さて。
以前書いたモノを読み返して自己採点してみる。
『残留のために必要な勝ち点は32』
→〇甲府の勝ち点は32。我が北海道コンサドーレ札幌を基準に書いたモノなので、札幌が勝ちきれなかった場合得失点差の争いになったでしょうね。
『そんなこと言っても、補強や監督交代でチーム状況が一変したら、下位とは言え勝ち星を積み重ねるかも知れないじゃないか!』
→〇ほとんどのチームは勝ち点伸ばせませんでしたね。
24節という終盤に来て勝てていないクラブが急に連勝街道を突っ走る、というのは奇跡でしかないです
→△正直、新潟があそこまで数字を伸ばして最下位脱出するとは、想像できませんでした。
札幌の相手は苦手アウェイでFC東京&残留を争う清水&相性悪いガンバ大阪。そしてホームとは言え首位の鹿島。 願わくば、鳥栖との最終節に残留を賭けるような展開は、遠慮願いたい
→×まさか鹿島以外に全勝とは!嬉しい誤算!
新潟。早く降格が決定して、プレッシャーから解放された新潟に暴れまわってもらいたい
→〇降格に片足突っ込んでからの強さには脱帽。むしろ呂比須にもう1年お願いしても良かったかも・・・!
大宮。優勝争いの川崎にACL争いの柏とC大阪。仙台戦で勝ちを計算したいでしょうが、ユアスタはそんなに甘くない。33節の甲府戦で敗れた時点で降格決定もあり得るかも
→〇8月の新潟戦が最後の勝利では、致し方なし。甲府と引き分けて降格決定。日程云々以前の問題でした。最下位での降格だと、昇格に苦労するかも・・・。
広島。監督交代が功を奏した感がありますが…優勝争いの川崎、ACL争いの柏との対戦を残し、残りも浦和・神戸・FC東京という微妙な相手
→△その微妙な相手とは2勝1敗で、最終戦に賭けずに済みましたね。早い監督交代が他クラブとの明暗を分けた感が。
清水。仙台・FC東京・神戸の中位勢プラス、残留を争う札幌との直接対決を残し、自力での残留を現実的に目指せる、日程的に恵まれた感。ただし、アウェイの仙台・FC東京戦で連敗し、ホームの札幌戦でも勝ち点を伸ばせないとなると、その次は降格が決まっているであろう新潟が道連れを狙う、恐ろしい展開も…
→△正直、ここまで苦しむとは思わなかったです。結果的にはアウェイの仙台・FC東京戦で引き分けたことをどう評価するか。ココで勝っていれば余裕で残留決めてたんだろうけど、ココの勝ち点2が効いて、結果的に甲府より優位に立てたとも言えるし。
甲府。セレッソ・神戸のあとは、新潟・大宮と直接対決。新潟さんには悪いけど、早く降格決定して甲府を叩いて欲しい、というのが偽らざる心境。最終節は仙台。 清水同様、自力での残留を目指せる日程かと。残り10節時点での予想を修正するならば甲府が勝ち点を35〜6まで伸ばす(3勝2敗)ことがあれば、残留ラインは33〜4、伸ばせなければ30〜31程度になるのかな、と
→〇正直、ココは読めなかった。リンス・ドゥドゥ頼みだったから。2人が点を取れれば勝てるし、取れなきゃ負けるだけのサッカー。そして「驚異の残留力」までは読み切れませんから。結果的には第24節までと全く同ペースで勝ち点を重ねたので、悪くはなかったのだけれど・・・甲府が勝ち点を積んでいれば、残留ラインは清水の34、最終戦で敗れていれば甲府は29だから残留ラインは30。ココの読みだけは褒めて欲しいっす、はい。
FC東京・仙台・神戸の三クラブが生殺与奪を握ってますね→〇確実に降格争いを左右しました。
FC東京、札幌●・清水△・広島●。
仙台、清水△・大宮〇・甲府●。
神戸、甲府〇・広島●・清水●。もしこの3クラブが対象チームに全勝したとすると・・・
13位 札幌40
14位 清水29
14位 甲府29
======
16位 新潟28
17位 広島27
18位 大宮25
落ちていたのは、広島だった!ま、数字遊びですがね。
最後に。
残留を争うクラブは札幌をマークしていることでしょう。圧倒的な降格候補でしたから、ね。サッカーファンの目も含めて、それは今でも変わっていないでしょうが、札幌の変化に気づかないうちにシーズンが終わってくれれば、こっちのもの
→〇終わったから書く。残留した01年は、得点源エメルソンの代わりに獲得したウィルが得点王の活躍。その他の年、02・08・12年は、
前年より明らかに戦力ダウンした状態での戦いだったが、今年は少なくともダウンなく開幕を迎えた。熱心に見ているサポーターならば容易に気づく。分からないのは他クラブのサポーターと、熱心に見ていない3流ジャーナリストだけ。
いつもは後手後手に回り、
ろくな選手を取れない夏の移籍期間でジェイ・石川(+チャナティップ)を補強。全員、重要なピースとして機能した。
そのような状況で開幕を迎えられたのは、
13年にOBの野々村芳和が社長に就任したから。数々の人脈を形成し、甲府・海野社長らから経営ノウハウを吸収し、理想のサッカーを目指すビジョンを明確にし、そこに向けてのステップを確実に登ってきた。そのことも、他クラブのサポーターやファンには気づき得なかったことでしょう。
5月以降負けが込んだとき、私は四方田監督の更迭を望みました。フロントは首切りではなく夏の移籍解禁まで耐えた。その理由は、最終戦後の「ペトロヴィッチ監督就任・四方田ヘッドコーチ転身」に現れていましたね。目先の勝利と今後のビジョンを明確にわけて考えていた、ということ。
想像以上に、野々村芳和はキレ者。さすがにそこまではサポーターでも分からなかった。
ともかく、今までの
「さっぽこ」とは違う。それを読み切れなかった上位陣から勝ち点を挙げることが出来たのが、今季残留出来た理由。
ただ、来季はペトロヴィッチ就任でサッカーが変わる。
それは、今季甲府がやろうとして結果として降格してしまった「守備ベースからの脱却」。
今季開幕前より、正直不安や恐怖があります。
長文ご容赦。
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サッカー | スポーツ
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2017/12/05 11:00:49