もう一人の母

　ついさっきショックなことを聞きました。

　私の叔母（母の姉）は2年前に癌になり去年放射線治療と抗がん剤治療を続けてきました。今年に入り入院し放射線をとりやめ食事も取れるようになったので、体力がついてから退院するものとばかり思っていました。

　でもそうではなかった、母から言われました。あともって一ヶ月。私がずっと退院できると思っていたので言えなかったそうですが、もう黙っておく事もできないと感じさっき話してくれました。

　小さい頃から一番かわいがってくれ、この歳になってもわが子のように接してくれた叔母です。私も母のように慕い毎年母の日には花を贈り続けてきました。今の家も元は叔母名義のものでした。いくら甥っ子とはいえここまでよくしてくれるものなのか？自分が逆の立場なら同じことができるのか？ここ一年自問自答してきました。

　そんな叔母があと1ヶ月しか生きられないかもしれないなんて。叔父が言っていました、前の奥さんとも死別。今また先に行かれたらもう生きるのが辛いと。
　私も同じ気持ちです。去年祖母をなくし一年も経たぬうちにまた叔母を亡くそうとしている。神が罰を与えたにしてもあまりにも重過ぎるのではないか。

　今はただ回復を祈り、もう一度叔父と三人で長野へスキー旅行へ行きたい、今年の目標でもありこれからの目標でもあります。

　このような話本来ならここに書くべきことではないですが、自分の気持ちを吐露できる唯一の場所。どうかお許しください。