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2013年11月02日 イイね!

またオイルの話

都市伝説いろいろ。

○鉱物油は中東産のナフテン系オイルがベースなので品質が悪い

鉱物油は原油から精製した成分のうちエンジンオイルに適する成分(パラフィン油)
をベースに作る。ナフテン油は粘度が非常に低く、エンジンオイルとしては不向きの
ため使われることはない。ナフテン油ベースというのはセールス用のデマである。


○鉱物油はスラッジが発生しやすい

この論理を主張する人が、スラッジが発生しやすい理屈を説明しているのを一度も
見たことがない。たぶん憶測で語ってるのではないだろうか。自分でも調べてみた
のだが、鉱物油にスラッジができやすい根拠は見つからなかった。知っている方が
いたらぜひ教えてほしい。


○短距離しか乗らないので3000kmまたは3ヶ月などのルールを守る必要はない

まったく逆で、短距離高頻度走行はオイルにとってもっとも過酷である。短距離で
エンジン停止を繰り返すとブローバイガス中の水蒸気が冷やされて結露したり、
添加剤の効きが悪くなったり(一番効果的に働く温度が暖気完了の状態)という
ことになり、ロングランより劣化速度は速い。


○スラッジがたまったらフラッシングすれば落ちる

低粘度のフラッシングオイルを少し回したぐらいでは、粘着性のあるスラッジを
落とすことはできない。逆に沈殿していたスラッジがフラッシングでエンジン内を
漂い始める危険がある。フラッシングオイルを抜いても一定量はエンジンに残る
ので、新油を入れても混ざって粘度低下を起こす。百害あって一利なし。


○じゃあスラッジがたまったらどうすればいい?

エンジンをおろしてオーバーホール。粘着性のスラッジは簡単には落とせない。
カムシャフトやロッカーアームなど動弁系にべったり付着することが多いので、
完全にばらしてパーツ単位で物理的に削り落とし、洗浄するしか手段はない。
スラッジが発生する前にオイルを交換するのが最大の対策である。


○100%化学合成

化学的に合成したエステルやポリアルファオレフィン「だけ」でベースオイルを
作れば原理的にはそうなるが、最近は鉱物油から水素化精製したVHVI油も
「化学合成」として売られているようである。このVHVI油は、鉱物油を精製した
油なので厳密には合成油ではない。だがオイルメーカーは成分を公開しない
ため、真実は闇の中である。
Posted at 2013/11/02 18:18:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | 日記

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