2013年11月22日
冬になると燃費が悪化するという話の続き。
あれから200kmほど走って燃費を計測してみた。
これまでの燃費は最悪23km/L・最高28km/Lぐらいで、平均して25km/L+ - 2km/L
ぐらいの燃費をキープしている。走り方は同じ。
最初の給油は23km/Lぐらいだったので、やはり冬場は燃費が落ちるのか?
と思ったが、次の給油では27km/Lだった。これまでの計測範囲から大きくは
変わっていない。燃費が落ちた時の状況は一部渋滞路を走ったりしたので
その影響だろう。
ということはつまり季節に関係なく一定範囲に収まっているということなので
やはり冬の燃費が落ちるという俗説はプラシーボという結論に至った。
ただし・・・・
やはり冬場になると 「燃費が落ちる人もいる」 というのは、ある意味納得
できる話かもしれない、とも思うのである。なぜか?
それはタイヤの空気圧だ。
整備をめんどくさがる人に多いパターンなのだが、割とタイヤの空気圧には
無頓着で走っている方も結構いると思う。タイヤというのは非常に重要部品
であり、グリップ・乗り心地・接地感・コーナリング性能・そして燃費にも影響
する大切なものだ。
タイヤの空気圧はかなり変動する。ゴム分子のすきまから抜ける自然減も
あるし、気温が高ければ空気圧も高くなり、気温が低ければ低くなる。
そして、夏の間の空気圧の高い状態を基準にすると、気温が低くなる冬期
は空気圧が減り、従って燃費も落ちるのである。
ものぐさライダーだと3ヶ月ぐらい空気圧チェックなしというパターンも珍しく
ないらしいが、これは季節が変わるには十分な期間である。そして夏場に
きっちり調整したタイヤも秋冬になれば自然に空気も抜けるし気温低下で
空気圧も下がる。
空気圧が10%変われば目に見えて燃費に影響するのは、知っている人は
知っている話だ。それが気温低下と自然減に無頓着で「寒くなったなー」
ぐらいにしか思っていないと、予想以上に燃費が落ちて驚くという寸法だ。
空気圧は最低でも月に1度は確認しよう。できれば2週間に1回ぐらいは
見ておきたいものだ。
燃費を意識して無理に高めにせずとも、標準圧でいいからコンスタントな
空気圧を維持していれば、それほど燃費が変わることはないはずなのだ。
それをサボった自分のことを棚に上げて季節のせいだと思い込んでいる
だけなのではないかというのが自分の推論である。
もし冬に燃費が落ちる明確な理由をご存じの方がいたら、是非とも教えて
ほしい。
Posted at 2013/11/22 22:15:00 | |
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