
先日、仙台市の少し手前の名取市まで支援物資輸送をしてきました。
そして無事に帰還しました。
皆様からいろいろご心配頂きましてありがとうございます。
今回行った名取市は海に近い仙台空港から少し内陸に入った地域です。
仙台市との境は名取川が流れております。
震災直後の津波によって多数の被害者が出て、そのご遺体の収容が周辺一帯が水没してしまい困難を極めた仙台市若林区は、名取川の対岸の地域です。名取市も津波による被害が大きかった場所です。
今回、自分が納品に行った場所は少し内陸部で津波による被害が辛うじてなかったみたいです。届け先会社の敷地のフェンスの所まで津波は来ていたみたいです。
届け先の方の身内は幸い無事との事でしたが、自宅がダメージを受けたみたいです。
被災地では現地の方々にご迷惑をかけてしまうといけないので早々に退散しましたが、仙台空港の近くまでは車で行くことができましたので少し立ち寄りました。
津波によって水没した車がひっくり返っていたり、放置されていたりまた、泥や樹木、ゴミなどがあちらこちらに散乱していました。途中のセブンイレブン等は店舗看板付近まで水没した跡が残っていました。
さすがにそれ以上の無駄な散策は不謹慎なのでやめました。
このような被害の様子はマスコミにより報道されている通りです。
今回、実際に被災地に行って見て思いました。
現地でも大変な燃料不足だということ。
ガソリンスタンド付近では歩道に長い車の列。
基本的には人が乗っておらず、自宅が無事な方は帰宅、または避難所にいるそうです。中には車中泊されてる方もいました。
そんな中、自分は国道4号線を60キロで燃費走行してました。
そうすると後方から何台かの現地ナンバーの車に煽られました。
その後車線が増えたので、かなりの勢いでパスしていきましたが…
どうなんでしょうか?
燃料が無くて寒さに震えながら避難生活をしている人やガソリンが無くて安否確認をしに行けない人や配給を貰いに行けない人が同じ県内や隣の県にいますよぬ?
燃費よく運転して皆にガソリンが回るようにとは考えられないでしょうか?
同じくそれは被災地以外にも言えることだと思いますが…
自分は仕事でガソリンを使っていますが、震災以降は特に燃費よく乗ろうと努力しています。
未曾有の大震災という危機的状況下、皆さん大変なのはわかりますが、配慮を欠いた行動は止めて頂きたいと切に願います。
そんな中に温かい話もありました。
自分は東北道ではなく下道の国道4号線を北上したのですが途中、福島県に入ったぐらいからかなりの勢いで雪が降っていました。そして、震災の影響で福島の手前で土砂崩れで通行止めで迂回になっていました。その迂回路はとても狭く大型車がやっとすれ違えるぐらいの道幅の急坂でした。そこで、スピンしてくの字に曲がったトレーラーとスタックして登れない車などで大渋滞。雪が降るなかみんなで車を押したり、大型車のチェーンを巻くのを手伝ったりと助け合っていました。
そして別れ際に道路状況の情報交換をしてお互いに気をつけて!と声を掛け合っていました。
名前も知らない人と短い時間ですが一期一会の出会いがとても温かく嬉しく感じました。
困ったときは助け合いなんだと痛感させられた一時でした。
長文最後までお付き合いありがとうございました。

Posted at 2011/03/18 21:48:39 | |
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