ちょっと怖いお話

鳥取県の中部あたりに、
三徳山という投入堂でお馴染みの峠があります。
そこは、昔から
ドリフトとかレースとか、車好き、スピード好きが競ったりする地元では有名な峠です。

ただ、そこは何人もの若い人が、ガードレールを突き破って峠から落ちたり、激突して亡くなったりと、死者も多数出ている場所でもあります。
事実、私の同級生も免許取り立てで、峠を攻めてる途中、ガードレールを突き破り、落下し亡くなりました。


この多数の死者が関係してるかどうかはわかりませんが、先日身近な友達から、
奇妙なというか不気味な話を聞きました。


数年前くらいに、友達２人で、その峠まで行き
駐車場で懐中電灯を照らしながらエンジンルームを弄ってたときのこと。
私の知人は、その作業をタバコ吸いながら見てたそうです。
そのときに、山の向こうから、キーコー、キーコーと古い金属をこするような音がし始めたそう。
何の音だろうとは思ったけど、気にもせず、作業を続けてたそうです。

すると、今度は全く違う方向からその音がし始めて、あれ？風向きも変わってないのに、なんで？と、一瞬怖くなって、
しばらくその音を気にしながら作業を続行していると、
いきなり、すぐそばからその音がし始めて、
怖くなって帰ったそうなんです。


だんだんその音が近づいてくることが、怖いですよね。


それから、また別の日に
違う仲間５人でそこを訪れたとき、
ある一人の子が、携帯をつついていると、
あとの４人が口を揃えて、
おいおいおい！！
とその携帯をつついてる子に言うんです。
なんでか？


その携帯の明かりで、その子の左肩の上に
知らない人の顔が浮き上がってたんですって。



昨日、それ聞いて怖くて明かりつけっぱで寝ました。