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有江洲 歩恵のブログ一覧

2018年04月08日 イイね!

セカンドカーをお迎えして

セカンドカーをお迎えして薄々は気付いていました…そうです、4月にもなって未だに今年の投稿件数が0であるという事実を!

あけましておめでとうございます。(今更)


今年の冬は寒かったように思います。
ほとんど雪が積もることのない私の居住地域でも、2度にわたる5cm以上の積雪を観測しました。
毎週末、新雪の積もった峠に出掛けては、スノードライビングの練習に明け暮れました。



春も遅れてやってくるように感じていましたが、突然に暖かくなり、桜も咲いたかと思った2日後にはほぼ満開、そして散ってしまいました。

春は駆け足です。


駆け足でやってきたのは春だけではありませんでした。
私のもとに、クルマが一台、転がり込んできました。春だからなのでしょう。

RENAULT TWINGO GT




思えば、2015年の東京モーターショーから買うことが決まっていたのかもしれません。
モーターショーに出掛ける前に展示車両情報で知り、RR、0.9L Turboというパッケージングに興味を惹かれ、ずいぶんと熱心に見て回りました。



ただ、この時はMTの日本販売がないことをスタッフから聞き、残念に思ったものです。


そして、2018年。

TWINGO GTが発売になる、RENAULTのディーラでフェアがある、そう知ったのはフェアの4日前、2月20日のこと。
これは!と思い、いろいろと調べてみると、2017年10月に200台限定でTWINGO GTが発売されていたことを知りました。

“とりあえず”フェアに顔を出してみようと考えたのですが、すごくフワフワとした気持ち。
これは、完全にクルマを買う流れだと思いました。
そう、クルマというのは高価でありながら、買うときというのは計画性もなく、突然なのです。
突然に買うものをクルマ、そうでないものを車と表記します。

それから3日、頭もぼんやり、仕事も手に付かず、完全に恋でした、いや、恋したことないけども。



そして、ディーラへ…。



初めてのRENAULTディーラ、というか、初めての外車ディーラ。
その真ん前に、ずいぶんとくたびれたLEGACY RS-RAで乗り付けます。

『あのぉ…TWINGO GTが発売されると聞いたので、話だけでも…』
そう、店員に声を掛けます。
頭は沸騰寸前です。何がなんだか分かりません。

とりあえず、席に通され、コーヒーをもらい、混乱した頭で絞り出した質問。
『TWINGO…というか、RENAULTはミリ規格ですか?インチ規格ですか?』

今、考えてみると、これは完全に買う人の質問です。
買わない人の質問は、値段と燃費です。燃費は最後まで聞かなかったし、今でもカタログ燃費を知りません…そんなことは些末な問題なのです。
なぜなら、ガソリンを入れれば、走るのだから。


そこから、次々とおかしな質問を投げかけて行きます。
『エアコンは付いていますか?』
『ABSはありますか?』
『パワーウインドウなんですね!?』
なぜなら、そう、私のLEGACYにはどれも付いていないから。

一通り、話を聞いたあと、展示車両を…を…を…???
ディーラで確保していた200台限定車が鎮座しています。
これは間違いなく、私が買うことを想定して、ディーラが押さえていた物件と思われます。
そうです、46億年前に地球が誕生した、その日から、私はTWINGO GTを買うことが運命づけられていた、そう理解しました。間違いありません。

しかし、そうは言っても、試乗もせずに買うのか。
これはクルマです。大根ではありません。
買って帰って、食べてみてから『美味しくないな!?』では済まされません。

しかし、そこは46億年の長い時の流れ。
試乗すべきクルマがあったのです、そう、営業氏のクルマ、それがTWINGO GTだったのです。


試乗するときに大切なこと、それはLEGACYと比べてはいけないということ。
なぜなら、LEGACYは『世界一よく走るクルマを作ろう』というコンセプトのもとに開発された、世界一よく走るクルマだから。
つまり、どんなに良いクルマでも、LEGACYと比べたら、世界で二番目以降ということになってしまう。

だから、とにかく、試乗するときは試乗するクルマに集中すること。
そして、イグニッション、1速にギアを入れ、アクセルをジワリと開け、クラッチを近づけていきます。
動き出したら、2速へ。MT車で大事なシフト操作、そのフィーリング。
私は46億年の地球の歴史を受け入れて、このクルマを買うべきなのか否か、それを確かめるべく、クルマを進めます。

なるほど…



世の中には、運命というものが存在したのでした。
なぜかカバンに忍ばせてきた実印が朱肉に染まり、紙面へ叩きつけられます。
ハンコポーン




そして、3月24日、納車。

2週間ほどで、1,000km以上走りました。
最初の300kmほどは、エンジンがぐずり、おっかなびっくりな私と相まって、クルマが前に進みませんでしたが、500kmを超えると慣らしもある程度進み、クルマと会話する言語を見つけた気分になります。

まずは2,000kmまで慣らし運転ということで、アクセルは深く踏み込めないけれど、それでも引き締められた足回りから、コツコツとパリの石畳を叩く音が響いてきます。

『右ハンドルに乗るのなんて、どうせ英国人と日本人だけだ』と割り切った使い勝手も、苦になりません。
太い鋼管フレームを中心としたド・ディオン式のリアサスペンションが車体を揺らします。Aセグメント車です。



こうして、しばらく乗ってから思うのは、LEGACYって本当に素晴らしいクルマなんだなぁ、ということ。
そして、21世紀でも楽しいと思えるコンパクトカーが手に入ったことへの感謝。

ディーラで記入したアンケートには、『車の購入時期はいつを予定していますか?』という質問に対して、『その他:欲しいと思えるクルマと出会えたとき』と記入しました。
今が、その時だった、それだけです。


友人たちも、次々と新車を購入し、すっかり21世紀になりました。




ただ、私にとってTWINGOはセカンドカー。
つまり、ファーストはLEGACYであることに変わりありません。
そして、それは決して『LEGACYの走行距離を減らす』ことでもありません。

今まで以上にLEGACYを楽しむために、まったく違うクルマに乗って、LEGACYの良さを再認識すること。
LEGACY以外のクルマで、さらに運転感覚を身に付けること。
そして、LEGACYの修理・整備を躊躇なく行えるようにすること。

それらに加えて、『楽しい』を与えてくれる、そんなクルマとの出会いをずっと待ち続け、春になった2018年。
これからも、自信を持って言える最高のカーライフを送るために。



さて。
ところでLEGACYなんですが…ついにウォーターポンプがダメになってしまいました。
ガラガラと音を立て、水を送り出していた最期。
ぽたぽたと水を垂らし、湯気をあげ、246,000kmの旅路の末、ついに水を回す機能を失ってしまいました。

春、それは毎年、LEGACYにとっては修理の季節なのです。

幸い、ポンプはまだ新品部品がでます。
12ヵ月点検に合わせて、タイベルと共に交換作業をディーラで実施中です。


今はただただ、LEGACYに乗りたい。




2018年も、LEGACYと共に走り抜けていきます。
そこに、TWINGO GTもお迎えして。

あけましておめでとうございます。
Posted at 2018/04/08 21:12:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 愛車関連 | クルマ
2017年12月17日 イイね!

240,000km走行達成&納車記念日

240,000km走行達成&納車記念日時系列順に。

まずは、240,000km走行を達成しました。
12月9日(土)午前5時半頃でした。
場所は新潟県糸魚川市。





230,000km走行達成はこちら、8月のことだったので、それから4ヵ月かかりました。

良いペースのようにも思いますが、夏休みだけで5,000km走っているので、その後、特に9月、10月はどうも精神的に安定感がなく、走行距離が伸びなかったことが悔やまれます。

あとは、ドイツ出張で10日間、日本を空けたのも、一因でしょう。

とは言え、この10,000km、大きなトラブルもなく、走行できたのは幸いでした。

強いて言えば、ドイツ出張から帰ってきてキーをひねったら、CHECK ENGINEが点灯したこと。
すぐに自己診断をしてみたら、ノッキングセンサでした。

でも、すぐにディーラに持って行けずに、一週間くらい乗っていたら警告灯が消えました。
ディーラで見てもらっても、特に異常なし。

とりあえず、怖いのでセンサだけは新品に交換しています。

もう、年式から言っても、走行距離から言っても、トラブルフリーで、とはとてもとても言えませんから。
小さなトラブルをコツコツと治しながら、大きなトラブルが無いことを祈りつつ、日々、距離を重ねていくことが大切かなって思っています。



そして、もうひとつ。
12月16日は私にとっての納車記念日。

毎年、このブログでは書いていることですが、2010年12月16日が納車日でした。
小雪がちらちらと舞う、寒い日の、16時半頃でした。

あの頃は、こんなにこのクルマに乗るなんて、思ってなかったように思います。

でも、最初の3年間は、行った場所、走った道、距離、燃費、全部メモを残していました。
今の私、今の愛車、そしてこのカーライフがあるのは、すべてあの3年間のおかげのように思います。

そして、当然ですが、整備してくださる方や、クルマを通して知り合った方、道路の維持管理をされてる方まで含めて、とても多くの人たちのおかげで、楽しいカーライフが送れているワケです。

感謝の一言に尽きます。



さて、2017年も残すところ、あと2週間。
2018年のゴールデンウィーク頃には、250,000km走行を達成できそうに思います。
200,000kmの次の節目でしょうか。
最近は、冷態始動時にカタカタとピストンが遊ぶ音がするので、本当に、そろそろオーバーホールしなければいけないとは思いつつ…。

そして、再来年はLEGACY発売から30年。
私の愛車はD型なので、最終93年のモデルですが、これからLEGACYが多くの方から愛されるモデルであり続けて欲しいものです。

それにしても、いつまでEJ20は生産されるんでしょうか…
Posted at 2017/12/17 23:42:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車関連 | クルマ
2017年12月01日 イイね!

出張でドイツに行ってきた話

出張でドイツに行ってきた話すごく、すごく、ご無沙汰しております。
前回の更新が…8月末? 今日から師走?

今まで、最低限2ヵ月に一度は更新していたのに…

さて、タイトルの通りですが、10月の後半に10日間ほど、出張でドイツに行ってきた話があるので、ブログ更新です。


ご存知の通り、個人の旅行は北海道から鹿児島まで、すべて愛車で行くので、飛行機というものに縁が無いんですが、仕事ではちょいちょい乗るようになりました。
しかし、海外に関しては本当に初めての初めて、パスポートさえ持っていませんでした。(海外行ったことないんだから、当たり前か)

仕事で行ったので、どこ行ったとか書きませんが、出張期間中に土日があったので、ちょっとドイツ観光してきました。


駅で列車を見るだけでも、ドイツに来たなぁ…って感じでした。






Stuttgartまで行き、市内電車で移動。




ポルシェ通り




なんと、VWカルマンギアが路駐されてました!




Stuttgartということで、もうお分かりかもしれませんが、目的地はここ、PORSCHE Museum!!!






戦前のポルシェ博士の発明に始まり、ポルシェ栄光の歴史が所狭しと展示されています。








見てみたかったPorche 911 GT3R Hybridも展示されていました!




隅から隅まで見て、写真を撮りまくって、午前中一杯つかいました。
お昼になって移動、Stuttgart中央駅へ向かいます。




次の目的地はここ、Mercedes-Benz Museumです。



ちょうど、DTMのイベントをやっていたようで、歴代マシンの展示がありました。
まぁ、この一ヵ月後にツインリンクもてぎで走行する様子を見るワケですが…




自動車のみならず、エンジンの付くありとあらゆる乗り物の祖、Benzらしい展示に囲まれていました。








Mercedesの由来が一人のジェントルマン・ドライバーの娘の名前であることは有名ですが、そのMercedesの名前が付いた最初のクルマを見ることができました。



いつの時代も、熱狂的なクルマ好きがいて、そうした人々の情熱によってクルマは日進月歩で進化し、今の形、性能を手に入れたと思うと、我々も今以上にクルマに情熱を注ぎ、未来へと伝えていかなければならないんだと感じました。


働くクルマも、たくさん展示されています。








とても素晴らしい博物館だったんですが、たったひとつ、残念なこと。
それは、私の愛車である初代LEGACYが持っていた世界10万km速度記録を打ち破ったマシンが展示されていなかったこと。

是非、初代LEGACYより唯一優れたクルマ、E320をこの目で見てみたかった…




この日はStuttgartに宿泊、駅で寿司が売られていたので、ついつい買ってしまいます。



シャリが力の限り握ったのかと思うほど固く締まっていて、美味しくない…
美味しくない日本食を海外で食べるって経験をしてみたかったので、それは達成できたんですが…

でもでも、魚の形の醤油さしは、ドイツでも見ることができるんですね!



翌日は早起きして、Münchenへ。
ドイツ博物館に行きたい!ドイツ博物館でメッサーシュミットを見たい!

その思いで、眠い目をこすりつつ、国際特急RailJetに乗り込みます。





Münchenに付いたら、歩いてドイツ博物館を目指します。
が?????なにやら様子が………



なんと改装中…営業はしていましたが、一部縮小されており…なんてこった、メッサーシュミットが置かれていない!!!

何はともあれ、せっかく来たので、見たいものを見ます。

最初のUボート『U1』の丸ごと使った実物カットモデル展示は圧巻の一言。
群狼戦術で欧州の海上輸送を壊滅寸前まで追い込んだ、潜水艦国家の威信を感じました。




そのほか、魚雷艇『S1』の蒸気発動機や、SIEMENS製の水力発電水車など、ドイツを感じるものがたくさん!







でも、でもですよ、次いつ来られるか分からないドイツ、どうしてもメッサーシュミットが見たい!
勇気を振り絞り、つたない英語で学芸員に尋ねると、電車で40分ほどのところにドイツ博物館シュライスハイム航空別館があるから、そっちに行けと。

大急ぎで向かい、やってきましたシュライスハイム航空別館。




あとはもう、言葉は要りませんね。









出張に行く前に、映画館で『Dunkirk』を見ていたので、He111爆撃機が見られたのはとても良かったです。
Bf109も、今年の春に靖国神社で艦上爆撃機彗星搭載のアツタ21形、GWに各務原航空宇宙博物館で陸軍三式戦闘機搭載のハ40を見ていたので、ライセンス元でもっとも成功を収めた航空エンジンの一つと言われるDB601が見られ、その作りの違いに、当時の技術格差を感じるところがありました。

Me262に至っては、これほど精巧なジェットエンジンを、いくつか問題はあったにせよ、第二次大戦当時に実戦で運用していたかと思うと、驚きの一言でした。
戦後、F-86が登場するまで、その技術水準に追いつく戦闘機が無かったと言われる理由が分かった気がします。


そのほかにも、好きな機械がいくつも転がっていて、とても贅沢な空間でした。


半装軌トラックKettenkrad
航空機のトーイングカーとしても活躍した名脇役。バイクのように見えるけども、ハンドルを操作すると左右の履帯が差動して方向を変えるという凝った作りが特徴で、フロントタイヤが無くても走れる。


Jumo211
私がドイツ空軍機の中で2か3番目に好きな機体、Ta152の発動機に採用されたJumo213の前のモデル。Ju87 Stukaにも搭載された名機の一つ。


Packard Marlin
かの有名なRolls Roys MarlinエンジンのPackardライセンス生産型。是非一度、その音色を聞きたい。


BMW801
私が大好きなFw190にも搭載された空冷星形重列14気筒エンジン。水冷に対して劣ると言われる性能も、クルト・タンク技師の天才的な設計により、圧倒的な信頼性を誇る戦闘機として活躍し、主力戦闘機の座を奪っていく、その最初の一歩を強力に後押しした名機。


報復兵器V2号A4ロケット燃焼器
まさか、こんなものが展示されているとは思ってもいなかった…


そして、東西ドイツを象徴するかのような東側の戦闘機も2機展示されていました。


MiG-15 Fagot


MiG-21 Fishbed

MiG-15はポーランド空軍所属機のようですし、アメリカの博物館にもソ連機は多数収蔵されているので、分割の名残ってワケではないのでしょうが、ドイツで見る東側の戦闘機には、思うところがありました。



さてさて、まだまだたくさん、興味深いものがあったのですが、あまり長々と書いても(すでに書いてる)仕方ないので、ドイツ出張の話はこのあたりでおしまいです。

戦後、日本は技術立国とか言われて発展してきたワケですが、ドイツの鉄道、自動車、航空機に触れて、やはり一日(以上)の長があると強く感じました。
こうして、私が出張でドイツに行かなければならないのも、そのあたりが関わっているからなのでしょう。


仕事面では、朝から晩まで英語で会話、食事も世間話とかしなければならないので、正直言って苦痛以外の何物でもなかった出張ですが、趣味面でずいぶんと知見が広まったので、まぁ、よしとしましょう…

ドイツから帰って愛車のキーをひねったら、Check ENGINEが点灯したのは、また、別の話です………


最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2017/12/01 23:07:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行記 | 日記
2017年08月26日 イイね!

夏休み5,000kmドライブ

夏休み5,000kmドライブ昨年の夏休み、北海道一周旅行の記事を全部書かないうちに、やってきました、今年の夏休み。

北海道はとても良いところだったし、エアコンの無い愛車ということもあって、今年も夏休みは北海道行きたいなぁ…と思っていましたが、2年続けて同じところというのも芸が無い。

というワケで、今年は南西方向へ進路を定め、一週間の夏休みを走り倒してきました。



10日の仕事後、荷物をまとめて愛車に積み込み、まずは実家のある岐阜まで。

いつもは国道254号で長野県へ抜け、国道142号で岡谷まで行って、岡谷からは中央道というルートで帰省していますが、せっかくの夏休みだし、ちょっと違うルートを通りたい。

ということで、R292渋峠(濃霧で視界10mでした…)から長野市を通ってR406で白馬村、JR大糸線沿いに日本海まで出て、親不知を越えて富山市、R41→R360→せせらぎ街道→R256と走って岐阜まで。

普段のルートで帰れば400km程度の行程ですが、今回は帰省だけで580km。
とても楽しみな夏休みの幕開けです。


11日は実家に一泊し、12日の朝に出発。

最初の目的地は四国、高松です。
が、吹田の大渋滞につかまり…予定時刻を3時間ほど遅れて到着。

サークルの先輩と合流して、なにはともあれ、まずはうどんを食べました。

特に目的もない1日目だったので、じゃあ阿波池田にでも行ってみようかということになり…走り始めてから、香川・徳島の一桁県道が狭いって話になったので、じゃあ県道4号で、というなんとも行き当たりばったりなドライブ。

県道4号、狭いし、コケが若干生えてるし、前週の台風の影響と思われる路肩崩れあるし…

県道4号を抜けた先には、国内最狭クラスと名高い四国交通漆川線のルート。
これは行くしかない。

そして、夏休み最初に撮った写真がこちら。



漆川線の終点。
ここまで来るの、とても狭くて、とてもバス路線とは思えない…し、バス停からは時刻表が剥がれ落ちてて、バスがいつ来るのかも分からない…。

ちょっと調べたら30分後くらいにバスが来るらしい。
なんというグッドタイミング!

じゃあ、狭いところで、バスの写真を撮ろう!って話になり…



この狭さに、笑いが止まりませんでした。

この後は高松道で伊予市に抜けて、JR予讃線の海側ルート沿いに走り、大洲市で夕食&お風呂。


翌朝は、四国に来た目的を果たすために走ります。

まずは四万十川、そして沈下橋。



沈下橋はちょっとした観光地になっていて、見学用の駐車場もありました。
日本中に似たような橋はありますが、四万十川とその支流だけで47本もの沈下橋があるそうです。

さらにクルマを進めて、四万十川の河口を見つつ、やはり目指したくなる岬の先端。
室戸岬は昨年のゴールデンウィークに行っているので、今回は足摺岬へ。



予想外の好天に恵まれて、水平線まで広がる青空と青い海を見渡せました。


ここでTwitterのほうに情報を頂き、予定にはなかった柏島へ行ってみることに。

しかし、行ってみたらすごい人…えっ?なんで…?
海水浴はシュノーケリングが盛んみたいですね。

クルマが止められなかったので、敢え無く撤退。
でも柏島、とてもきれいなところでした。
そして、周囲の養殖いかだがとても気になりました。



ここから高知県道357号で宿毛市を目指したのが間違いだった…。
とても狭い&路面が悪い。

というか、ここは道なの?つながってるの?って疑いながら進むことに…。
でも、今みると、Google Mapにストリートビューあるんですね…

さて、宿毛市からはR321に入り、宇和島市へ。
四国に来た目的の最たるものが、ここにあります。

紫電改展示館です。



愛媛の松山基地で運用されていた、第三四三海軍航空隊の戦闘機、紫電改。
宇和島の海に沈んていたものを引き上げて、展示しています。

国内で実機が見られるのはココだけです。
写真やプラモデルを見て、陸軍の四式戦闘機疾風に比べて、太い機体だと思っていましたが、実際に見ても、そういう印象でした。

でも、疾風もそうですが、全体的にまとまりのあるフォルムで、キレイな航空機だなって思いました。


その後、R56を北上して、さらに松山道を走り、飛行機に乗るワケでもないのに松山空港へ。
大学のサークルの友人と会って、噂に聞くポンジュースが出てくる蛇口なるものを拝見しました。


さて、四国はここまで。
別れを告げて、しまなみ海道を走り、一度、本州に戻ります。

R2の三原バイパスを走っていると、打ち上げ花火が見えました。
ドライブをしながら見る花火、とても良いものです。

途中から山陽道に入って、さらに中国道に進み、関門海峡を渡って、3月以来五ヶ月ぶりの九州入り。

R10を南に進み、別府の街に立ち上る地獄の湯気を見ながら、どんどん南下。

都城でご当地料理『冷や汁』を頂きました。

さらに南下を続けて、鹿屋市に到着。
2年半ぶりに、鹿屋航空基地資料館に訪れました。



二式大艇をみるのも二年半ぶりです。
資料館も見学しました。

鹿屋市からはR220で鹿児島湾沿いにクルマを走らせ、二年半前は少ししか見られなかった桜島へ。

桜島をぐるりと一周ドライブしました。



烏島埋没地から見た桜島は、雲に隠れて、ちょっと残念…。
でも、荒々しい溶岩地形や、そこに芽吹いたクロマツの林、そして、かつて島だった、地続きの土地。
自然の脅威と、そこで暮らす人々。そんなことを感じました。


桜島を一周した後は、またR220で鹿児島湾沿いに走り、R10に入って、鹿児島市へ。
鹿児島市内で、お風呂と宿泊。


翌朝はR226で鹿児島湾沿いに走り、指宿海軍航空隊基地跡へ行ったのですが…クルマを停めた瞬間に、とてつもない土砂降りに…。

ゆっくり見ることもできず、さらにクルマを走らせます。

綺麗な成層火山の開聞岳も、土砂降りの雨と雲で、頂上まで拝めず…。
また来るしかないですね。

ずっとR226で薩摩半島を一周し、南さつま市にある『南さつま市万世特攻平和祈念館』に。



沖縄に向かう最前線の基地として、特攻隊が配備された万世基地。
その跡地に立つ祈念館には、海底から引き揚げられた零式水上偵察機が、特攻隊員たちの遺書などと共に展示されています。
(ちなみに、零式水上偵察機は写真OKなのですが、8月中は企画展のため、撮影できない状態でした)

万世を後にして、次に向かったのは知覧特攻平和会館。
こちらは映画化などもされて有名な、特攻の母と呼ばれた方がいたところです。

ちょうど終戦の日で、平和へのスピーチが行われていました。

知覧には陸軍の四式戦闘機疾風の実機が展示されています。
隣の博物館であるミュージアム知覧では、戦争遺構についての企画展が行われていました。

72年が経過して、戦争体験を持つ方は減っていますが、戦争遺構や、航空機が、かつて戦争があったことを伝えています。
こういったものを、失われないように、大切に次の世代に引き継いでいくことも、大切なことなのでしょう。


知覧で茶そばを食べたあと、九州道で博多を目指したのですが…雨や故障車で激しく渋滞。
しかも、トンネルの中で、エアコンの無い愛車は猛烈な暑さ。
全身から汗が噴出し、つたって流れていく感覚がとても気持ち悪い…。

10km進むのに2時間近くを要し、クタクタでした。

博多では、サークルの後輩と、ビール飲んで、九州の旨いもんを喰って、最後はラーメンで〆。
そして、この旅唯一の、ホテルでの宿泊で、渋滞の疲れを取り去りました。


翌日は、九州に来た最大の目的達成のために西進。

まずは、長崎県の針尾島で、針尾送信所を見学します。




クルマを走らせていると見えてきた針尾送信所。
のどかな風景の中、そびえる3本の塔が異様です。

近づいて、クルマと大きさを比較してみるとこの高さ。



高さは約135m、3本の塔が正三角形に配置され、使用されていたときはその間に空中線を張って、長波の無線送信を行っていたそうです。

送信所の施設はこんな感じ。



もともと二階建てでしたが、爆撃対策で一階部分は土で埋め、今では植物に覆われて、古代の遺跡染みた雰囲気です。

今は国の重要文化財に指定され、日本遺産にも登録、正規に見学できるのがありがたいです。


針尾から北上して佐世保市内を通過しつつ、目指すは日本本土最西端、神崎鼻公園。

2015年に最南端佐多岬、昨年の夏に最北端宗谷岬、最東端納沙布岬を訪れ、残すはここのみ。

そして、到着。





他の三極に比べると、人がおらず、静かな漁村の片隅の、小さな公園でしたが、海がとてもきれい。
静かで、とてもいいところでした。

また、他の三極は到達記念の証書が近くの土産物屋で有料発行ですが、ここは知名度が低く、人を呼び込みたいためか、役場の出張所や漁協で無料発行でした。

土産物屋がないのも、また良い雰囲気にしている理由かもしれません。


さて、本土最西端は達したけども、地図を見るとまだまだ西に行けそうだ…。
そう、平戸島。

その先端、宮ノ浦漁港こそが、クルマだけで行ける最西端です。
当然のごとく向かいます。



平戸大橋を渡り…



島内をドライブして、宮ノ浦漁港へ。



水産庁の看板…珍しいような?


最西端のさらに西まで来ましたが、地図を見ると、もう一つ、島が橋でつながれている様子…。
これは行かねば!



生月大橋を渡り…



生月島の北端にある大バエ灯台へ。



水平線に沈んでいく夕日を見ました。
とても、ともて綺麗でした。


ここから佐世保に戻り、一泊。


翌日は佐世保の街をめぐりました。



まずは佐世保港にて、護衛艦群。
多用途支援艦あまくさ、護衛艦きりさめ、しまかぜ、すずつき。




日本遺産登録の佐世保重工業250t起重機。



同じく日本遺産登録の佐世保重工業内にある大和型戦艦建造用の旧佐世保海軍工廠第七船渠。




海上自衛隊資料館セイルタワーに行くも、なんと月一回の休館日を引き当ててしまう…悲しみ。



日本遺産登録の旧佐世保鎮守府凱旋記念館をゆっくりと見学しました。






元祖佐世保バーガーBigManでおいしいハンバーガーを食べました。


佐世保を後にする前に、佐世保海軍墓地へ。
ここには、戦艦金剛、榛名、霧島、空母加賀、飛龍をはじめ、多くの艦艇の慰霊碑と、佐世保にゆかりのある軍人の墓があります。

手を合わせて、佐世保、そして九州を後にしました。



帰りはせっかくなので違う道を、ということで、山陰周りで。
美祢から長門に抜け、そこから只管に日本海沿いを進みます。

そして、翌朝、舞鶴に到着。
赤レンガパークに行こう、と思いつつ道を間違え…



道を間違えた先で、旧護衛艦しらね改造の標的艦を見ました。
護衛艦の最後の役目、標的艦。初めて見ました。

赤レンガパークへ行き、この日は金曜日なので、カレーを食べました。



舞鶴若狭道から北陸道へと進み、木之本で高速を降りてR303で岐阜に帰りつきました。


岐阜では、実家に二泊。
特に何をするワケでもなく、ゴロゴロしながら甲子園を見る。
これも、とても夏休みっぽいなぁ…と思いました。
あとは、冷えたビール。

そして、8月20日(日)、夏休み最後の日…。

明日からまた仕事か…と、ちょっと憂鬱な気持ちになりながら、土砂崩れが復旧したばかりの中央道を通り、岡谷からは下道で群馬へ。



走りに走った夏休み。
トータルで4,900km。

前の週に230,000kmを達成していた愛車は、すでに235,000kmを超えました。
まずは、ノントラブルで走り抜けられたことに感謝です。

夏休みは終わりましたが、これから秋にかけては、ドライブが気持ちいい時期。
まだまだ走って走って走りまくるぞ!という気持ちです。


最後になりましたが、長々と書いた日記を読んでくださり、ありがとうございました。
Posted at 2017/08/26 22:24:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行記 | 日記
2017年08月06日 イイね!

230,000km走行達成しました

230,000km走行達成しましたご無沙汰しております…またしても、約2ヵ月ぶりの更新となってしまいました…

タイトルの通りですが、230,000km走行を達成したので、その報告にブログ更新です。






木曜日の時点で走行距離は229,787kmだったので、金曜日は定時退社して、ディーラでオイル交換した後に走りに行こう…と思って出社しましたが…

定時退社できず…(なお、定時退場日の水曜日から木曜日、金曜日と定時退社を狙っていたのに、終ぞ、この週は定時退社できず…悲しい)


帰宅したのは21時過ぎだったのですが、少々腹立たしかったので、風呂に入ってからドライブへ。
あと200kmちょっとなので、自宅から100kmくらいのところということで中禅寺湖を目的地にしました。

往路は国道122号でわたらせ渓谷鉄道沿いに、足尾からいろは坂を上り、復路は日光街道で鹿沼に抜けて、国道293号を走り、自宅へ…



そして、23万km走行を達成しました。
22万kmは3月に福岡へ行ったときなので、5ヵ月弱で1万km走りました。

今年は少し走行距離が少ないように思っていましたが、昨年同様2,000km/月ペースは守れているようです。



さて、レガ・レヴォセッションズ2017のあと、ブログ更新をサボっていた間は、こんな感じでした↓↓↓


D1 TSUKUBA DRIFTを観戦し…


いわゆる富士Q泊地 瑞雲ハイランドで瑞雲を見て…


大洗『海の月間』イベントで護衛艦あさゆき、さわぎりの艦艇公開へ行き…


神社巡りをして…


横須賀軍港巡りに乗り…


横須賀サマーフェスティバルで砕氷艦しらせ、試験艦あすか、潜水艦たかしおを見学し…


なんだか、やってること、行ってる場所に偏りがあるなぁ…。
こんな感じで、クルマに乗ってました。


23万kmに到達したので、次の目標は24万kmです。
レガ・レヴォセッションズでは過走行賞を頂いてしまったので、これからもどんどん走りたいとおもいます。

来週末からは会社の夏季休暇。
昨年は北海道一周をしたので、今年は四国・九州をぐるっと回りたいとおもいます。

エアコン無いけど、大丈夫かな…
Posted at 2017/08/06 21:25:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車関連 | クルマ

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「12回目の納車記念日 http://cvw.jp/b/2048994/46607255/
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有江洲 歩恵(あるえす_あるえ)ちゃん、3歳300余ヶ月児 金属と炭素で形成された機械が好きです
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