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今から四半世紀以上も前、この日本に

リッター（1000ｃｃ）あたり240馬力以上のパワーを絞り出す

モンスターエンジンがあった事をご存じでしょうか？



これです！


このエンジンを搭載するのが、NSR250R
今は無き２ストロークのエンジンです

カタログ上では45馬力と謳われていましたが、配線を一本絶縁するだけのリミッターカットで60馬力以上にもなるマシンでした



当時のバイクブームと時代がバブル期だった事もあり、各メーカーが開発費を惜しみなく使って凌ぎを削り、88年型と名が付く程に毎年モデルチェンジしていました

中型限定の免許制度、またレースのカテゴリーの中に250ｃｃクラスとF3クラス（２スト250ｃｃ以下・４スト400ｃｃ以下の混争）という日本独特のクラス分けがあり、その戦歴が販売台数に反映するという背景もあったのでしょう
このクラスだけが劇的な進化を遂げ、今でいうガラパゴス状態だったのだと思います



私も当時、バイク大好きな小僧でしたので乗ってました

パワーバンドに入った時のガツン!とくる胸のすく、怖いほどの加速!!!

富士スピードウェイのストレートでは、メーター読みで２１０km/ｈ以上は出ていました


若気の至り？ただ怖いもの知らずの馬鹿だったのかな・・・


あの頃の日本の技術、

そんな時代にバイクに乗れていた事

今では誇りに思っています

今朝、薄っすら雪が積もってたので・・・


ちょうど半年ほど前に写真撮った場所へ行き

時間も朝の同じ頃、　真逆の季節の中　

似たようなアングルで撮ってみました(^。^)












　

めぐる めぐる季節の中で
貴方は 何を見つけるだろう･･･

朝、夜が明ける少し前

釣りでもないのに海へ向かってみた


港で目に付く長～い建造物
特大すべり台！

ではありません



高台の地中から突然姿を現し




岸壁の端まで延びてます


終点はここ！
住金鉱業と書かれたサイロ


朝陽が出てきて、ウミネコたちが一斉に飛び交います

ここは蕪島！っていう国の天然記念物になっているウミネコの繁殖地
昨年１１月に神社が全焼して、今は再建工事中です



ここからクルマで２０分程内陸の山側に走ると・・・


まだ雪深い、少し変わった地形になってきます



ここは
日本じゃないような光景が広がる
”八戸キャニオン”と呼ばれる場所



セメント等の原料となる石灰石を掘り続けている所です

展望台があり


その横には
こんなドでかいタイヤが(＠_＠;)



９０トン積みダンプトラック用・・・？？？



最大望遠でもミニチュアのように見えますが




大きさがピン！とこないので、軽乗用車との比較（参考資料より）


掘って、掘って
また掘って・・・




ちょうどダンプが走ってきた。ここが海抜０ｍ地点です！！

見難いので赤丸印つけましたが、さらに下まで続いてます(-_-;)



石灰石とはこんな石です


実は、展望台からはもはや最深部は見えなくなっているため・・・

参考資料からの画像






現在は海抜-１７０ｍ＼(◎o◎)／！

２０５０年には２１０ｍまで到達する予定らしいです！！

言い換えれば、富士山頂の真逆で　「日本で最も空から遠い場所」





世界のBS製タイヤ！　４９インチって・・・

これ見てたら　無性にインチアップしたく　　　
ならね～ヨ(-"-)




右下に何やら細長いものが・・・

これは石灰石を運ぶためのベルトコンベア

何と、ここから約１０Ｋｍ離れた
朝見た港まで
人知れず　地中で繋がっているそうです！！



それ以前はトロッコで運ばれていたみたいです

この地下輸送管が完成したのが1973年
もう４０年以上も前のことです


地味な絵面が続きそうだった今回、天候に恵まれ青空に救われました


スケールのデカい話に驚きですが

そんな事を知る由もないウミネコたちは

今日も元気に飛び交っています
　
　おしまい　ｍ(_ _)ｍ