死刑確定後2年という、異例の早さでの刑の執行。
これにはふたつの理由があるといわれています。
刑の執行の少し前、宮崎死刑囚は再審請求をしており、手続き中の為に
執行を待ってもらいたいという内容の文書を鳩山法相宛に送っています。
これまでこの手続きを踏んだ死刑囚の死刑が執行された事はありません。
つまり、刑の執行を先延ばしに出来るのです。しかしそれでは、
この手は死刑逃れの為に切る一種の「カード」になってしまっている事に
なります。その事について批判の声もありました。そろそろこのカードを
使えなくしなくてはならないと考え、鳩山法相は死刑囚からの嘆願書を無視して
刑を執行した・・・と推測する専門家がいるのです。
また、直前に秋葉原通り魔事件がありました。つまり「見せしめ」です。
ちなみに酒鬼薔薇事件の直後には永山事件の永山死刑囚の死刑が執行されて
います。永山死刑囚は未成年の時に4人を殺害していますが、
犯行時に未成年だったために死刑が確定しても執行の許可を出す法相は
いませんでした。しかし酒鬼薔薇事件の直後に、48歳になった永山死刑囚の
死刑が突如執行されたのです。恐らくこれも見せしめでしょう。
死刑についての賛否はともかくとして、背後には色々な思惑が蠢いています。
裁判員制度が始まったら責任は重大です。裁判員制度=リアル・デスノートと
なりかねません・・・。
しぇふ@かさい
アルデンテ
Posted at 2008/06/24 21:07:37 | |
トラックバック(0) |
雑記 | 日記