誤解のないように最初に申し上げておきます。
私、基本的に人並の常識は持ち合わせているつもりです。
まぁ、ガキの頃は他人のことなんざ知ったこっちゃないという傲慢なクソ小僧でしたので、人に迷惑をかけることも少なくありませんでしたが…
社会に出て様々な経験をするうち、少なくともガキの頃に比べれば多少なりとも人間として成長したと思います、多分。
ですので、所謂
『無茶振り』というやつを他人に強いることのないよう、普段は気を使いながら生きているつもりです。
しかし今回
とんでもない無茶振りをディーラーにかましたという話
というわけで本題。
先月より長々と書き連ねてきましたロードスター購入までの顛末。
無事ロードスターの注文を済ませたのは
前回のブログに書いてある通り。
これであとはマツダより製造日の連絡を待ちつつ
ちまちまロードスターに取り付けるパーツや小物を買いあさりながら
愛車が届くのを首を長くして待つ。
という段取りになるわけですが…
実は、最初からずっと懸念していることが1つだけあるんですよ
『嫁・MT・久しぶり』
はい、これですね。
嫁は免許取って20年近いですが、車歴は『MOVE』→『デミオ』の2台だけ。
そりゃデミオに16年も乗ってればそういう車歴にもなりますか。
まぁ、つまりずっとATにしか乗ってないんです。
私が
『ヴィヴィオ』に乗ってた時
MT修行と称して運転させたことはあったのですが…
どちらかというと私がやらせていたという側面が強かったですね。
いかんせん本人としてはMTを運転できる必要性がありませんから、そこまで必死に学ぼうという姿勢にはなり得ず、結局あまり上達しませんでした。
しかし今回は事情が違います。
実際に毎日乗るのは嫁ですし、当時私が所有していたFDの中古購入価格の
実に
2倍の価格の車にもなります。
流石に操作ミスって擦っちゃったテヘペロ☆では済まない車なのは本人も私も重々承知していました。
ですからそれが、最初にして最大の懸念点だったわけです。
これを解消する方法はひとつで、とにかくひたすらMT車を運転すること。
しかし、我が家にMT車が一台もない現状ではそれは実現が難しい。
仕方がないのでMTのレンタカーを探してみましたが…
都市部ならともかく、こんな田舎でわざわざMT車をラインナップしているレンタカー屋などあるはずもなく。
ならばいっそロードスターを…と調べてみれば
1日25,000円…
高けぇYO(;´Д`)
しばらく待ってりゃ納車される車を、たった1日借りる為だけに25,000円出すというのはさすがにいかがなものか。
そんなこんなで納車されてからぶっつけ本番で自分の車で慣れていくしかないのかなぁ…と思っておりました。
そんな時でした、私に
悪魔のような閃きが舞い降りて来たのは
あ、大事なことなのでもう一度言います。
私、基本的に人並の常識は持ち合わせているつもりです。
まぁ、ガキの頃は他人のことなんざ知ったこっちゃないという傲慢なクソ小僧でしたので、人に迷惑をかけることも少なくありませんでしたが…
社会に出て様々な経験をするうち、少なくともガキの頃に比べれば多少なりとも人間として成長したと思います、多分。
ですので、所謂『無茶振り』というやつを他人に強いることのないよう、普段は気を使いながら生きているつもりです。
そんな私の口から、ディーラ担当に対して出た言葉は
『ロードスター試乗できます?』
でした。
馬鹿なの?(゚▽゚ )
試乗とは?
車を選ぶためにお客様が車の性能や乗り心地を試すためのものであって、車を買ったお客様がMTの練習をするために行うものでは断じてありません。
そんなこたぁ言われなくてもわかっています。
ですから私としては半ば冗談のつもりだったんです。
流石に本気で試乗車でMT練習させてくれなどと、素面では言えませんよ。
そんでディーラー担当の答えは
『多分大丈夫っすよ』
いいのかよ(;Д)゚゚‼
この前代未聞のとんでもない無茶振りに見事応えてくれた甲信マツダ恐るべし…
ということで、マツダがお休みのお盆期間中ロードスターの試乗車を貸し出して頂けることとなりました。
ただ、もちろんこれは
例外中の例外で、前提となる話がいくつかあり
■夢マツダ受賞後即日契約というタイトスケジュールだったこと
■あまりの急展開でゆっくり検討する時間を設けられなかったこと
■本来の予定が1年近く前倒しになったこと
ぶっちゃけ私たちは賞金を頂く側の人間ですから、急遽決めることになろうが、予定が早まろうが、それに対しては何ら文句を言える立場にありません。
ていうか文句なんか言ったら罰が当たります。
しかしこれらの事情について、ディーラーさんはかなり気を遣ってくれました。
もちろんMT経験の少ない嫁が何の準備もなくロードスターに乗ることになった事情も良く理解してくれていて、今回このような破格のご配慮を頂いた最大の理由は
『夢の実現を最後までサポートしたい』
ということでした。
今回私たちのロードスター購入の原動力となった
特別企画第7弾「夢マツダ2021」
これはお客様の夢を実現する為の企画で、車を売ってハイおしまいという性質のものではないということです。
今回の私の状況に当てはめれば、ロードスターを買って、それを安心して楽しめる環境を作るところまでサポートして頂いたという話になります。
既に車を成約した客に対して、試乗車を提供して自分の車が来る前に存分に慣れて下さいなんて通常あり得ない話です。
元々甲信マツダには48時間試乗というシステムがあり、以前
アクセラを購入する際に参考にさせて頂いた経緯がありますが、それはあくまでも購入のための試乗のハナシ。
今回とは状況が全く異なります。
こんな無茶な申し出を快諾していただいたこと、本当に嬉しく思います。
私マツダの回し者ではありませんが、声を大にして言いたい。
いや、まぁこの際マツダの回し者でも何でもいいやww
『甲信マツダの神企画すげぇわ』
ここまで徹底して夢実現に尽力していただき、感謝と感動しかありませんね。
先日授賞式の際おいで下さった部長さん曰く
こんなご時世ですから、企画の継続もなかなか難しいと仰っていました。
しかし、こんなご時世だからこそこのような夢のある企画を継続することに意義があると思いますし、何よりもっとPRすべきだと思います。
しかし残念ながら賞の性質上、受賞した方はあまり表には出てこないでしょう。
実際私も自分の周りの人間にはまだほとんど話をしていませんし、したところで余計な妬みを買うだけですからほとんどメリットがありません。
ですからせめて匿名のネットの世界でくらいは、甲信マツダのこの企画、今後も全力で応援させて頂こうと思います。
そんなわけで…しばらくの間
ロードスター試乗車生活ですヽ(゚▽゚ )ノ☆