
みなさん、こんにちは!
3月は日本の最南端「波照間島」に上陸成功!
これまで3回の挑戦は波照間行きの船便欠航、中部地方の大雪予報による旅自体のキャンセルで到達ならず。諦めずに4回目の計画を立て悲願の「日本の東西南北端っこ制覇」を達成できました。
そのほか今旅では黒島、西表島と3島巡っています。
タイトル写真は沖縄県波照間島「日本最南端平和の碑」です。
<3月8日(金) 名古屋-石垣-黒島>

中部国際空港からJTA乗り継ぎで定刻通りに石垣空港到着。すぐに東交通の定期バスに乗り込み、30分ほどで離島ターミナルに到着、ギリギリだった黒島行きの船に間に合いました。間に合わなかった場合は石垣で時間つぶししかないのでラッキーでした。
この日は海がやや荒れており、特に経由地の竹富島に向かう途中で高波に乗り上げジャンプ。これを幾度か繰り返します。船窓からの景色は写真の通りで、左側の風景が一瞬で右側に変わり、かなり衝撃があります。

黒島には6年ぶり2回目の上陸。小さい島なので移動手段はレンタサイクル(自力自転車)で十分です。前回行けなかった南西側を回ることにしました。

西海岸に近付き「プズマリ(先島諸島火番盛)」です。琉球王府時代に海上交通を監視するために使られた遠見台で、黒島で最も高い場所となります。

そのまま海岸へ。かなりゴツゴツしています。

海岸沿いを南下する途中でヤギさんとご挨拶。

仲本海岸から南側を望みます。

島の最南端となる「黒島灯台」に到達。

灯台から北上する道はとってもイイ感じ。

道端で
美味しそうな牛さんと睨めっこ。

そして再訪となるハイドラ日本の道百選「県道黒島港線」の碑です。

ココから東進して前回最も感動した「伊古桟橋」へ。

透き通る海に果てしなく続く桟橋がとても素敵です。

黒島は「人より牛が多い島」と宣伝しています。島のあちこちで牛が見られます。人口約220人に対して、牛の数は3000頭を超えるそうです。

島の中央部にある「黒島展望台」も再訪。高さはわずか10mです。

平坦な黒島では島全体をほぼ見渡せます。やはりこの方向がイイ感じ。

自転車を借りた「Heart Land」さんはカフェも営んでいます。まったりとコーヒーブレーク。この島のノンビリとした雰囲気は時間が経つのを忘れさせてくれます。

黒島のサイクリング経路です。別名の通り“ハートランド”を満喫しました。

石垣島に戻り今回離島巡りの拠点となる「南の美ら花 ホテルミヤヒラ(写真は公式から拝借)」さんにチェックイン。このホテルを選んだ理由は離島ターミナルまで徒歩1分という近さ、そして大浴場(温泉ではありません)を備えていることで、快適に3泊過ごせました。

夕刻に明日の波照間便は1便と3便の運航が決定したとの連絡が入り、ついに念願の最南端到達が確実になりました。
祝杯はホテル内の居酒屋さんで夕食を兼ねて。海鮮サラダの海ぶどう美味しかった~! 満腹後は明日に備えますzzz
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<3月9日(土) 石垣-波照間島>

6時30分からの朝食をすませ意気揚々と目の前の離島ターミナルへ。
そして、、♫8時ちょうどの「ぱいじま号」で私は私は波照間へ旅立ちます~(^^;)

外洋含む一時間強の船旅は思ったより揺れは少なく、無事に波照間島上陸!

お得な安栄観光さんの波照間ツアーでサイクリングプランを申し込んでいました。追金なしの自力自転車のまま出発!
ところがこぎ始めてすぐに急な上り坂…電動にすれば良かったと後悔(^^;)
何とか第一目的地の「コート盛(先島諸島火番盛)」です。やっぱり火番盛は高い場所にあるのですね。

島の中央部までさらに上り坂、サトウキビ畑に囲まれた「波照間島灯台」です。海に面していない有人島最南端の灯台です。

島の東端までは嬉しい下り坂。そしてハイドラCPでは最南地点となる波照間空港ゲットです。

波照間はこれまで船でしか行けない島だったのですが、今年から空便も就航。ただし3月は機材の定期メンテのため運休期間でした(笑)
運航日(基本は月・水・土)とメンテ期間に注意して、船の3倍料金を覚悟すれば狙った日に確実に行けるようになりそうです。

最後に短い滑走路をパシャリ。

海沿いを南下して「星空観測タワー」です。最高の南十字星を見られるそうですが、コロナ禍の2年前に無期限の休館となっています。再開は厳しいとのこと。

タワーから数百メートル西進して、ついに「日本最南端の碑」です。旅を始めて最大の目標にしていた「日本四極」コンプリート!!!
3年前の与那国島(最西端)と同時に達成できるはずが欠航に阻まれ…それから4度目の挑戦。本当に感無量です(泣)

この地点はタイトル写真含め「最南端」の文字が目立ちます。これは最南端ベンチかな(笑)

ここからは最南端海岸沿いを東進。「ペムチ浜」から本当の最南端箇所を臨みます。

「底名溜池展望台」からの景観です。

海沿いを北上して「ペー浜」です。海水がキレイ過ぎて砂と水の境目が判別できません。

最後に「ニシ浜」で、こちらは青のグラデーションが素晴らしかった~!

出発時には決まっていなかった第2便の船が運航され、お昼過ぎに波照間を離れます。寂しさと感謝の気持ちが入り交じりました。

波照間の自転車旅はこんな感じです。石垣島のホテルに戻り、しばし休憩。夕食はアートホテルまで歩きビュッフェを楽しみました。達成感を何度も噛みしめながら2日目終了zzz
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<3月10日(日) 石垣-西表島>

昨日の波照間行きが決まった時点で、狙っていた西表島のツアーに申し込んでいました。波照間と並んで欠航率の高い西表島上原港行きの運航が決まり、やや荒れていた東シナ海を西進して上原港到着。

ツアー名は「ピナイサーラの滝&由布島観光」。いずれも前回訪問時には行けなかった地です。まずはガイドさんの運転でヒナイ川のカヌー乗り場付近の駐車場へ。ここでカヌーのパドル操作レクチャーを受けます。ちなみに夫婦ともカヌーは初体験、恐る恐るカヌー乗り場へ。
2人乗りカヌーに乗り込みいざ出発。前進はすぐに感覚を掴めますが、転回とブレーキ、バックは少し難しいです。悪戦苦闘しながら船着き場に到着。

続いてトレッキングで滝を目指します。道は細くてやや滑りやすかったですが、難易度は高くありません。20分弱で滝壺に到着!

ついに「ピナイサーラの滝」に到着。青空が拝めないのは残念でしたが、なかなか良い景観です。若い衆は滝壺に飛び込んでいましたが、私は自重?しました。しばし観賞して往路と同様のルートで引き返します。

クルマで30分ほど走り由布島付近の駐車場でガイドさん手作りの沖縄そばをいただきました。なかなか美味しかったですよ。

水牛車に乗って由布島に向かいます。

由布島は総面積0.15 k㎡、周囲2.0 kmの小さな島。まずは「蝶々園」へ。ここのチョウは人慣れしています。

かつては小中学校があったようですが、いまは校門跡のみ残っています。

観光地点としては最遠の「ブーゲンビリアガーデン」。なかなかキレイな花々でした。

あっという間に観光地点を制覇して、再び水牛車に乗って西表島に戻ります。

楽しいツアーを終え、上原港から石垣に戻ります。この日まで計画通りに旅程を進められ大満足です。
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<3月11日(月) 石垣-名古屋>

最終日はあえて予定を立てていなかったので、ホテルでまったりと過ごしました。14時過ぎの飛行機で那覇を経由して中部国際空港到着。空港レストランの「まるは食堂で」夕食(写真)を摂り、電車を使い無事帰宅。
初めて自分でクルマを一切運転をしない旅となりましたが、東西南北端を制覇できた達成感はこれまでの中で一番かもしれません。
長文最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。