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この車を購入したのは2年前の一月。
納車され確か一週間位でセルが回らないと言う不具合が発覚した。
しかし、粘ってスタートボタンを押し続けると、結局掛からない事は無いと言うなんとも不思議な現象だった。
念のため言っておくと、バッテリー（電圧低下）の問題ではないのはハッキリしていた。
数日して不具合が出る条件が分かってきた。
日中の10度を超えるような陽気では起こらず、7度以下になる寒さで起こるという事。
一度エンジンが暖まれば、余熱がある内は起こらない事。
この頃は毎回起こるのでは無く、たまに起こる程度だったのだが、、、

販売店の修理補償が付いていたので修理に出したのだが、最初は『現象が起こらない』と言う修理あるある。
コンピュータ診断を経てちょっとした修理をして一度戻っては来たものの結局再度入院し、再度部品交換等の修理を受け、計3週間近く入院してたのだろうか？
一応直ったと言うので納車されたのだが、やはり冷え込んでいるとたまに症状がでた。
その頃はもう3月になる頃だったので、段々と暖かくなる季節。
たまに出る症状も陽気に合わせて出なくなるようになり、もしかして直った？と思わせたのだった。

暖かな季節は症状はまるでなく、そんな事も忘れていた11月。

出た。
やっぱり出た。
しかも以前より頻繁に。
もう、寒い時には2回に一回は症状が。
休み休みエンジンスタート操作を繰り返していると結局は掛かるのだが、セルが回るようになるまでこの頃で2〜3分掛かっていた。
そうそう、不具合と言えばもう一つ、ステアリングの電動チルトが反応しない時があった。
その事も有り、エントリー時にステアリングが上がっていてエンジン始動後にメモリー位置に動く何ちゃらシステムも切っていた。

結局その冬もそんな不便さもデフォルトととして気にする事なく冬を乗り越えたのだった（笑）

そして今回の冬だ。
今冬はあろう事か、まだ気温が10度以上ある10月から起こり始めた。
冬には車検もある事から、修理と車検をお願いできる良い修理工場が無いかなと探し当てたのが、今回お願いしたところ。

輸入車を多く扱っている一人でやられている修理工場なのだが、先ず車検の相談をしてざっと見てもらったところ、ブレーキパッドの残が危ない事が判明して車検前に交換することに。
ログにも上げましたが、この低ダストパッドは本当良かった。効き具合良く、ダストもほぼ出な
い。




さて例の症状。
症状の出方、出る条件が今まで経験が無いとの事で車検時にじっくり診てもらう事になった。

結果、SAMコンピュータと言ういろんな配線が2〜300本集まっている基盤の何処かがおかしいと突き止めたとの事だった。
ただし、寒いと起こると言う事は気温によって何処かの半導体・トランジスタが働かなるのではないか？又は基盤の通電？
普通、コンピュータ基盤は熱でどうにかなる事はあっても寒くて不具合が起こることは無いので、こんな経験は無いとの事。
因みに症状が出た時にヒートガンで基盤を温めてみたら一発で掛かったと言う事で、原因がほぼここと分かったと言う事でした。
あと言われていた事は、欧州車の配線皮膜は日本製でない限り経年劣化で硬く割れてしまうことが有り、故障の原因になる事もあるとの事。



SAMコンピュータ

この基盤自体の中身は何度も改善されているらしくver.6とか7とかで、もちろん最新のものに交換になりました。
ただ、コンピュータを交換した際に行うコーディングが、工場のソフトが対応していないと言う事で、それのみヤナセでやってもらったと言う事です。

いやー
一発で掛かるようになりました。

この工場凄く親身にしてくれて良かったです。
永年続いてると言う事はこう言うことなんだと思わせてくれます。

因みにこの費用は約15万でした。
ヤナセに頼んだらと思うとゾッとします（笑）

頂いた旧車カレンダー

ひとつ信頼できるところがあると安心ですね。

そうそう、自分が買った中古車販売店の名前を見て、『少し前にもここで買った人が修理依頼に来た』との事。
高く付きそうだから、補償が付いてる内にそこで診てもらうように進言したそう。