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2018年06月24日 イイね!

無題

無題昨年の初冬ごろの話ですが、ビートのオイルクーラーを空冷式からRSマッハの水冷式に変更しました。

それまで11年ほど使っていた空冷式クーラー、交換に至った直接の理由はサンドイッチブロックのパッキン劣化によるオイルにじみの悪化で、しかも当時このオイルクーラーキットを販売していたカミムラさんと、キット製造元との関係が既に絶たれてしまっていた為、部品調達も含めた今後の保守管理が面倒になりそうな部品は排除してしまいたかったというもの。

しかし最大の理由は、かねてより空冷式の特性と設置場所の悪さからくる使い勝手の悪さを感じていた事にあります。

当然ながら、空冷式では外気温の影響を受けて夏場ではあまり冷えず、逆に冬場になると良く冷える訳ですが、これが風当たりの悪い腹下への装着では、街乗りですら夏場は過熱気味、冬場はそのわずかな冷却能力も余剰になり、風量の稼げそうな高速道路でも運転条件が厳しければ120℃、低速・高回転な峠へ持ち込めば冬でも110℃に届こうかという、煮ても焼いても食えないようなカッコばかりのパーツとなっていたのが現実でした。

更にこのクーラー側の悪条件に加えてエンジンオイルの粘度に受ける影響も大きく、リリーフバルブによって油圧を規定値に保つ事で流量をコントロールしているエンジンの構造上、オイルを固いものにするほど少ない流量で規定圧に達してしまうため、クーラー部を含むエンジン内を流れる油量が減って熱交換効率が落ち、オイルがより熱しづらく冷めづらくなってしまうので、夏場の油温上昇の時間稼ぎには良いのですが、一旦上がってしまうとクールダウン走行をしてもなかなか下がってくれず、冬場は温まるまでの遅さが一層顕著になります。

また、無用なトラブルを避ける意図もあって、サーモスタット無しブロックを使っていた事も冬場の扱いづらさに拍車を掛けていた点として挙げられるんですが…

いずれにしても、これら様々な扱いづらさと、管理面の不安を抱えてまでこの空冷式クーラーを使い続けるメリットは無く、いずれ水冷式に替えたいと考えていてようやくの交換でした。


また実際の所、今となっては自ら峠に赴く事は皆無なので、突出した冷却性能は要らず、それよりも年間を通じた安定的な性能や暖気運転時間の短縮等、いわば水温・油温間での温度のスタビライザーとしての機能の方を重要視するようになっていた為、絶対的な性能が空冷より劣る事になっても構わないと割り切っていました。

そしていざ使ってみると、街乗りでもすぐに分かるほど油温が安定し、ほぼ90℃付近に留まることができるようになっていました。

これまでの空冷では、街乗りでも夏場なら100℃、春・秋で95℃、一方厳冬期は40~50分走っても80℃まで上がるのもやっという状態で、この油温そのものに大きな問題は無いにせよ、一目で分かるバランスの悪さがありました。

ところが、この水冷式では油温が90℃を超える辺りになると、水温に干渉されて油温が下がってくるのがメーター上であからさまに分かるほど良く効いています。

80℃がやっとだった冬場も、同じ距離で85℃まで上がるようになり、上昇の時間もわずかとはいえ早くなっています。
ただ、季節を問わずビートは基本的に適正温度までの油温上昇が遅いため、この点はビート特有のオイルパンの放熱フィンが裏目に出ているのかもしれません。


…が、ここまでの効果はほぼ予想通りで、期待を裏切ること無く効果が現れている事で十分満足していたのですが…


実は水冷の威力を最も感じる事になったのが、意外にも峠だったのです。

今年5月末に参加したカミムラさんのツーリングで赤城から榛名へと久々に本格的な峠道を走らせた際には、油温が上がるほど水温との温度勾配が大きくなるせいかよく粘ってくれ、ピークは空冷時とほぼ変わらず110℃付近で留まった上に、一番印象的だったのが、前走車に追いついてクールダウン走行に入るとわずか数分で90℃台前半まで下がっていた事です。

これは10w-40のオイルを使っている現状で、腹下空冷だったら間違いなくこんなに下がりません。

RSマッハの水冷式クーラーは普通車用の大容量の物を流用しているとの事ですから、よりはっきりと効果が現れたのでしょうが、それにしても水冷式がこれ程使い勝手が良く優秀だとは思いませんでした。伊達に純正で多く採用されている形式じゃないですね。

…というか、腹下空冷がいかに効率の悪い物だったのかもはっきりしてしまった訳ですが。

もちろん、チューン内容や乗り方も人によって千差万別なので、あくまでこの温度自体は一つの参考値にすぎませんが、公道走行の範疇であれば、複層式ラジエーターとこの水冷式オイルクーラーを組んでおけばほとんどのシーンに対応できるであろう程万能ですね。



尚余談ですが、このツーリングにおける、昨年ライフに施したサクションパイプ延長によるトルク特性改善の効果は、ビート・ターボやS660相手では毛ほども無かった模様。

ですよねー。
Posted at 2018/06/24 23:27:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | ビート | 日記

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