2014年03月02日
今年は珍しく大雪が2回も降った。そのため、雪上がりの通勤にバイクを使ったら、帰り道でよく使う裏道の細い路地に雪が残っていて直線フルバンク、レッカーコールに。幸い損傷は少なく修理もほぼ完了したのだが、関東人は雪を甘く見ているということを実感した次第。
さて。
雪上がりの道を走っていて気がついたのだが、フロントフェンダーにカラカラ、カラカラという砂利を巻き上げるような音がよく聞こえてくる。最初は四輪のチェーンが削ったアスファルトの削りかすだと思っていたのだが、どうやら違ったようだ。音の正体は塩化カルシウムや塩化マグネシウムなどの融雪剤の残留物らしい。
ご存じの通り、塩化ナトリウム(塩)をはじめとする塩化物は金属をよく腐食させる。海岸近くのガードレールはほぼ例外なく赤く錆びているのを見た人も多いと思う。問題は融雪剤の場合、塩化物の結晶が直接散布されていることだ。強烈な濃度の塩化物水溶液が直接車体を攻撃するのだから、その威力は潮風の比ではない。雪が上がっても路面に残った水分は危険だ。
融雪剤などめったに散布しない地方でまれに散布されると、気がつかずに大きな被害を被る可能性がある。ホイールハウスの内側やサスペンション、車体の裏側、ドアのちょうつがいやボディとのあわせ面など、水が残りやすいところは要注意だ。何しろ敵は目に見えない化学薬品なので、用心するに超したことはない。入念に洗い流すことをおすすめする。
実はここ数日、バイクで走行可能な状態だったがあえて走らなかった。上記のような理由のため、雨が降って融雪剤を洗い流すまでは走らないと決めていたからだ。ようやく土曜日曜と雨が降ってくれたおかげで安心して走れるコンディションになりそうでほっとしている。
雪上がりのドライ路面を安心して走行したまま洗車していない方は、高圧ホースを使って車体全体を流したほうがよろしいのではないだろうか。すでに雨が降って流された地域も多いとは思うのだが、こういうのは用心しすぎることはない。
P.S.
たまにガソリンに関するコメントをぽつぽつといただくのだが、元売りのネームだけでは判断できない事例があることに注意されたい。
現在把握しているのは、シェルの看板だがシェルのハイオクではない店。シェルプレミアムというガソリンはシェルのハイオクではない。
どこかよそから買ってきたものである可能性が高い。シェル純正のハイオクはピューラと書いて売るはずだからだ。また、無印店舗の場合はどこから仕入れているかによって品質がまちまちであることにも注意したい。
ちなみにエネオス以外にコスモもETBE混入ガソリンを売っているそうである。今後はエネオスとコスモに自分から入ることはないだろう。
Posted at 2014/03/02 20:58:15 | |
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