
車検の時にミッションマウントやサブフレームマウントを交換してもらったのですが、エンジンをかける時のセルが回る音や、走ってる時のトルコンの回る音が車内に反響するようになった。
ちょっと気になるので自分でミッションマウントを見てみる事にしました。
事前にみん友さんでもあり、私の整備のお手本でもある方のホームページで一通りの作業の流れを確認しておきました。
しかし、その方の車はXJS。私のはXJ40です。同じくらいの年式なのでそんなに気にせずに作業開始。

リアタイヤを厚めのブロックにのせ、フロントは馬にのせようと思ったのですが、馬が砂利にめり込むのでジャッキアップのみで、万が一のためにタイヤの下にブロックを置き作業しました。

ミッション下にジャッキを噛ませミッションが落ちるのを予防し、ジャガーのミッションマウントはスプリングを使った特殊なタイプなのでミッションマウント下には車載ジャッキを使いマウントがバネで弾けないようにしマウントを外します。
ここでミッションマウントの仕組みを見ましょう。
画像はお世話になってる方のホームページより抜粋したXJS用です。

ミッションから伸びるシャフトにウレタン製のバッファーが刺さりこれで横揺れを吸収し、ミッションとマウントプレートの間にスプリングがありこれで縦揺れを吸収してます。
形は様々ですがオールドジャガーはだいたいこのような仕組みです。
ところが、私のXJ40はちがってました。
なんとスプリングが大小2つありました。
あわてて携帯でXJ40ミッションマウントを検索したのですがミッションマウント交換に関する記事がヒットしません。
やっと見つけた取り付け図が下の画像になります。

眺めてると少し違和感が…。
XJSなどは先ほども書きましたがミッションから伸びるシャフトにマウントバッファーが付いててこれで横揺れを吸収し、ミッションとマウントプレートの間スプリング、そのマウントプレートをミッションバッファーで挟んでいて、ミッションから伸びるタイプレートをシャフトに通しナットで固定。
上手く説明できないが、マウントプレートにミッションが固定されてる。
が、XJ40はミッションがマウントプレートに固定されて無い。

外したマウントプレートを見ると、マウントプレートの穴に、右側のミッション側の小さなスプリングがのる受け皿が入り、プレートの穴の回りはウレタンでその中に小さなスプリングの受け皿が入り横揺れを吸収するようになってる。が、シャフトが無いため、ミッションがマウントプレートに固定されて無い。ミッションはスプリングにただ載っかってる感じ。これではスプリングで縦揺れを吸収するどころか逆にスプリングの上でミッションが弾んでるだけではないか?

画像は小さなスプリングの受け皿をマウントプレートに置いた画像です。この受け皿の下に大きいスプリングが入ってるのですが、ここにスプリングなんて必要無いのでは・・・!?と思うのですが!
もう1つ不思議なのが、シャーシーのミッショントンネルとミッションの間にスポンジが挟まってます。
これがミッションの横までずれてました。
画像を撮り忘れたのですが、ミッション下のジャッキを緩めシャーシーとミッションの隙間を広げスポンジをミッションの上へ押し込みました。
んっ?
もしかして、スプリングでミッションを持ち上げ、スポンジを通しシャーシーのミッショントンネルへ押し付けミッションを固定してるのか?
不思議です。
今回の作業の結果は、反響音は止まりました。
さっそく試運転。
残業ながら完璧には直って無かったです。
信号待ちなどドライブに入れて停止してる時に、コトコトと何かが当たってる音がしました。
また、やり直しですね(涙)
その後に、X300XJRのエンジンオイル交換をしたのですが、その時にミッションマウントを見てみました。
形は似てますが、センターに大きなブッシュとナットが見えました。
X300では、他のジャガーと同じ様に位置決めシャフトがありプレートにミッションを固定するタイプに戻ったのでしょうか?
下手くそなブログを読んで頂きありがとうございます。
Posted at 2017/12/10 20:00:53 | |
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