男爵のブログ一覧

鮎のサイズは10cmくらいでしょうか
小ぶりだな～と思いましたが、こちらでは標準サイズだそうです。
塩焼き、天ぷら、刺身などを中心に・・・
脂ものってるし、おいしく頂きました。
このサイズなら３０匹はイケる（笑）

富山の宿は少々お高め？
宿泊場所をいろいろ探したのですが、手ごろな旅館が見つからず
２連チャンのビジネスホテルは勘弁。
予算オーバーだけど、鮎づくしの食事ができるならと、ここに決定。
部屋は立派で、従業員の接客も丁寧ですが
風呂は普通の水？塩素系のニオイが鼻につきました。

この旅行のメインイベントです。

立山で有名なのは、立山黒部アルペンルートですが
実は、そのすぐ横は『日本3大崩れ』のひとつ
鳶山崩れがあります。

１８５８年、飛越地震（ひえつじしん）により、
鳶山の一部だった大鳶山と小鳶山が消滅、
立山カルデラに大量の土砂が流れ込み大崩壊した災害です。

以後、土砂崩れが多発する暴れ川になった常願寺川
を抑えるため、１００年以上治水工事を続けている現場が
立山カルデラになるわけですが・・・・
当然、関係者以外立ち入り禁止

ですが、立山カルデラ砂防博物館で、カルデラ内に入れる
体験学習会を開催しています。
当選倍率４倍前後で、さらに当日、雨が降ると中止のため、
実施率６０％と狭き門なのですが

見事当選！＆見事晴天！
日頃の行いってもんですネ
AM８:３０に立山砂防博物館に集合。
受付で参加料（保険込み）￥2000を支払い、１班と２班に分かれて
１班は、バスでカルデラに進入、２班はトロッコでカルデラへ進入し
途中でお互いに乗り物を交換して、カルデラから戻ってきます。
　
有峰林道を経由して、カルデラへ向かいますが
ただでさえ離合の難しい細い道で、工事中の箇所も多く
なかなかの酷道です。
１時間ほど走ると、有峰ダムの横を通過して、有峰へ到着
緑多く、紅葉の時期なら最高でしょう。
あの道を走ってこなきゃいけませんが・・・

・有峰記念館
まだ、残雪が残っていました。



検問所を通過し、カルデラ内の工事現場へ入るため、全員ヘルメットオン！



・跡津川断層
（白い土と黒い土の境目が断層だそうです）



・六九谷展望台
土が見えている所は今年崩れた跡だそうです。
要は年から年中、崩れっぱなし。



・鳶山
大鳶崩れの現場
とんび崩れの土砂はカルデラを埋め尽くし（高さ１５０ｍ）
その後、川により浸食されたそうです。



・立山温泉跡地
昭和４４年に大雨で登山道が流され、廃業になった宿の跡地が見えます
ここは森のクマさんも出没します
ウ○チがあったり・・・、非難ゲートをぶち壊した跡がありました。
クマ鈴を鳴らしながら進みます。



・どじょう池
宿の食料として、どじょうや鱒を放したのが自然繁殖しているそうです。
きれいな池でした。



・湯ぶね跡
当然お湯は出てなくて、オタマジャクシが泳いでいるだけでした。



・白岩堰堤
日本最古の砂防ダムで、重要文化財です。
主堰堤と７基の副堰堤からなり、落差１０８ｍの日本一の堰堤です。

　
上から見ると、こんな感じ
大迫力！
右手の岩壁は剥がれ落ちないように、
横穴を掘りアンカーボルトを入れて固定されていました。



横穴



・天涯の湯
上流で湧き出ている温泉を引いてきている、現場作業員の憩いの場。
足湯だけ堪能させて頂きました。



・水谷平駅
立山砂防工事の前線基地で、診療所、飯場等の建物があります。
ここも建設当初に比べると半分くらいの敷地になったそうです。
半分は崩れて谷底へ

トロッコが向かえに来てくれました



・機関部
ここから１時間４５分ほどかけて博物館に戻ります。
標高差が６４０ｍもあるので、スイッチバックを１８回繰り返し
降りて行きます。最初は面白く見てましたか・・
途中で飽きて寝てしまいました。

　
というわけで、１６:３０ごろ学習会終了。
まるまる１日、いい勉強になりました。