お久しぶりです、水城です。
前回の日記から放置しててすみません!
ムーヴは、ラテラルロッドを交換し、車検も通り、元気になって帰って来ました!
もうすぐ私と出会って10万kmのメモリアルがやってきますので、楽しみです( ´∀`)
先日の、全道的な豪雨によって、私の地元も様々な被害を被りました…
特に農家の方は、今年の作物が全滅し、絶望の淵に追いやられています…地元の人間としてものすごく心が痛いです(つД`)
さらに、街の3方向(北、東、南)を結ぶ国道のうち、2方向が今もなお通行止めとなっています。
ここ最近全くなかったレベルでの被害で、驚きが止まりません。
さて。ここはみんカラ。
ドライバーのためのサイトですので、道路のことに話を絞ります。
現在も通行止めとなっているのは、
国道232号 苫前町上平~苫前町力昼 3.87km
です。
また、昨日一度開通したものの、再度土砂の流入により、通行規制がかかっている路線は、
国道239号 苫前町東川~幌加内町添牛内 39.7km
となっています。
この2路線については、北海道の観光シーズンの終わりに差し掛かっている状況、さらに、流通の動脈路でもあることから、出来る限り早い開通が望まれています。
私自身も、地元であることからよく使う道路なだけに、どのような状態なのか心配でしたし、今も心配です。
そこで、5日、6日の両日、これら2路線を含む、私がよく使う地元の道路の状態を偵察してくることにしました。
雨が上がってすぐのことですので、地盤が緩んでおり、かつ通行止めの奥まで入っている(地元の人間ならぎりぎり行けるところまでですが)ので、あまり褒められた行動ではなかったかもしれませんが、お許し下さい。
5日は、こんなルートでした。
道の駅「風Wとままえ」→国道232号→町道(名前忘れた 豊浦地区~昭和地区~北長島地区)
→町道北長島6線道路線→折り返し→道道437号→町道昭和長島線→国道232号→道の駅「ほっとはぼろ」
→道道747号→羽幌町道(名前忘れた 羽幌墓地付近~羽幌町中央地区)→道道747号
→道道437号→国道239号→通行止め開始地点(東川地区)
→折り返し→国道232号交点→通行止め第一地点(上平川尻地区)
→町道(名前忘れた 上平川尻地区~上平地区)→国道232号→通行止め第二地点(十軒町バス停前)
→新場の沢バス停前→土砂流入地点(天谷の沢地区手前 ※土砂崩れ地点はさらにその先)
→折り返し→国道232号・239号交点→国道239号→道道437号→道道1049号
→道道1062号→国道232号交点・通行止め地点(力昼番屋の沢地区)
→国道232号→力昼地区 土砂崩れ地点(復旧済み)→折り返し→道道1062号
→道道1049号→古丹別市街地
というルートでした。
まず先に、苫前豊浦地区から内陸側の昭和地区へ抜ける町道を走りましたが、ここは特に問題はなし。
そこからさらに東に走り、古丹別川の北側に位置する、北長島地区に抜ける町道「
北長島6線道路線」を偵察しましたが…
この有り様。
この1箇所だけでしたが、砂利と泥で滑りやすくなっていました…
幸い(?)ここを通るのは、本当に地元の農家くらいだけですが、放置しておくのはあまり好ましくない状況。
同じ道を戻り、さらに東に転進。道道437号に出て北上。
私がホームコースのひとつにしている町道「
昭和長島線」に向かいました。
しかし、ここはちょっと酷かった…
終点から0.2km地点。
谷側 路肩崩壊。
普段の自分のライン取りでは、ぎりぎり踏むか踏まないかの部分。
復旧されるのは大分後回しになるだろうけれど、気をつけて走らないといけない模様。
どうやら過去にも崩壊したらしく、修繕の跡が…
終点から0.8km地点では、
山側から土砂と木が流入。
1.5車線幅ないこの道路で、この張り出し具合はちょっとまずい…
逆側(昭和地区側)から来たら、下りになるので、特に要注意。
終点から2.1km地点、
再び路肩崩壊。
終点から3.3km~3.7km区間…
道路上への土砂の流入。
滑りたくなければ、また、車を必要以上に汚したくなければ、徐行推奨。
という、ちょっと酷い有り様でした…
昨日の夜もちょっと偵察走行しましたが、この路線は未だこのままです。
地元農家が使う道でもあるので、早く復旧してもらいたいところです…
昭和長島線を抜け、国道232号へ合流。
羽幌町の道の駅のCP保守を行い、道道437号の偵察へ向かいました。
写真は撮れませんでしたが、かなり危険な場所が1箇所だけ。
羽幌町・苫前町の境界を超え、苫前町に入った最初の右カーブに、土砂が散らばっていました。
先程紹介した北長島6線道路線並みの状態。
この道路は地元の人間は、国道232号が混みあう時期、短絡路として使用するため、飛ばす車が多いです。
これ、何も知らずにカーブを高速でクリアしようとしたら、
確実にスピンしますね。
偵察してから今日までまだ一度も走ってませんが、土砂がどけられてることを祈ります…
古丹別市街地に入り、国道239号へ。
おそらく、このサインが最後に出たのは、3年前、道路の路盤がそっくりそのまま地すべりで崩壊した時じゃないかと。
霧立峠は、昔から地盤が弱く、崩れやすい危険地帯でした。
そのため、通常でも
連続降雨量が80mmを超えると通行規制がかかります。
しかしながら、夏は観光客が多く通り、また旭川市、士別市、名寄市への短絡路として、地元ドライバーやトラックなどがよく走る、物流・交通・観光の要所でもありました。
それだけに、この道路が通行止めになるのは、かなりの痛手となるのでした。
5日日中、古丹別川が氾濫し、避難指示が出された東川地区の外れまで行くと…
国道を管理する土建会社によって、通行止めがされていました。
車を降り、作業員に状況を尋ねると、霧立峠頂上までの30kmの間、数カ所にわたって、川が増水し道路が冠水、ヘドロなどがあがってしまい、走行できる状況ではない。
また、橋梁が一部破損しているため、それの補修、またヘドロや土砂の除去及び清掃を行うのに、2日ほど要するとのことでした。
いや、もっと時間がかかるんじゃないか…そう直感しました。
霧立道路がすんなり開くはずがないのです。
事実、昨日、
開通後に再び土砂流入が起きてしまい、通行規制をかけて、現在も夜を徹して復旧作業にあたっているそうです。
親切に答えてくれた作業員にお礼をし、折り返し、今度は国道232号の状態を見に行きました。
国道239号と国道232号の交点、上平川尻地区に到着すると、同じく通行止めの仮ゲート。
同じく作業員に交通整理の隙を見て尋ねると、通行止めはここ1箇所だけで、この先の上平地区には、地元住民だけ行けるように、それ以外のドライバーは迂回路である古丹別市街地へ誘導しているとのこと。
ただ、上平の住民、またそうでなくても地元の人間なら、上平地区の中心部に抜ける裏道がちょっと離れたところにあるため、すんなり土砂崩れ現場まで行けてしまう(事実行けてしまった)わけで、現場手前でもう1箇所通行止めをするべきではないかとも思いました。
まあ、そんなところに好き好んで行く物好きな住民は、私ぐらいですし、国道交点で地元以外のドライバーは迂回路に回りますから、問題無いといえば無いんですが…w
作業員に一言断り、上平地区へ向かうことに。
普段なら点いているはずの照明が、一部消えており、なんともいえない別世界感がありました。
そして、私の予想に反して現れたこいつ。
第二通行止め地点。
付近に沿岸バスの十軒町バス停がある、事実上の上平地区南端。
ここから先は住宅が数軒しかないので、人を置かなくても大丈夫ってことなんでしょうか。無人でした。
ここをさらに抜け、新場の沢地区へ。
上平地区最後の住宅の前を通過し、ローソク岩前連続S字へ向かいます。
情報によると、ローソク岩前が酷いと聞いていたので、覚悟して向かいました…
ある程度除去した後のようですが、それでも、
道路全体に広がる泥。泥。泥。
相当量の土砂が道路に流入したものと思われます。
ここにはローソク岩を見るのに車を停められるパーキングがあるのですが、
この有り様。
ちょっとした池になってました。
普段降る雨じゃ、こんな量にはなりません。
初めてみました、こんなの。
この先に、テレビのニュースでもやっていた土砂崩れ現場があったのですが、これ以上の深入りはまずいと判断、折り返すことにしました。
帰り道、山側を見ると、斜面から排水口に勢い良く流れる雨水が。
土砂も散らばっており、ここもきっと酷いことになってたのだろうと思ったのと同時に、未だにこれだけの水が流れてきていることに若干恐怖しました。
上平地区を後にして、古丹別地区へ。そこから迂回路を使用し力昼地区へ向かいます。
この通行止めのために、急遽迂回路として選ばれたのが、古丹別地区、力昼地区を通る道道437号、道道1062号。
普段はどちらも、地元ドライバー以外は走らない、通行量がそれほど多くない道路です。
しかし、ここ数日、交通量が激増しており、しかも、速度が速い車が多く見かけられます。
普通車、大型車、地元・地元以外、関係なしに飛ばしてきています。
この道道1062号は、力昼番屋の沢地区の市街地を通るのですが、
ご覧のとおり、道路脇すぐそこに、住宅が立ち並ぶ、生活道路となります。
しかも、大型車同士のすれ違いが困難な道路幅となっています。
見通しもあまり利きませんから、速度を出していれば、車同士の衝突の危険、また歩行者をはねる危険もあります。
また、峠付近は、鹿が出没することもあります。
地元ドライバーはそこらへんよくわかっているので、比較的スピード控えめの車が多く、かつ鹿が出てきても回避することができるようにしているわけですが…
迂回で時間取られて、急いでいるのはわかるんですが、もう少しスピードを抑えて走ってもらいたいです。
このままではいつか人身事故、または鹿との衝突事故で、尊い命が失われます。
事実、昨日私の友人が、古丹別市街地で、
勢い良く右折してきた大型トラックに轢かれかけました。
横断歩道を歩いている歩行者を無視して突っ込んでくるってあり得ないと思うんですけどね。
もし、これを読んでくださっている方、ここを通る場合は特に、スピードは抑えてください。
地元ドライバーからのお願いです。
さて、脱線しました。
力昼側はこんなことになってました。
右手に見える青看板の奥に駐在所があり、
その先の左カーブで、土砂崩れが起きたようです。
そのため、道道1062号との交点で通行止め。
こちらでも作業員に状況を尋ねましたが、通行のめどは立たないとのこと。
ここから南側の土砂崩れ現場は、5日18時に片側交互通行で開通、21時に完全開通したとの情報も得られました。
その現場がここですが、大型の土のうで法面が崩れた部分をせき止めている模様。
今後の降雨に備えてのものでしょうか。
道路は、あらかた土砂や泥はなくなっていました。通行に支障はありません。
懐中電灯で照らしながらの撮影ですが…
土のうの裏に、納屋? 倉庫? らしきものが倒壊した跡が。
この土砂崩れで死傷者は出ていませんが、もしこれが倉庫などでなく、家屋の裏手で起きていたとしたら…想像するのも恐ろしいです。
5日の偵察はこれまで。
6日については、国道だけに絞っています。
国道232号上平・力昼地区の土砂崩れ現場に、再度向かってみました。
十軒町の通行止めは変わらず。
おうっ?(某艦娘風に
新場の沢バス停前に、仮設のゲートが。
おそらく私が見に行ったからだろうなあ…すみません(´・ω・`)
でも本来このくらいしておいたほうが安全だよね!(何
霧立峠方面に向かうも、前日と同じ所で通行止め。
特に新しい情報はなく。
力昼地区の通行止め地点に行くと、
昨日より早い時間帯だったためか、まだ復旧作業をしていました。
昨日と同じ作業員の人が誘導担当だったため、話しかけてみたら、おそらく数日中には開けられるんじゃないか、とのこと。
案外、早く開通するかもしれませんね。頭が下がります。
ちなみに、小平町大椴地区~花岡地区も通行止めとなっていましたが、こちらは5日中に開通しています。
しかし、こちらでも土砂崩れがあったとの未確認情報があったため、一応確認に向かいました。
ただ、土砂崩れらしき痕跡はなく…デマ情報だったのかもしれません。
この日はこれで撤退しました。
残念なことに、現在に至るまで、この2路線の通行止めは解除になっていません。
迂回路を通ることで、通常よりも15分程度多く時間がかかるため、不便であることは間違いないですから、一刻も早く通行止めの解除がなされる必要があります。
しかし私は、道を一刻も早く開けるために、夜を徹して復旧作業にあたってくれている人たちに、「なんでまだ開いていないんだ、もっと早く開けろ」とはとても言えません。
私の父も、霧立峠の道路維持に関わっており、そのため昨晩も、そして今朝に至るまでも、ほぼ寝ずに、休まずに、重機に乗り、復旧作業に従事しています。
父は、今も、帰って来ていません。
そんな父に、鞭打つような言葉を吐くことなど、私には出来ません。
どんなことでもそうですが、なにかしらの災害が起きた時、それの復旧にあたるために、必死に働いてくれている人がいる。
それを忘れてはいけないと、今回の件でも改めて感じました。
そして、普段、私たちが安全に、快適に、楽しく道路を走ることができているのも、私の父のような、裏方に徹してくれている人々がいるからで、感謝の念を忘れてはならないのだと思いました。
なんだか、クソ真面目な日記になっちゃいましたね…w
すみませんw
それではまたー