2006年10月21日
ディープインパクトの薬物反応についてはも皆さんご存知の事と思います。
最初はフランス人の陰謀か?などとうがってましたが、現地のマスコミはことのほか同情的で、フランスの競馬を統括するギャロですら意図的なものではない不幸な事例とドーピング的な判断はしていないようです。
むしろ分からないのが日本側の対応だと思います。もともと今回の問題となった薬は気管を広げて呼吸を楽にする薬のようで、レース後の検査で薬物反応が出なければフランスでも使用に関しては問題がない薬だったようです。それが厩舎関係者がまったく分からず投与に関しても知っていたのか知らなかったのか混乱しているようですね。
JRAの対応も不誠実で汚点だのコメントはできないなど、海外遠征の助成金を打ち切られながらも日本の競馬の発展の為に自費で遠征を行うオーナーや厩舎関係者への配慮すら全く見せない役人的な態度(あ、元役人か・・・)、許せませんね。
エルコンドルパサー以来、年々海外へ遠征する馬は増えています。今後同じような事が起こらない為にも関係者が情報を共有したりするなどしないと同じことはまた起こります。
ただでさえ凱旋門賞での日本人のマナーの悪さ例えば武豊に口に指を当てて静かして欲しいと言わせるほど大騒ぎしたり、一人一冊だと言ってるのにパンフレットを何十冊と取っていったり、競馬場なのに何故か日本代表のサッカーのユニフォームを着ていたり・・・現地の人はみな正装ですよ?
例えば同じようにが日本に来た外国人が日本では考えられないようなマナー違反をしたら日本人はどう感じるのか、それを考えたらどんな目で自分達が見られていたのか分かるはずです。日本ではただのギャンブルでも海外では社交場と言ってもいいのほど競馬の文化は深いものです。
馬のレベルは上がってもそれを取り巻く人間のレベルは未熟だといわれないようしたいものです。
Posted at 2006/10/21 11:38:36 | |
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