
今年の初夏にMPV(LV型)が寿命を迎えたので、やむを得ず値段の割に綺麗で走行距離も短めのMPV(LW型)を某中古車屋で購入したのですがが、これが大失敗でした。
契約後、書類が揃ったので持っていくと連絡したところ、担当者は、その日出張なので別の者に言付けておくとのこと。
約束の日に書類を店に持っていった時、「こんにちは~」と私が事務所に入っていくと、一人の男が事務机に突っ伏していました。商談していたときには見たことのない人物でした。
私が「えっ???」と思っていると、その男は寝起きの眠そうな顔をめんどくさそうに上げました。その表情ははっきり「誰あんた?」と言っています。
客商売にあるまじきシチュエーションです。「うわぁ、こりゃとんでもねー店で買ってしまったか」と不安がこみ上げてきました。後で判ったのですが、この男がこの会社の社長でした。
その後、納車日に引き取りに行くと、例によってこの男がまた机に向かって船を漕いでいました。「こりゃ、失敗したな・・・」疑惑が確信に変わった瞬間でした。
また、商談時に店員は「納車前にしっかり整備して消耗品も交換します」とか「小キズはタッチアップします」とか言っていたのに、実際納車されてみると、オイルは真っ黒のドロドロ(まるでディーゼルエンジンのオイル!)、エアフィルターは真っ黒・・・。タッチアップもされてない。
「やっぱりな・・・」と思って整備記録簿を見ると、オイルは交換したことになっている。エアフィルターはこれ(画像)で綺麗なんだそうだ。ブレーキ周りも分解整備してない。しっかり整備するとか言っておいてこの有り様。ちなみにこの店は、自前の整備工場をもって無く外注してるんですが、この記録簿を見て何とも思わないんだから整備工場もグルなんだろうな、きっと。
また、フロントガラスのワイパーふき取り領域がワイパー傷だらけで、それに街灯や対向車のヘッドライトなどが乱反射してギラついて非常に見づらい。日中はギラつかないので現車確認時に気が付きませんでした。どうやったらこんなにひどいワイパー傷をつけることが出来るんだろうか・・・?17万km走った前のMPVだって、ほとんどワイパー傷なんかつかなかったぞ。「前オーナーさんは丁寧に扱ってました」とか店員は言っていたが、それもウソだろう。
後日、マツダに行ってチェックしてもらったら、ATクーラー付近のパイプからATフルード漏れ、リアヒーターパイプからのクーラント漏れ、ラジエーターリザーバータンクの破損などなど総額8万円相当の不具合が発覚。その他、ヒーターが効かないときた。全然整備してねーじゃねーかっ!
最初は直して乗ろうと思いましたが、フロントガラスが夜間ギラつくので交換するしかなく、修理代が全部で20万くらいにはなってしまうので、あきらめて買い換えることにしました。
客にウソをついてでも「売ったもの勝ち・騙されるアホが悪い」という倫理がまかり通っている中古車屋があることがわかりました。また、安くても保証無し(納車前整備付きでも現状渡し)の車はやめたほうがいいということも。少し中古車購入のノウハウを学ぶことができましたが、非常に高い授業料になってしまいました・・・
Posted at 2009/09/25 21:51:56 | |
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