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今後は期末要因から大きなトレンドは期待しづらく、日経平均は引き続き1万円を挟んでのこう着となりそうである。また、1万円での底堅さが意識されているが、週後半にかけての下げによって、目先的な調整がコンセンサスになっているだろう。景気敏感セクターについては、年初からこれといった調整がなかったことからみれば、利益確定が出やすいところでもある。ただし、トヨタ<7203>など主力銘柄の信用倍率は1倍を下回る売り長の好需給の銘柄が多い。過熱警戒感が意識されているものの、値幅調整は限られ、日柄調整にとどまる可能性はある。

そのほか、実質新年度相場入りによる新規資金流入への期待もあり、目先の調整があるとすれば、押し目狙いの好機となろう。また、業績上方修正や配当の増額修正を発表する企業が散見されてきている。復興関連需要が本格化してくるほか、為替の円安によって業績の上振れ期待が高まるなか、現実的に上方修正の動きがみられてくることで、金融相場から次第に業績相場へシフトすることになりそうだ。