2007年01月12日
国土交通省がまた、天下り先を作ろうとしています。
皆さん、黙っていないで意見をお願いします。(私へではなく国土交通省に)
私は昨日反対メール入れときました。
以下は、N氏のブログのコピーです。
突然ですが、一つお願い事がございます。
**国土交通省のパブリックコメント募集ページに関して、もし何かを感じる所がございましたら、自動車文化人のお一人としての皆さんのご意見を投書していただきたいのです。**
じつは昨年度年末、国土交通省のホームページに、
道路運送車両法施行規則等関係規則(自動車騒音関係)の
一部改正に係るパブリックコメントの募集について、案内がされました。
http://www.mlit.go.jp/pubcom/06/pubcomt155_.html
この内容はこの国のアフター排気管業界にとって非常に大きな影響を及ぼす規則改正となります。
この内容がそのまま施行されますと、大手数社以外のチューニング排気管メーカーでは対応が非常に難しくなってしまいます。
今回の改正、
*サイレンサーを国の装置型式認定部品に指定し、国が認めた物以外は使わせない。という内容です。
*これまで、検査場での近接排気騒音のみで検査していたのですが、新車の型式認定に必要な加速走行騒音にパスする事が要件に含まれます。
*その案文は上記国土交通省のホームページをチェックしてください。
上記だけでも大変な改正ですが、更に落とし穴が準備されておりました。
*繊維質素材をサイレンサー内部に使用するときは、耐久テストを要求されているのです。(10000kmの耐久走行など)
*これは設備や資金力の豊富な自動車メーカーに課すべき耐久要件で、我々のような年間5本~20本程度しか売れない商品をかき集めて、何とか事業を成立させている者たちにとっては対応不能な内容です。 また、ここ数ヶ月続けてきたささやかなる我々の騒音試験でも、繊維質材料は騒音基準クリアに不可欠であることが再確認されています。
*また突き詰めて考えてゆくと、テストコースを持つか借用できる環境に無い限り、加速走行騒音対応用部品の開発テストさえ出来なくなってしまいます。
*テストコースを持ち、耐久テストの可能なシャシダイナモをあり、さらに商品開発時の開発コストをペイできる販売力を持った企業は・・・、この業界には大手数社を除いてございません。
*認定基準をパスするための技術と、認定を受けるための試験費用等を用意できる資金力がないと対応不可能です。
私は”山椒は小粒でピリリと辛い!”タイプの会社作りを目指して起業しましたが、
大規模企業だけしか対応の出来ない今回の改正案を目前にし、
この改正案を立案した人達の勝手さに怒りを覚えております。
また、スポーツカー乗りの一人として、レクサスのような車ばかりになってしまうのは・・・・・・、寂しい限りです。
騒音を抑えるのであれば、近接排気騒音の規制値強化などを実施すれば可能と思われるのですが、何故かやたらと費用と手続きに非常に手間のかかる内容が提案可決されようとしています。
自動車メーカーの陰謀でしょうか??
**自動車メーカー側にとって、カスタマイズメーカーは目の上のたんこぶですからね。
下記のアドレスは、交通安全環境研究所の方が国土交通省の依頼で調査した結果報告書ですが、このレポートをよく読んでみると、苦情の対象はトラックと大型スクーターに対する物であるように表現されていますが、 今回の改訂は何故か乗用自動車が対象とされています。
*たぶんこのページ、削除されてしまうと思います。
http://www.ntsel.go.jp/kouenkai/2005/kouen4.pdf
ついでですが、昨年6月の中間発表です。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/090627_3_.html
長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
それでは失礼します。
Posted at 2007/01/12 09:27:05 | |
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