
K-7発表なりましたねぇ~!かなりの力作だと思いますぅ!
ペンタックスは、デジタル一眼レフカメラ「K-7」を6月末に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ボディのみで13万円前後の見込み。
標準ズームレンズ「DA 18-55mm F3.5-5.6 AL WR」とのレンズキットも用意する。14万円前後の見込み。
コンパクトさと高性能を両立した「プレミアムスモール」をコンセプトとする、Kシリーズの上位機種。ファインダー、シャッター、連写、AFなど多くの基本性能を見直すとともに、ペンタックスのデジタル一眼レフカメラとして初めてマグネシウム合金のボディを採用した。ボディは77カ所にシーリングを施した防塵・防滴構造。-10度までの耐寒性能も有する。
本体サイズは、K20Dの141.5×70×101mm(幅×奥行き×高さ)に対して、130.5×72.5×96.5mm。奥行きこそ2.5mmほど増してはいるが、幅で11mmの削減を達成している。現行機種と並べてシルエットを比較すると、K20DとK-mのちょうど中間に位置する大きさとなるだろう。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当(23.4×15.6mm)、有効1,460万画素相当のCMOSセンサー。4chの高速読み出しを可能とし、最高約5.2コマ/秒の連写が可能。感度はISO100~3200。拡張設定によりISO6400まで増感できる。従来よりノイズを大幅に低減したという。
AFセンサーには新開発の「SAFOX VIII+」を採用。測距点11、うち中央9点がクロスセンサーという点は変わらないが、光源を別センサーで検知することで情報量を増やし、従来より正確なAFを可能とした。加えて専用の補助光も装備する。
測光センサーも新開発。77分割の測光素子の採用に加え、本体内のセンサーにより構図の縦横、被写体までの距離、撮影倍率などの情報を加味することで、従来より測光と露出決定精度の向上を図った。
ファインダーは視野率約100%、倍率約0.92倍のペンタプリズムファインダー。スーパーインポーズの位置を変更したことで、ペンタ部の小型化を実現した。フォーカシングスクリーンにはMF時におけるピント合わせのしやすさを向上したという「ナチュラルブライトIII」を採用した。ペンタ部には内蔵ストロボも備える。
液晶モニターは約92万ドットの3型。上下左右約170度の広視野角タイプを採用した。表示面には反射を防止するARコートも施す。
ライブビューではコントラストAFと最大16人までの顔認識AFが可能になった。新開発の絞り制御機構とステッピングモーターを内蔵したことで、ミラー制御とシャッターチャージを別にして駆動するようになり、ミラーアップしたままレリーズできるようになった。静かで振動の少ない撮影が可能になるという。最高シャッター速度は1/8,000秒。
動画記録は、Motion JPEG、AVI形式での記録に対応。解像度は720p(1,280×720ピクセル)のほか、1,536×1,024ピクセルと640×416ピクセルを選択できる。フレームレートは各30fps。内蔵マイクはモノラル。HDMI端子と外部マイク用の入力端子を備える。
画像処理エンジンには処理スピードを向上した「PRIME II」を初搭載。静止画だけでなく、動画でも高速なデータ転送を可能にしたという。
手ブレ補正機構「SR」(Shake Reduction)を利用した「自動水平補正」と「構図微調整」機能を新たに搭載した。
自動水平補正は、内蔵センサーがカメラの傾きを検知すると、SRユニットを回転方向に動作させて水平を保つ機能。電子水準器も新搭載で、光学ファインダーとライブビューの両方で利用できる。
構図微調整は、撮像素子の位置を上下左右および回転方向に微調整できる機能。三脚に固定してライブビューで撮影するケースでの使用を想定する。上下左右方向には最大±1mm、回転方向には最大±2度までの調整が可能。ただし、手ブレ補正をONにしている場合、回転方向の調整幅は最大±1度となる。
ゴミ対策機構「DR」(ダストリムーバル)は「DRII」に進化。圧電素子によりローパスフィルターを超音波振動させることで、ゴミの除去を行なう。従来はSR機構を上下に震動させてゴミをふるい落とす仕組みだった。
カメラ内の画像処理関連についても新機能や追加要素がみられる。
新機能の「レンズ補正」は、装着レンズの歪曲収差と倍率色収差を自動補正する。DAレンズ、DFAレンズ、DA★レンズなど27本に対応。ただし、補正処理に時間がかかるため、標準ではOFFに設定されている。
露出の異なる3枚の画像をダイナミックレンジの広い1枚の画像に合成する「HDR合成」も新搭載。自然な仕上がりの「標準」と細部を強調する「誇張」の2段階から選べる。
多重露出を補助する機能も備えた。ライブビューでの撮影時、1枚目に撮影した画像をスルーして表示する。また、枚数を重ねるごとに露光量を加算して表示するので、適正露光の判断も容易としている。
カスタムイメージには、淡く繊細な色調の「ほのか」を追加。パラメータの調整項目にも「キー」、「ハイライト調整」、「シャドー調整」が加わった。
加えて、ホワイトバランス調整には夕日などの色成分を強調する「CTEモード」と「電球色蛍光灯」も追加した。
また、2008年10月発売のK-mに搭載していたデジタルフィルターを装備。新たに「ミニチュア」と「フィッシュアイ」の2種類を加え、計9種類となる。
さらに、2008年3月発売のK20Dから搭載していたダイナミックレンジの拡大機能は、白トビと黒ツブレの両方に効果を発揮するようになった。従来は白トビの抑制にのみ効果を発揮していた。
操作画面やアイコンなどには、カラーユニバーサルデザインを意識した配色を施しているという。操作画面も6種類のカラーを選択でき、操作ボタンやモードダイヤルなどの配色も、色覚障害者に配慮したデザインとなっている。AF補助光の色も、色覚障害者が視認しやすい緑色。
著作権情報の添付にも対応した。撮影者と著作権者名を入力できる。
電源はリチウムイオン充電池「D-LI90」。現行機種が採用している「D-LI50」よりも大型化しており、ストロボ発光無しでの撮影可能枚数は約980枚。オプションとして、バッテリーグリップ「D-BG4」(オープンプライス、3万円前後の見込み)を用意する。現行機種の「D-BG2」との主な違いは、AFボタンを備える点。防塵・防滴構造は継承している。
記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。本体サイズは130.5×72.5×96.5mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は670g。電池、記録メディアを含む重量は750g。
Posted at 2009/05/21 14:50:45 | |
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