
機動戦士ガンダムで、バーでウイスキー片手にグラサンをかけたシャア•アズナブルがテレビに映るギレン•ザビの演説を聞きながら、『坊やだからさ。』と言ったシーンを思い出すことがたまにあります。
この演説でギレン総統は国力では30分の1にも満たないジオン公国が今まで戦い抜いてこられたのは、戦争目的が『正義だからであーる。』と言っていましたね。
ジオン軍の軍服から連想されるのは『ナチスドイツ』ではないでしょうか?銀河英雄伝説の銀河帝国も然りです。
そしてナチス党はそれまでなかった細身でファッショナブルな制服を採用することで、若者を魅了し、初期の党員を増員していくという戦略を採ったと言われています。もちろん、歴史的背景やヒトラー総統のカリスマ性、時代の唸りなど様々な要素が絡み合ってナチス一党独裁という形に帰結したのだとは思います。
車の塗装を顔が映るまで磨くというのが当面の自分の目標ですが、これまで自分が戦い抜いて来られたのは、ザクのような色をした『ヤッケ』という作業着に袖を通すと不思議とやる気になれたからかもしれません。
作業する上で汚れたくないというのは、人間の防衛本能であり、人間も動物である以上、生存率を上げるために必要なメカニズムだと思います。
ヤッケを着ることで、ある程度の汚れからも身を守れるだけでなく、ギレン総統の演説に鼓舞された公国民のように、最後の一滴の力まで振り絞れるような気がして作業しています。
誰にも話していませんが、これを私は『コスプレーション効果』と呼んでいて、ヤッケを年間10枚くらい消費しながら、普段のサラリーマンの自分では絶対やれないような無謀なことに次々と挑戦してきました。
もちろん、気持ちの問題で、自分自身の能力や知識が底上げされる訳ではありません。
これがただの『プラシーボ効果』に過ぎないということは重々承知していますが、自分自身の機嫌の取り方、モチベーションマネージメントを自分なりに見つけて行って、ショボくれた日を少しても減らすことが出来ると人生が薔薇色になるかもしれないと思って日々を過ごしています。
Posted at 2024/03/17 14:15:06 | |
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