コスモと聞いて・・・
流線形でグラマラスな初代スポーツ・・・
しばたはつみのマイラグジュアリーなAP・・・
全てにおいて贅の限りを尽くしたユーノス・・・
そんなコスモ達の方が世間的に有名ですが、角目四灯リトラのコレがすぐに思いつく人はかなりの重症です(笑)
その中でかなりなキワモノ扱いな歴代コスモの中でも最も黒歴史認定されてもおかしくない車両なのに・・・
しかもクーペがコスモの代名詞と云っていい筈なのに、何故かセダンという設定で販売したマツダの上層部の判断は気の迷いと云うか・・・恐らく血迷ったのでしょう。
セダンを追加すればボレロに乗ってやって来る未体験ゾーンなニューマンが愛を語るクーペ勢や・・・
ホワイトシンドロームな三兄弟やジュリーやジャックなニクラウスとかアウトバーンな疾風のパワーエリートとかに勝てるとでも思ったのでしょうか?
案の定、間違いだらけのクルマ選びで有名なメルツェデェースな方からマツダのデボネアと由緒正しい称号を戴いてしまいました。
さて、そんな大変素晴らしい車両を紹介してみましょう。
外観は4枚セダンなのにリトラと不気味な風体で、見るからにアンバランスさが光ります。
遠くから見たらロングノーズのナナイチっぽくも見えなくは無いのですが・・・
恐らく私の目と頭がオカシイのでしょう。
内装もデジパネなのかアナログなのか訳判らないインパネが最高!
LEDのバーが一つか二つでしか判断が出来ないので・・・
整備性?何ソレ美味しいの?
整備書の規定している回転数を知る事は恐らく無いでしょうねぇ・・・
それ以外の室内も・・・
まるで松本零士の漫画に出て来るんじゃないかって思える程の近未来チックな雰囲気で、気分は宇宙船のコックピット!?
でも・・・
シトロエンとかピアッツァやアルシオーネが隣に付くと霞んで埋没してしまいます(笑)
走りは鈍足なレシプロエンジンなので最高速は100キロが限界で運送のトラックや軽自動車に抜かれる始末!
他車種に流用せずに30ン年前の化石的なエンジンを採用したおかげで部品は皆無!
しかし、単純な構造?耐久性があるのか??故障といった事態には被っていません。
あっ、オイルをたまぁ~に喰ってしまうのはご愛敬?
それでも・・・
燃費は街乗り7~10、高速12~14と、意外にも燃費が良くて出費が多い日も安心♪
ソコだけですよ・・・他のRE車乗りがこの車を「いいなぁ~」と思える所なんて。
しかもコンピューター付きなので平均燃費や計算はボタン操作で簡単に出来ます。
絶対に使わな・・・物理的に使えないボタンも多数(笑)
小生意気にもオートクルーズ搭載で楽ちん仕様です。
マニュアル車なのに・・・
そんな素敵なクルマを今回のコンセプトは・・・
おじいちゃんのワンオーナー車をイメージして作ってみましたが・・・
妙にワザとらしい似合わない仕様になってしまいました。
改めて・・・
どこからどう見ても・・・
立派な変質車ですな(笑)