
最近、こんな記事を読みました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200206-00070151-gendaibiz-bus_all
この記事を書いた方は知りませんが、同意だったので、書きます。
マツダファンには不快かもしれませんので、スルーしてください。
私は好きなメーカーは?と聞かれたら、マツダと答えます。
幼いころ、初めて「この車かっこいい!」と指さした車はサバンナRX-3。
学生時代、初めて買ったのがファミリア。新入社員になったその月に5年ローンを組んで買ったのはサバンナRX-7(FC3S)。
家庭状況でミニバンが必要になった時に選んだのはプレマシー。
その間間には他のメーカーの車も乗りましたが、車を買う時に常に考えるのがマツダでした。
それは、マツダならではの走りに注力した車づくりが好きだったから。
限られた資金力の範囲で、豪華絢爛ではないけど、できる限り楽しい走りができる車を作っていました。
現行ロードスターが1500㏄で出てきたときは、やっぱりマツダいいね~と思いました。オープンにはあまり興味ありませんが、走りの楽しさを感じることができる良い車です。RX-7廃盤以降、パワー競争をやめても走る楽しさは変わらずでした。
しかし、マツダはロードスター以降、勘違い?暴走?していると感じます。
端的に言えば、いつの間にかデカい・重い・高いメーカーになってしまった、です。
ロードスターの後、重くなったRFを出したあたりから、デミオやアクセラ等も含めて年次改良を加速させ、1年経てばマイナー前モデルに・・・その度に排気量やパワーが上がり、ユーザーをガッカリさせました。そして豪華路線に舵を切り、CXシリーズは高価になっていきました。
ディーラーも高級な店構えに建て替え、「脱マツダ地獄」を焦るサービスマンが高飛車になってきたのが影響し、評判も売り上げも落ちてきてるようです。
でもそれは、そもそもマツダ本来の魅力、走りの魅力が落ちてきているのが遠因だと思います。
デザイン統一化、ネーミング統一化は異論ありません。企業戦略の一つですから。スカイアクティブXのチャレンジも異論ありません。ロータリー、ミラーサイクル、低圧縮ディーゼル、などみんなマツダのチャレンジスピリットです。
でも私は、デミオではなくスイフトを選びました。このスイフト、実は昔のかっこいい時のマツダのような感じがするんです。マツダよりもマツダっぽいというか(笑)。
小粒でもピリリと辛い、分かる奴にはわかる、実はかっこいい、など、マツダ好きはこんな感じが好きなんです。自ら高級感や美しさを押し出してくるのは、似合わないのです。
高級路線にしたいのは、メーカーとしての夢でしょうけれど、高級路線はトヨタにはかないません。
一時期の80点主義から、廉価版をダイハツに任せ、自前の車を高級路線にし、走りをG'sブランドで差別化を図ったトヨタは今、無敵です。
先日乗ったカローラも、レビューではこき下ろしましたが、カローラにしてはすごくいい走りだったので、トヨタを見直したのは事実です。ヤリスも良い車だと評判です。
リヤサスの比較をする方も多いですね。カローラは4独に進化、マツダ3はトーションバー式に退化、など。
実質的な性能比較は難しいですが、世間的なスペック上は4独が上です。このあたりでもファンをガッカリさせています。
そして、上位車種のアテンザやCX-8は高額すぎで売れません。ネームバリューが伴わないからです。無敵だったレガシィが高級路線に移行して自滅したのと同じです。この価格なら欧州車が買えます。
マツダ3もCX-30も、小さな高級車を狙っているのでしょうけれど、日本では難しいです。
結局、車格に対して高額でデカくて重い車になっただけです。
小さな高級車はトヨタでさえ成功していません。そんなユーザーはやっぱり欧州車を買いますから。
5チャンネル販売の失敗の時のように、ちょっと売れると調子に乗るマツダの悪い癖が出てますね。
Zoom-Zoomが消えて高級感を一生懸命だそうとするマツダの看板を見ながら、トヨタと提携するとこうも変わるのか?と嘆きつつ、マツダはマツダらしく背伸び「しすぎないように」してほしいなぁと想う今日この頃です。
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Posted at
2020/02/07 23:38:17