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カラ売り残高が増加傾向にあり、
かつ売り長の銘柄は今後の投資対象としてマークしておく必要があろう。
ちなみに、上記の条件に当てはまり、人気化しやすいものとして、

協和発酵キリン <4151> 、
日本製綱所 <5631> 、
安川電機 <6506>
太陽誘電 <6976> などが挙げられる



そこで、２４日申し込み現在の銘柄別信用取引週末残高をベースに
２２５構成銘柄のなかから選別してみた。スクリーニング条件としては、
信用倍率の改善度が大きく、かつ１倍未満で、信用売り残１００万株以上とした。
信用倍率の改善度上位では、

新日本製鉄 <5401> 、
ＪＦＥホールディングス <5411> 、
日新製鋼 <5407>
、東京急行電鉄 <9005> 、
横浜銀行 <8332>
などが挙げられる。

重量級の大手鉄鋼株が目につくが、世界的な金融緩和を背景とした
過剰流動性がプラス作用しつつある点を考慮しておく必要があろう。
　
ＳＭＢＣ日興証券は２２日付のリポートで、過去、
海外投資家が日本株を買い越す局面では、
外国人持ち株比率の高い銘柄群がアウトパフォームする傾向が
あったと指摘。海外投資家の日本株買い越しは一過性の現象ではなく、
今後も持続する可能性が高いとしたうえで、外国人持ち株比率が高く、
いまだ株価の見直しが十分に進んでいない銘柄は、
投資妙味が大きいと判断している。

　ちなみに、同証券のリストでは、対ＴＯＰＩＸの下落率（年初－２月２０日）
の大きい順で、
日本電気硝子 <5214> 、
日本板硝子 <5202> 、
三菱電機 <6503> 、
住友重機械工業 <6302> 、
ＮＥＣ <6701> などとなっている。