2006年06月21日
神奈川時代、車の部品関係の仕事をしていたのですが、その時のお客さんにフェラーリとBMWしか弄らないと言うショップさんがあり、6LV12エンジンを自社設計、開発し、レースやコンプリートエンジンとして売り出すなんて話があり、その部品の一部を納めることになった事があります。 その時の実験担当の方と良く仕事をすることがあったのですが、この方鹿児島のある町出身の方で、お互いの実家も車で30分掛からないことや、知り合いがかぶっていたりしてビックリした事がありました。 その方は、会社のお客さんがレースをすると言うと、メカニックで手伝う事が多かったらしいのですが、その年のGT選手権でもメカニックに借り出されるなんて話をしました。 私もモータースポーツは大好きだったので、色々話をしているうちに、富士でのレースでピットに入れてくれたりしたんです。 次の年その方はドイツに赴任したとかで、会う事は無くなったのですが、そのチームは引き続き応援していました。 チーム名は、「フェラーリクラブオブジャパン」太田哲也さんのチームです。 ご存知の方もおられると思いますが、98年富士のレースで大火傷を負われ、その後闘病生活の手記がベストセラーになり、テレビ等で見られた方も多いと思います。 その日私も富士のグランドスタンドで見ていました。 アナウンスでは、軽い火傷って言ってたけど、車を見ると信じられなく、その後雑誌等で情報を得たり、本も出来る限り読み、映画も見に行きました。 最初に出た「クラッシュ」の中に、こんな下りがあります。 顔や体の再建計画の説明を受け全治3年と主治医の方に言われた時の言葉だそうです。
「太田君、君はアマゾンの流れの中にいるんだよ。 君には河の流れが止まっているように思えるだろうし、岸辺も遠くてよく見えないだろうけど、でも、いつかは必ず海に出る。 きっと治る。」
これを読んだ後、この言葉に公私共々何度救われたか・・・
話は長くなりましたが、この言葉をある友人に送りたいです。
頑張って下さい。
Posted at 2006/06/21 01:06:41 | |
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