目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
以前取付したフリップダウンモニターの調子が悪くなってきたため取り替えることにしました。
今まで約7年使用してきたモニターはメーカー不明のいかにも粗末な作りのものだったのですが、よく長期間持ちこたえたと思います。
最近、スイッチ類が全く応答しなくなってしまいました。
代わりに入手したのがこの日産純正後席専用モニター(8インチ) ディーラーオプションのもので、三洋電機製です。
2
中古品ですが時代的にはC25セレナの頃のものですから製造後7年程度経過しているものと思われます。
入手したものはこの本体のみで、取付ブラケットや配線類は一切ありません。RCAピンの映像・音声端子の他にグレーの6ピンカプラーが付いていたのですが、相手のハーネスがないとつなぐことができないので、グレーのカプラーは切除し、代わりに余っているカプラー(日産のCDデッキ接続用10pin)とハーネス(パナソニックETC用)を再利用してこのモニター用のハーネスを作成しました。
ここにつながる電線は5本で、赤(ACC)、黄(BAT)、橙(イルミ)、白(ルームランプ・ドア連動)、黒(GND)です。(赤と黄は逆だったかな?動作確認時のメモを失くしてしまいました)
3
元々のフリップダウンモニターを外したところです。
四角いプレート(モニター取付金具)をステーとボルトで固定して支持していました。
今回は取付金具が無いので、一から作らないといけません。
4
ルーフトリムを四角い形に切開すると、長穴の開いたルーフ補強材が150mm間隔で入っています。そこに幅20mm厚さ3mmのアルミ材を長さ170mmに切ったものを2本、アルミ材の中心間隔が170mmとなるようにボルト止め(仮止め)します。
M6サイズのボルトと大径のワッシャー、薄型の板ナットを使用してアルミ材をルーフ補強材の長穴部に共締めしてあります。
続いてモニター側のボルト穴の位置(左右方向170mm、前後方向100mm間隔の4箇所)をアルミ材にマーキングします。
5
マーキングしたボルト穴の位置に正確に5mmの穴を開け、M6のタップを通してネジ切りします。
画像のアルミ材の両端の穴は約φ6.5mmでルーフ補強材に共締めする部分、内側の穴はM6ネジ穴となります。
このアルミ材をルーフに再度取り付ければ、モニターの下面からボルトを通すだけで(ナットは使用せずに)締付けができます。
6
別途作成したハーネスと、RCAピンの黄色(映像信号線)をルーフトリム内に這わせ、モニター本体につないだ後、ルーフ側に取付します。
ハーネスの赤・黄・橙線はフロントまで回しナビ裏へ接続、黒は近くの金属部にネジ止めすればよいですが今回は赤黄橙とともにフロントへ回しました。
残りの白線はルームランプのドア連動線につなげばよいので、セカンドシート上のマップランプにつながっている3本のうちの1本(赤/白)につなぎました。
7
ナビのAV機能でTVを選択し、モニターを手動で開くと、映像が出力されました。
モニター裏のRCAピン端子には赤と白の音声信号線が付いていましたが、これに音声信号を入力すると、赤外線式ワイヤレスヘッドホンを使用することができます。でも後ろでモニターを見ている人だけが音声を聞くという場面は想像しにくいですが・・・
しかし、このモニターの側面のカバーを外すとここにもRCA端子が赤白黄の3色とも付いていて、ポータブルプレーヤーやゲーム機などを接続することができます。このような場合には後席専用モニターが単独で動作することになるためワイヤレスヘッドホンが必須となります。
8
フロントとリアの映像を連動させたところです。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク