<ホンダ、2008年よりFCXの限定販売を開始>の記事を発見しました。当初カナダのバラード社が一世風靡していましたが、今はどうなんでしょう?。昨年あたりにあまり業績が宜しくないと聞いてはおりますが・・・・。燃料電池車の分野においては、日本が頭ひとつ抜けている印象です。実際メルセデス、トヨタ、ホンダの3社の車に実際に乗って、技術屋さんの話を聞く限りの話ですが・・・。特に国産は、ロードノイズしか聞こえない位動力源は静かでしたね・・。ただし現状ですと水素ステーションの建設には様々な法的な制約が多く、天然ガススタンドよりとても比較にならない程、安全対策が採られています。車の値段もさることながら、水素ステーションの設置における規制緩和を進めないとあまり現実味を帯びてこないでしょう。さて水素はどうやって作り出すか、天然ガスか灯油かはたまたLPガスか?。現状は、13A天然ガスから水素を取り出すのが主流のようです。自分は文系なのでよくわからないのですが、日本の周りは海に囲まれているのですから、海水から何とか水素を取り出せないかなあ?と貧乏な考えを持っています。海水をろ過して、塩分を抜き、化学反応させて水素を作る。化学反応をさせるのも燃料電池から行う・・・・コストがかかりすぎますね(反省)。因みに車で燃料電池車が普及すれば、家庭での燃料電池の普及の追い風になるでしょう。何故かって?。動いているもので信頼性があるなら、普段定位置にあるものの方が作るのがたやすいからです。ただし家庭用燃料電池には弱点があります(ガスコージェネレーションでもいえる事ですが)。それは熱の利用をうまくしないと、うまみが無くなる点です。現状エネルギーを100として、約30%が電力で残りの50%が熱という比率になります。皮肉った表現をすれば、発電機能付ガス湯沸かし器という感じです。価格が3~5年程度で余計なイニシャルコストを回収できるほどになり、発電効率が上がれば、実用化に弾みがつくのでしょうが・・・。せめてヨーロッパ並にガス料金が安ければ、それなりにメリットが出るんでしょうね・・・・・・。