う反面、スポークやハブが奥になるので、遠近法のせいなのかホイールの径自体が多少小さく見えてしまう事でしょうか。
タイヤは、このサイズならヴォーグを履かせる事を昔から決めていたので満足！


【実用面】
小径ワイヤーホイールや純正15インチ鉄チンに比べて、かなり重くバネ下重量増になるので、加速は悪くなり、ブレーキの負担も増えるので運動才能は悪くなります。
当然ながら、足回り全般に負担が増えるので、純正ホイールに比べて気を配る必要が増えます。

あと13や14インチの小径ワイヤーホイールに比べてスポークが長いので、フロントのキャリパーが丸見えになるのですが、スポークの汚れを落とそうとワイヤーホイールクリーナー等をガンガン吹き掛けると、キャリパーに掛かってパッドグリスがあっという間に洗い流されてしまうので注意が必要です！

タイヤは偏平率が低い分、乗り心地は多少硬くなりますが、55タイヤならまだ許容範囲かと思います。

ヴォーグ特有のゴールド(イエロー)＆ホワイトリボンに関して、基本的に他のサイズと同じですがホワイトの部分にあるヴォーグの頭文字Vをモチーフにしたマークの段差に汚れが溜まり易いので注意が必要です。

【総合面】
ローライダーがよく履いているナナリバ(7jのリバースリムのワイヤーホイールの事)に憧れつつ、大きめのワイヤーホイールを履かせたい方にはとてもお勧め出来ます････が!?
リアにフェンダースカートが付くモデル (ビッグブロアム等)では、恐らく装着は厳しいと思いますので、よりプラスオフセットで表リムの浅い8jのスタンダードリムタイプをお勧めします。

あと普段使いされる方や、スピードを出される方には足回りの負担が大きいので、大きめのワイヤーホイールは、あまりお勧め出来ません！←まさにお前やん！(笑)
上記のような方は、純正ホイールで一見重そうで走らなそうなフルサイズセダンの見た目より、意外と動ける運動性能を味わった方が良いと思います←だからそれはお前やん！(笑)

※なんだかんだ言って自分は好きなので、たまに履き替えて楽しんでいます。