2014年11月7日
5回目リコール対応(フェライトコア取り付け)でディーラーへ車両を持ち込む。
サービスで洗車もしてあった。
帰宅し駐車場でルーフに映り込む建物のラインが歪んでいる事に気づく。
ルーフ中央とやや後方部に不自然な盛り上がりが確認できた。
(ディーラーのサービス洗車によるルーフ変形と思われる。)
すぐにディーラーへ連絡し、再度車両を持ち込み確認してもらう。
(担当者の発言)
「スミマセン、勝手に洗車してしまって」
「特別に注意して洗車するように指示していたのですが」
「メーカーにも上げておきます。」
「洗車前に確認しておけば良かったのですが」
という感じで、暗に元々変形していたかのように話を進めてくる。
担当者が来客対応している間に、屋外の展示車両をチェックしてみた。
3台あるFIT3のうち、1台が全く同じようにルーフが変形していたので、
担当者にも確認してもらう。
(この日の協議内容)
当方は長い間(2ヶ月以上)洗車もしていないし、職業柄ルーフが変形するような
洗車もしない。展示車両も同様に変形しているのだから、今回のサービス洗車
によって変形したのは明らかだと思う。
パネル交換や板金塗装は避けたいがデントリペアで完全に修復できるかどうか
は、やってみないとわからない状態だと思う。
(私自身、完全修復できるか自信は無い。)
まずはディーラーとして修理方法や費用(もちろんディーラー負担が前提)を
提示してもらう事にした。
2014年11月14日
(担当から電話連絡あり)
ディーラー側で探した業者の修理見積もり額が12000円程度との事なので、
一桁違いますよ。私が引き受けるなら10万ですよ。と返した。
その額で完璧に直せるなら、その業者に任せても良いが、結果確認は厳しく
させてもらいます。と返答したところ、また後日連絡すると言うことで電話終了。
(1週間以内に連絡してもらう事にした。)
2014年11月20日
(担当から電話連絡あり)
ディーラーに入庫されてくるFIT3を調査したが、何台か同じ状態になっている
事から、メーカー側?の担当者も呼んで調査を進めたいとの事。
10万という修理費用は高すぎると思うが、まずは見積書を出して欲しいとの事。
明日(21日)、メーカー側担当者も呼んで、現車確認をしたいとの事で協力を
要請された。
2014年11月21日
(ディーラーへ車両持込み)
ピット内にてメーカー担当者による状態チェック(写真撮影がメイン)となる。
なかなか変形している箇所が見えないらしく苦戦されていたので、コツを伝授し
わかりやすいようにマスキングテープ片を貼ってあげた。
ピット内には既にルーフライニングを下ろした車両が用意されていて、ルーフの
補強ビームの位置などが見れるようになっていた。
予想していたより補強の間隔は短く、薄いパネルを採用した分を補強の間隔で
補っているような印象を受けた。
一方で、補強の間隔が短い分、内側からパネルを押し上げる際のパネルの遊
びが少なく、パネルの折れグセを取るのは大変かもしれないと思った。
率直な所、デントリペアでどこまで戻せるか...微妙な構造である。
ディーラーの方にも、車体から数メートル離れた所に脚立を置いて、その上から
ルーフに映り込んだサッシのラインを頭を上下に動かして見るようにコツを教え
てあげたところ、ようやく今回の変形の大きさ、酷さをわかってくれた。
メーカーとしても状況を把握できたようなので、そのうち対策を盛り込むかもしれ
ないが、もう既に買ってしまった者からすると、あまり嬉しくもない。
どうせなら、変形を修復してくれる装置でも開発して欲しいくらいだ。
店長も平身低頭、精一杯謝ってくれたので、なるべく事を荒立てずに、これから
も良好な関係を保てるように付き合っていこうと思う。
2014年11月28日
(担当から電話連絡あり)
一応メーカー側が非を認めた形の対応で落ち着きそうだと連絡があった。
それは車両の欠陥(設計ミス)を意味する。(と僕は思う)
そのうちコッソリと「カイゼン」された車が出荷されていくのだろう。
実際問題、出荷済みの車両を一斉改修するのは現実的では無い。当たり前だが
リコールになるような不具合でもない。
ルーフの変形を気にするユーザーに対してのみ個別対応するんだろう。
それにしても、タカタの問題を見ても、現状のホンダは落ちるところまで落ちている
と思わざる得ない。
ミツビシの次に地に落ちた企業と言ってしまってもいいくらいだ。
まあでも、アルファロメオ買ってたとしても、こんな対応は期待できないけどね。
「イタ車ですから。」って真顔で言われるよ。(笑)