ブーコン調整でマイルドターボっぽく

フォレスターSG9は2.5リッターエンジン。
北米仕様のWRX-STIにも採用され、エンジンオブザイヤーを取ったこともあると聞きますが、泣き所としては圧縮比が低いところ。

正直、停止からの発進では、3000rpmまでは2リッターのSGフォレスターとほとんど差がありません。(T_T)
特に信号の多い市街地ではパワーバンドに入ることがほとんどなくストレス。(´・ω・`)

ターボ車なので、「せめて2000rpmあたりからマイルドに加給開始してくれたら！」
と思っていました。
過給が働けば、相対的に圧縮が上がるからです。

そこで、BLITZのブーストコントローラーの設定を見直したところ、低回転からマイルドに過給開始させる事ができました！(^^)

写真は、信号の多い国道でほとんど3500rpm以下で走行した時のグラフです。
アクセル操作は控えめにしていましたが、小刻みに弱めの過給がされています。
（もちろん踏み込めば、今まで通りスッ飛んで・・・）
しかも回転数は1500rpmという低回転からでも過給が開始します。（実用域は概ね2000からですが）

これにより、発進や低回転からの再加速がとてもトルクフルかつ楽になりました！
ショートストロークのEJエンジンではないみたいです。

ブーコンは、ブーストアップやブースト安定化以外にもこういう使い方もあったのですねぇ。
取説にはここまで書いてなかったヨ。

スバルのEJエンジンは、発進時のトルクの薄さを改善するためにスロットルコントローラーを導入する例が多いと思うのですが、ブーストコントローラーという解決方法もあるかもしれません。（他製品について、設定能力があるかは判りませんが）

ブーコンの設定値です。

マイルドターボっぽくするには、GAIN 設定がキモでした。
この値は、ドッカンターボになって雪道でのコントロール性が危うくなってしまう気がして、ずっとゼロのままにしていました。(；´∀｀)
6の設定でも、充分低速・低回転から加給が開始される様になりました。

KEEP GAIN は強制的にブーストを立ち上げる設定なのですが、上げすぎるとターボサージングが発生しやすくなりタービンなどの寿命を縮めるので注意が必要。
今は GAIN 低めの代りに KEEP GAIN を40前後にして様子見です。

SET:80 は、ターボを温存（そろそろ旧車なので）するために最大出力を少し絞っている状態です。
サーキットでタイムを競うわけでもないし、公道で楽しむ分にはこれで充分です。
この値でもフル加速をすると眼が貧血になります。(；´∀｀)

おしまい。