2009年05月22日
今日、職場の元同僚が亡くなった事を知りました。
詳しい話は聞けませんでしたが、自ら命を絶ってしまったようです。
彼は私より8歳も年下でした。
昨年4月、私は今の職場へ異動しましたが、そこで仕事を教えてくれたのが彼でした。
彼はこの分野ではそれなりの経験があり、勉強熱心で、同僚はもとより上司からも大変信頼されている人でした。
だから私は、彼は年下ではあったけど、敬意をこめて「○○さん」と呼んでいました。
でも、彼はこの分野を長く経験しており、そろそろ別の分野に異動したいと思っていました。
その為に、仕事をしながら資格を取るほど熱心で真面目な性格でした。
そしてこの4月、念願かなって(と言っていいのか)希望していた分野の職場へ異動しました。
しかし…4月中旬に行われた職場の歓送迎会で半月ぶりに会った彼は、少し元気がありませんでした。
数日後、仕事の件で彼の職場に電話をしたところ、長期休暇の届けが出ていることを知りました。
仕事って、その内容以上に人(メンバー)と雰囲気に大きなウェイトがあると思います。
仕事の内容が大変でも、それを一緒に進めていくメンバー次第で、何とかこなしていくことができると思います。
逆に言えば、そのメンバーや雰囲気に馴染めない時は…。
彼は仕事熱心でした。
仕事に対する研究も怠りません。
任された事は、強い責任感を持って取り組む人でした。
それでいて、決してカタブツな彼ではありませんでした。
その彼が望んで異動した職場…予想と現実とのギャップがあっても、望んで異動したがために、彼の責任感が彼を押しつぶしてしまったのか。
長期休暇を取っていると聞いた時、元々一匹狼的な部分もあった彼に対し、ここで外野が声をかけるのはどうかと思い、様子を見てしまった…。
他人の気遣いが、彼にとって迷惑になるかもしれないと恐れてしまった…。
・自分を含め、誰かが何とかできなかったのかという思い
・何かできたのではないかという思い
・残念という思い
・勿体ないという思い
・なぜという思い
・悔しい思い
正直、どう考えれば良いか分かりません。
でも全て遅すぎたこと。
この先、彼が以前に作った書類やファイルを見るたびに、私の手は止まってしまうだろう。
誰かが何かできたのではないかという思いをずっと胸に秘めて。
私のこれからの目標は、彼が見ても恥ずかしくない仕事をするということになりました。
絶対、見ていてくれているはずですから。
最後に…
○○さん、安らかに眠って下さい。
天国でも大好きなカフェでゆったり読書でもしていて下さいね。
◆◇5・22追記◇◆
すごくプライベートで辛い内容でしたので、ブログに書くことではなかったのかも知れません。
でも、少しでも多くの方に、彼が生きていたという事だけでも知ってもらえたらと思ったら、書かずにいられませんでした。
こんな内容で気分を害された方がいらっしゃるかもしれませんが、ご容赦下さい。
じい太
Posted at 2009/05/22 00:51:24 | |
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