
早いもので、今年も終わろうかという時期になりました。
どんな時代でも、日付だけは正確に刻まれてゆき、12月16日を迎えました。
10年前の今日、2010年12月16日に、LEGACYが私のもとへやってきました。
10年前も寒い日で、雪がちらついていたことを、風邪気味だったことと合わせて思い出します。
早いもので、10年の歳月が流れていきました。
私のもとにやって来た時点で16年落ち10万km走行。
自動車としての命数は尽きていたのかも知れません。
それから10年20万km。
今年は例年通りとはいかないことが多く、ここ数年、毎年2万km以上走ってきたカーライフも、1.5万km程度で、LEGACYの走行距離は29.5万kmになりました。
LEGACYのフロントガラス越しに多くの景色を見てきました。
10年経って思うのは、まだまだ私はこのクルマといろんな景色を見たいし、もっと走って行きたいということです。
30万kmまで残り5千km弱。
その先、月までの距離38万km。
小惑星探査機『はやぶさ』は小惑星イトカワまで往復60億kmだったそうです。
『はやぶさ2』はリュウグウからの玉手箱を地球に届け、再び旅立って行きました。
このクルマでどこまで行けるのかな………
誤解を恐れずに言えば、私は『神』を信じているし、機械に『魂』が宿ることも信じています。
ただ、それはそれぞれの人心に在るのであって、私が『神』だと思うこと、『魂』だと感じること、それ自体が、その存在であるハズです。
古いクルマだと思っていた、10年も乗らないと思ってた、自動車としての命数尽きていたLEGACYに今、魂を感じるのは、私の中にしかない愛車との絆そのものです。
他の誰からも見ることは出来ない、でも間違いなく私の中にだけある、そんな絆です。
次の10年、なんてとても想像できません。
いつだって重大な故障と隣り合わせです。
だからこそ、今を最大限に感じて、また走って行くだけです。
10年前の私の前に“10年”は無かった。
今、振り返ると“10年”がある、ただそれだけのこと。

Posted at 2020/12/16 20:53:20 | |
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