2013年11月28日
知ってる人は知ってると思いますが、カワサキ250ccツインのNinja250 / Z250に
リコール情報が出ている。早めに対処されますように。
対象は
Ninja250ABS装着車が前後ブレーキキャリパー
Ninja250ABS無し&Z250がリアブレーキキャリパー
いずれも装着位置が悪いためキャリパーが周囲に干渉して、ブレーキパッドの
片減りを起こすとのこと。ただしブレーキ性能に異常はなし。
当方は次の土曜日に販売店にて対処してもらう予定。ついでにオイル交換と
フィルター交換も実施。
新車当初からリアショックにゴツゴツ当たるような感触があったのだが、これが
リコール対処で直ることを期待している。
Posted at 2013/11/28 22:33:56 | |
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Z250 | ニュース
2013年11月22日
冬になると燃費が悪化するという話の続き。
あれから200kmほど走って燃費を計測してみた。
これまでの燃費は最悪23km/L・最高28km/Lぐらいで、平均して25km/L+ - 2km/L
ぐらいの燃費をキープしている。走り方は同じ。
最初の給油は23km/Lぐらいだったので、やはり冬場は燃費が落ちるのか?
と思ったが、次の給油では27km/Lだった。これまでの計測範囲から大きくは
変わっていない。燃費が落ちた時の状況は一部渋滞路を走ったりしたので
その影響だろう。
ということはつまり季節に関係なく一定範囲に収まっているということなので
やはり冬の燃費が落ちるという俗説はプラシーボという結論に至った。
ただし・・・・
やはり冬場になると 「燃費が落ちる人もいる」 というのは、ある意味納得
できる話かもしれない、とも思うのである。なぜか?
それはタイヤの空気圧だ。
整備をめんどくさがる人に多いパターンなのだが、割とタイヤの空気圧には
無頓着で走っている方も結構いると思う。タイヤというのは非常に重要部品
であり、グリップ・乗り心地・接地感・コーナリング性能・そして燃費にも影響
する大切なものだ。
タイヤの空気圧はかなり変動する。ゴム分子のすきまから抜ける自然減も
あるし、気温が高ければ空気圧も高くなり、気温が低ければ低くなる。
そして、夏の間の空気圧の高い状態を基準にすると、気温が低くなる冬期
は空気圧が減り、従って燃費も落ちるのである。
ものぐさライダーだと3ヶ月ぐらい空気圧チェックなしというパターンも珍しく
ないらしいが、これは季節が変わるには十分な期間である。そして夏場に
きっちり調整したタイヤも秋冬になれば自然に空気も抜けるし気温低下で
空気圧も下がる。
空気圧が10%変われば目に見えて燃費に影響するのは、知っている人は
知っている話だ。それが気温低下と自然減に無頓着で「寒くなったなー」
ぐらいにしか思っていないと、予想以上に燃費が落ちて驚くという寸法だ。
空気圧は最低でも月に1度は確認しよう。できれば2週間に1回ぐらいは
見ておきたいものだ。
燃費を意識して無理に高めにせずとも、標準圧でいいからコンスタントな
空気圧を維持していれば、それほど燃費が変わることはないはずなのだ。
それをサボった自分のことを棚に上げて季節のせいだと思い込んでいる
だけなのではないかというのが自分の推論である。
もし冬に燃費が落ちる明確な理由をご存じの方がいたら、是非とも教えて
ほしい。
Posted at 2013/11/22 22:15:00 | |
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オカルト | 日記
2013年11月13日
今日また1つ新たなオカルトを知った。
冬になると燃費が悪くなるそうだ。自分は夏と冬の燃費を比べたことがないので
今度計算してみるつもりだが、本当にそんなことがあるのだろうか。
FIの特性という説もあるのだが、キャブ車でも同様に悪くなるという。であるなら、
普遍的な燃費に影響するナニカがあるということなのだろう。
ネットで検索した範囲で得た情報によれば
1.暖機時間が増えるから無駄な燃料消費が増えるため
2.エンジンが冷えていると燃料が増量されるため
3.吸気経路が冷えていると霧化しにくいので吸気経路に付着する燃料が増えるため
4.エンジンの温度が上がりにくい=油温が低いので攪拌抵抗が増えるため
などなど、諸説紛々である。
まず1だが、これは個人的に説得力に欠けると言わざるを得ない。確かに暖機時間は
増えるのだが、夏場1分が冬場5分になる程度だ。これによって増える燃料消費など
たかが知れている。
走行中に消費する燃料に比べれば、暖機数分の燃料消費など誤差に過ぎない。
次に2であるが、気温が低いと空気密度が増えるため、O2センサーが検出する酸素
も増えてFIの吐出量が増えるという説明はキャブ車では説明がつかない。さらには、
酸素が増える量に相応の燃料が吐出されると吸気量が相対的に増えるため、同じ
アクセル開度ならパワーが出て加速がよくなり、同じ加速ならアクセル開度が減って
燃費は良くなるはずである。これも説得力がない。
3についても、インテークに付着する燃料の量などたかが知れている。FIであろうと
キャブであろうと誤差範囲であり、さらにはインテークに付着する燃料が燃えないで
どこかに消費されないと説明がつかない。論外である。
4は一見妥当な説明に見えるが、暖機完了直後のエンジンならいざ知らず、走行を
開始すれば油温は安定する。夏場に比べれば低めになるのはわかる。だがその差
は夏場の油温が120度とすれば冬場は80度~90度といったところだろう。この程度
のオイル粘度増加で数km/Lにも及ぶ燃費の悪化につながるものだろうか。
ためしてガッテンでも何でもいいが、日常科学系の番組で検証してほしいものだ。
個人的にはいずれの説も納得できるものではなかった。
実はただのプラシーボなんじゃないの?というのが正直な感想である。
吸気温度が低いということは酸素密度が高いということであり、燃焼にとっては条件
が良くなる。燃費が向上するという説ならまだわかるのだが。
こういうオカルトに出会うと根拠が知りたくなるのは、頭がかたいせいかもしれない。
Posted at 2013/11/13 20:13:53 | |
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オカルト | 日記
2013年11月11日
MVNOという、既存の携帯キャリア(といっても事実上docomoの回線借用)を使った
モバイル通信サービスがにわかに脚光を浴びている。
スマホごときに本体ウン万円、月の支払いが6000円超など馬鹿らしいと思っていた
自分にとってはまさに「これだ!」というサービスであった。おりしもGoogleが新型の
Nexus7 LTEを発売したばかり。ついつい勢いでNexus7と楽天LTEに手をのばして
しまった。
Google Mapで簡易ナビにはなるけれど、ここはもうちょい豪華な地図ソフトってこと
でMapFan for Androidアプリも購入。なかなか便利ぃ・・・・はいいけれど。どうやって
バイクに積んだものか、それが問題だ。
世間ではスマホやタブレットの車載にはRAMマウントなるものを使うのが一般的の
ようである。確かに検索するとPDA工房なるショップで通販されている。しかしこれ
を使うとしても、バイクへのマウントにはさらにもう一工夫必要になると思われる。
確実にマイバイクにマウント可能な道筋を見いださないかぎり、おいそれと手出し
することはできない。マウント買ったはいいがつかなかったではしゃれにならない。
Z250への7インチタブレットのうまいマウント方法募集中。
車載といえばもう1つ、車載動画である。現在手持ちの動画カメラはサンヨー製の
XACTI C40というもはや化石と言ってもいいモデルである。はやりのGoPROとかで
やってみようかと思ったのだが、あるものは活用するに超したことはない。さらには
この手持ちの化石モデルには、古いなりの美点があったのだ。
それはCCDグローバルシャッターである。車載動画は数あれど、画面がぐにゃりと
揺れる、ゆがむ動画は多い。これは現代のアクションカムが採用するCMOSという
撮像素子の構造的な欠点である。1画面を上から1ラインずつ信号出力していく
構造のため、上のラインと下のラインでは当然時差が生じる。
この時差が通称こんにゃく現象の原因であるが、CMOSは1ラインずつ出力させる
ローリングシャッターという構造であるがゆえ、こんにゃくを減らすことはできても
根本的になくすことは難しい。
それに比べてCCDはグローバルシャッターという方式を採用している。撮像素子
がとらえた画面の信号は、電子シャッターと同時に1画面丸ごと出力されるのだ。
つまり原理的にこんにゃくが発生しないのである。
ではなぜ各社とも欠点があるのを承知でCMOSを使うのか?それはまずコストの
問題であり、撮像素子の販売メーカーの都合でもある。現在のデジカメ業界では
量産でコストを下げられるCMOS方式が圧倒的であり、コンデジからムービーカム
まで猫も杓子もCMOSである。そう、CCDのムービーカムはすでに購入できない。
なんとプロ用の一眼レフデジカメすらCMOSなのだから何をか言わんやである。
話が大きくそれたが、このサンヨーXACTI C40はガングリップ型のムービーカム
であり、これまた車載マウントが非常に難しい。握った状態で撮影することから、
レンズの向きも若干斜めっているのである。吸盤つき雲台でヘルメットマウントを
試してみたが、角度の調整が難しく、頭は終始ゆらゆら動くため今いち納得いく
動画が撮れない。
いくらCCDでこんにゃくなしの動画が撮れても、マウントできなければ意味がない。
そしてマウント方法を探すという袋小路に迷い込んでしまうのだ。
臨場感からすればチェストマウントやタンクマウントがベストなのだが、それには
適したマウンターがなければだめだ。そしてガングリップデジカメを固定できる
ようなちょうどいいマウンターはなかなか見つからないのである。
現在持っている吸盤つき雲台でできそうなのは、サイドカウル(シュラウド)に
吸着させてローアングルからフロントフォーク方向を撮影するものだが、これを
やるにはカメラの命綱をどこにどうやって取り付けるかという課題が残る。
何かいい手はないものだろうか。
ちなみにCCD撮像素子を採用して動画撮影が可能なものは、普及型コンデジ
の中のごく一部しかない。今からCCDムービーカムを探すなら、こういったもの
を選ぶというのも1つの考えではあろうかと思う。
悩みはつきない。
Posted at 2013/11/11 21:22:37 | |
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車載 | 日記
2013年11月07日
鉱物油はスラッジができやすい説につながるネタ。
最近はAPIグレードの高度化にともなって、低灰分化・・・すなわち燃焼や化学変化を
起こしても固形物を発生させにくいオイルが求められていると聞く。そんな中、とある
オイル販売業者のページを読んだら、クリアランスの大きい空冷のようなバイクには
ZnDTPという添加物が必要だと書いてあった。最近の合成油には、ZnDTPが不足で
旧車にはよくないとも。
ばらしてしまうとそのメーカは米国Kendall(ケンドール)のオイルを輸入販売している
代理店なのだが、そのZnDTPという成分に興味を持ってグーグル先生に聞いてみた。
情報はいくらでもヒットするので気になる人は各自で検索されたい。
この添加物は、亜鉛分子1個に硫黄分子4個とリン分子2個、炭化水素分子4個が
結合したような構造になっていて、金属表面の極圧剤や潤滑剤として働くそうだ。
問題は金属イオンの亜鉛と、燃焼による化学変化でH2SO4、つまり硫酸に変化する
可能性がある硫黄、リン酸に変化する可能性があるリンである。硫黄とリンは熱や
化学変化を通してオイルを劣化させるのだが、残された金属イオンの亜鉛がどんな
形になるかというと、灰分すなわち固形物=スラッジになるのである。
最近のオイルはスラッジの元になる成分を減らす動きがあるので、あまり心配する
必要はないと思うのだが、そのKendallのオイルは旧車や空冷用と称して鉱物油に
ZnDTPを含んだ添加剤を加えているそうだ。それはHPにも書いてあった。
この成分は規制のゆるい昔から使われていたもので、潤滑油の添加物として現在
でも割とポピュラーに使用されるものらしい。オイルの劣化が進まないうちに交換
していれば問題はなさそうだが、交換をさぼっているとスラッジがたまるというのも
あり得る話だ。
じゃあ化学合成の2大成分であるPAOやエステルはスラッジにならないかというと
なるのである。PAOについては調査不足でよくわからないのだが、エステルは熱
や酸化、加水分解などによる高分子化(分子構造が変化して粒が大きくなる)に
よってスラッジになっていく。エステルで作った繊維であるポリエステルはご存じの
方も多いだろう。
なんだかよくわからなくなってきたのだが、結論としては鉱物油でも合成油でも、
添加剤と運転状況と走行距離によってスラッジができるときはできるということに
ならないか?鉱物油のほうができやすいって根拠はどこに・・・・
いずれにせよ四輪と比べて最高回転数が2倍から3倍、常用回転数は約2倍、
クランクケースのオイル量は約50%~80%ぐらいしかない二輪は、四輪より過酷な
環境で使われていることに変わりはない。メーカーが交換距離としているのは
5000km程度らしいのだが、2000km~3000km程度で変えたほうがいいのかも
しれない。このへんはまあ各自の判断になろう。
やはり定量的なデータがないとこの手の話題はなかなかオカルトの域を出ない
というのが結論かな。オイルとは奥が深いものなり。
Posted at 2013/11/07 23:49:16 | |
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メンテナンス | 日記