足尾鉱毒事件というフレーズを多分大半の人は知っているだろう。
足尾市には銅山のだったころの資料展示してある「足尾銅山観光」なるものがあり観光スポットとなっているがでは実際、
被害にあった地はどうなってしまったのか?
現在どうなっているのか?
をこの目で確かめたく行ってまいりました。
はじめに言っておきますがこの地を訪れる方はしっかりとした装備で訪れてください。
トレッキング装備はもちろんですが、熊も出没(今回は野生の鹿に出くわしました)するようなので用意は抜かりなく。
家からバイクで約3時間で現地到着
最初に飛び込んできたのが本山精錬所あと

かなり朽ち果ててますが当時はこの煙突から濛々と黒鉛が上がっていたのでしょう。
そして見えてきたのが足尾砂防ダム

洪水時に土石流を防ぐ役割を担ってます。
つまりこの先はあまり緑が生えていないと言うことを指します。
それでは現地へ向かいます

すでに遠くに見える山に緑がありません・・・
暫く歩くこと30分
カラミの山が見えてきました。

銅を採掘した後に残った残りかすです。

カラミの場所にはいくら植樹してもすぐに枯れてしまうそうです。
更に進むと植樹のした場所があります。しかし大きくは育たないそうです。公害発生時に亜硫酸ガスが溶けた雨で木が枯れ土壌の大半は岩場と化してます。わずかに残る土壌に植樹してあります。

まるで墓標のような感じを受けます・・・
更に進むと以前村があった場所にたどり着きます

公害によりこのあたりでは作物も育たないようになったそうです。
村人はなくなく村を捨てたそうです。
さら進むと松木渓谷が現れますがこのあたりもあまり木が生えてません
ちなみにこれがパノラマで撮った松木渓谷全景
公害発生から100年以上たってますがその傷はまだ癒えきってません。
人間の愚かさを実感して帰路につく途中の小川には魚たちが沢山いました。
これだけ人が住めない地になっても自然の回復力には驚かされます。

Posted at 2013/11/17 22:11:25 | |
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