私がジープに乗り始めた頃の乗用車には、もう当たり前のようにCDデッキが付いていた。何枚ものCDを格納してジュークボックスのように連続再生する多連装CDチェンジャーもあったし、普及し始めたカーナビの「道は星に聞け」とゆうキャッチコピーに憧れた時代。クルマが今よりもステータスであり、知人達の車にはウン十万円のオーディオやカーナビが装備され、彼らは誇らしげにその性能を語っていた・・・。
でもジープには無縁でした。
ジープの強烈な走行振動では光学式メディア再生は対応できず、世の中の流れに取り残されたように長らくカセットテープに頼っていました。時代がCD→MD→DVD→HDDと変化しても、ジープの置かれた立場に変わりなかった。世の中ではiPodがセンセーショナルにデビューしてSONYのウオークマンが生産中止に。カセットテープも既に過去の遺産であり、もはやジープ用としての音楽ディバイスが消えてしまうと思えた。
そんな時に1台のカーナビが発売され衝撃を受けた。三洋電機のNV-SD10DTである。このカーナビは業界初のシリコンディバイスを備えたメモリーナビで、小型軽量省電力さらに駆動機器を持っていないことによる耐振性の高さが売りだった。このカーナビはジープで初めてまともに安定作動するカーナビとして、多くのジーパー達に歓喜と共に迎え入れられた。もちろん自分もすぐに購入、ジープでカーナビが使える感動をあじわった。
そしてその後、オーディオディバイスも進化が続き、iPhoneを初めとするスマホの時代へ突入する。CDは既にシリコンディバイスに凌駕され消えつつあり、時の流れの速さを感じた。だが、このオーディオ用シリコンディバイスがカセットテープ以来のジープ用音楽ディバイス登場であり、ジープが使えるオーディオ機器が久しく世間標準に追いついた瞬間でもあった。
前置きが長くなりましたが、そんな時代の流れに乗って自分が今使用しているのはcarrozzeria「MVH-790」。FM/AMラジオとUSB+bluetooth仕様デッキで、スマホやiPodなどの外部ディバイスとの接続が可能。CDレスとなったことでデッキの奥行きが2/3となり、ジープのグローブボックス内への装着も容易になったのは嬉しいところ。
USBソケットはエーモンの延長キットを使いインパネに設置。USB接続での音楽再生に対応すると共にスマホの充電も出来る優れもの。更にbluetoothを使いワイヤレスでスマホを接続可能。もちろんスマホ内の音楽データも再生できる。なんか一気に進化してちょっと感動。う~ん快適♪
ジープに乗り始めて20年が経ち、技術革新を振り返りながら「変わらないのはジープだけかな」と微笑しながらブログを書いてみました。
Posted at 2014/03/29 01:11:29 | |
トラックバック(0) |
パーツ | クルマ