まづは、お天気である。
「初めて、、天気をはずしたぁ~・・!!」
そう~・・・、世間は、晴れているのに、、丹沢山塊あたりだけが、曇っているのである。
目論見としては、もちろん「ピーカンの晴れ・!!」を、期待していたのであるが・・・・。。
おっかしいなぁ~・・・なぜなんだろう・・。。
山の天気は、変わりやすい・・・とは、聞き及んでいるが・・・。
勝手な推測で恐縮ですが、、、
おそらく、好天で、丹沢山塊に降り積もっていた雪の水分が、蒸発して、この一帯だけが曇ってしまった。。
これじゃぁ~・・・夕方みたい。。
・・・・ということは、、これから、4月5月6月・・・と、なっていった場合、、二日前位に雨で当日は晴れの予報が出てても、、その水分が地表から蒸発すると、その山だけは、「曇り」になる可能性がある・・・チュゥ~ことか・・・????
今後、要チェックのことである・・・・そんな気がしました。
カメラも・・・ご機嫌斜め・!!
平野部は晴れている。
御覧のように、、「大山」・・も、曇り・・!!
目玉商品の「烏(カラス)山荘」も、ご覧のように・・・。
そして、時刻も遅いし、、寂しい山頂です。(10名さま位とスレ違いましたが、皆さん下山途中です)
もうひとつの「目論見・外し・・!」は、・・・・。。
脚力の問題・・・、前回の三の塔は、ヤビツ峠までスカブで行き、そこからスタートし、当然、スカブに戻るために、「ピストン」となった。
しかし、今回は「蓑毛スタート」である。ヤビツ峠までの体力の消耗は、想定外であった。
ヤビツ峠到着まで、一時間半もかかり、時間的損失も加わって、昼食をとったのが、手前の「二の塔」になってしまった。・・・・12:40・・・。。。
そこから、「三の塔」・・・・。。到着したのが、13:30・・!!
やはり晴れてないと、長くは、いられない。
前ページの目論見地図の通り、、「三の塔尾根」を下っていくのであるが・・・、脚力が・・・。。。
最初は楽しかったが・・・
歩けど歩けど・・・・・、、、「なっげぇ~・・・!!」
次第に「膝」にくる。右足の膝の軟骨・・・というより、真裏の「筋」が痛たむ感じになってきた。。
左足は、大丈夫である。
ずんずん降って行っても、、まだこんなもん~・・!!
もうしょうがない、、多少危険ではあるが、、「後ろ向きで・・・下山」する。手すりもないのに、危険であるが、、、、、、かなり注意をはらいながら。。
これが、行けども行けども・・・延々と下だりが続く・・!!
「馬鹿尾根」とは、よくぞ言ったものだ。。などと変な感心をしながら、、途中、4組の下山者に抜かれる。。(塔ノ岳から下ってくる、大倉尾根が、もっともっと長く、、ホントの馬鹿尾根です)
そのうちのひと組に、小学生を連れたお父さんも、二人して「半ランニング状態」で、下山している。
「ちぐじょぅ~・・・!!」
手袋は落とすし、、、、
「ようし~、、5分間だけ、バックしてみよう、、それでなかったら、、諦めよう・・!!」
右膝が、、緊急事態になりかけてる時に、、バックしたのであった。。
落とし場所の当てはあったのである。。
「あったぁ~・・・!!」
「もう、、これから、、紐を付けるかなぁ~・・!!プンプン・・!!」
合計10分間のロス・・!!
気を取り直して。
平坦に近いところは、前向き・・・で、階段状になっているところは、「後ろ向き・・」で。。
「オゥ~・・・いいぞぅ~・・・痛くない・・・・歩ける歩ける・・・」。。
このような尾根が、延々と続く。
まだまだ・・・。。15:16分・・!!大倉(バス停)まで、3・3km・・と書いてある。
ガイドブックでは、この尾根下だり・・は、一時間半となっているが、、それは滅茶苦茶健脚の人のことであろう・・。。
当方は、倍の3時間もかかってしまった。
ようやっと、、登山道出口へ・・・。。ストリートビューで下調べした風景が、出てきた。。
ほっと・・・一安心・・!!
この長い「吊り橋」を渡れば、、、「バス停」だぁ~・・!!
既に時刻は、16:33分。。
この平坦な吊り橋さえ、スタコラサッサ・・とは、もう歩けない。。ゆっくり・ゆっくり歩を進める。
人間、希望が持てると元気が出てくるものだと・・、あらためて知った。
バス停には、20名様くらいの登山客が・・・・、、
「臨時便で~っす」
「おっと・・・ラッキー・・・」
ドッカっ・・と、深々と腰を下ろした時には、この上ない安堵感と疲労感が・・・・。。
バスは、小田急線、、「渋沢駅」に向かうのであった。。
チャンチャン
きんや
編集後記・・・。。
前々回の「陣馬山→小仏峠」・・合計12km弱(道のり)のべ高低差700m(アップダウン繰り返す)
今回の「蓑毛→ヤビツ峠→三の塔→尾根下だり」・・・合計14.km強(道のり)、
登りの高低差900m、下山の高低差900m
ここいら辺が、どうやら「限界」であろう・・・、「限界」を作るつもりはないが、「無理は禁物」だと、
・・・・楽しく、そして健康に・・・が、優先されなければ、、意味がない・・っと、思った。
今回のことで、色々なことを勉強させてもらった。。
天候のこと、足の強さのこと、自身の防衛力・・・雪道とどろんこ道は、通常の35%割増位で、疲れ、同時に体力も使い果たす。などなど、、。。
精神的にも、少しは強くなれた感じもした。
人様に、迷惑はかけられない。自身で、、、どうするか・・・を、考えなくては、ならない。
追伸::
あっつ・・・もう一つ目論見外がありました。。
昼食の時です、れいのコンロと固形燃料で、お湯を沸かしていると、
コンロが転倒して、お湯も半分こぼれてしまいました。お水の予備は、このあとの「飲み水」を計算すると、もう、ありません。。
転倒の原因は、雪の上で、コンロをセットしたことによります。
つまり、温度の上昇とともに、真下の雪が解けて、、台座が傾いたことによります。
想定外でした。
てっきり、雪の下は水平・・・であると、勝手に思い込んでいたフシがありました。
おかげで、滅茶苦茶こ~いぃラーメンスープが出来上がり、濃いのなんのぉ~って・・・。。
タイトルを「三つの想定外・・・」としなければなりませんね~・・。(笑))。。
追加写真地図・・・『蓑毛→ヤビツ峠→三の塔→三の塔尾根→大倉バス停』
15kmは歩いたんだァ^・・!!お尻の筋肉を痛めるわけだぁ~・・。。